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ウェンブリー・スタジアム (1923)


ウェンブリー・スタジアム (1923)


ウェンブリー・スタジアムWembley Stadium)は、イングランド・ロンドンのウェンブリー地区に1923年にオープンしたサッカースタジアム。2002年で使用を終了し建て替えられた。当項目では2002年まで使用された施設についてを扱う。新スタジアムはウェンブリー・スタジアムで記す。

歴史

1923年4月28日にブリティッシュ・エンパイア・エキシビション・スタジアムとして開場(1924年から1925年にかけて開催された大英帝国博覧会の主要施設であったため)、同年のFAカップ決勝戦も開催された。

ウェンブリーのシンボルであるツインタワーやナショナル・フットボール・ミュージアムも併設していた。1934年にはエンパイア・プールが完成している。

1948年開催のロンドンオリンピックのメインスタジアムに選ばれ、陸上競技においてフランシナ・ブランカース=クンとエミール・ザトペックの活躍が注目を集めた。そのほかにもホッケーとサッカーの準々決勝および決勝、乗馬、ラクロス(公開競技)の決勝が開催された。 その後、陸上競技場として用いられたダートトラックはドッグレースの会場として利用された。

1966年開催のFIFAワールドカップ決勝では、延長の末イングランドが西ドイツを破り初優勝。エリザベス2世女王からジュール・リメ杯が授与され、イングランド代表の地元優勝に歓喜が沸いた。

1995年開催のアンブロ・カップでは、日本がイングランドと対戦した。

1996年にはユーロ96が開催。ドイツが東西再統一後初優勝。

その後、老朽化のため、2000年のFAカップ決勝(チェルシーVSアストン・ヴィラ)をもっていったん閉場。2003年に取り壊され、2007年に現在のウェンブリー・スタジアムが完成した。

コンサート

コンサート会場としての使用も多かった。1972年8月に行われたロンドン・ロックンロール・ショーを皮切りに、1985年7月13日開催のライヴ・エイドではデヴィッド・ボウイ、クイーン、ポール・マッカートニー、ダイアー・ストレイツ、U2らが出演。1988年には同様のチャリティーコンサートであるヒューマン・ライツ・ナウ!とネルソン・マンデラ生誕70歳トリビュートコンサートが開催された。その他にもマイケル・ジャクソンやマドンナ、クイーン、ジェネシス、ザ・フーなど様々なアーティストが単独ライブを行った。

その他

1971年から1991年の間には女性のフィールドホッケーが度々開催された。

1975年には米国の伝説的なスタントマン、エベル・ニーベルが14台のバスをバイクで飛び越える世界記録に挑戦し、90,000人の観衆を集めたが着地の際に失敗し、ニーベルは重傷を負い、記録更新も叶わなかった。なお、ニーベルはこの事故から数ヶ月にオハイオ州のテーマパーク、キングスアイランドにて14台の記録に再度挑戦し成功、無事に記録を更新している。

1992年にはWWEの夏の大一番と位置づけられているサマースラム92が開催され、格闘技・レスリングイベントとしては最多の80,355人を動員している。

脚注

関連項目

  • ウェンブリー・スタジアム - 現在の新しくなったウェンブリー・スタジアム

外部リンク

  • Wembley trivia
  • Virtual tour
  • Extract from Vintage Speedway Magazine – Wembley The Last Amen
  • White Horse Cup Final – The Times

Collection James Bond 007


Text submitted to CC-BY-SA license. Source: ウェンブリー・スタジアム (1923) by Wikipedia (Historical)


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