グウィネズのエドワード1世の城郭と市壁 (Castles and Town Walls of King Edward in Gwynedd)は、イギリス・ウェールズにあるUNESCO世界遺産。13世紀に建てられた4つの城の総称である。
これらの城は、ウェールズ公国を征服したイングランド王エドワード1世によって建てられた。1283年から1290年代にかけ建設を始めた城ばかりである。全てが軍事要塞の役割を担っており、平定されたとはいえいかにウェールズの反抗が激しかったかを物語るものである。これらの城の設計はすべてマスター・ジェイムズと呼ばれた一人の建築師(石工の棟梁)によって行われたという。
アングルシー島ビューマリスにある。1295年から建設されたが未完成のまま現在に至る。メナイ海峡を挟んで、ウェールズ抵抗運動の激しいGarth Celynに面するよう設計された。
グウィネズ州カーナーヴォンにある城。1283年より建設が始められた。イギリス王太子の称号プリンス・オブ・ウェールズにゆかりのある城である。
コンウィ州コンウィにある城。1283年から1289年にかけて建設された。
グウィネズ州ハーレフにある城。1283年から1289年にかけ建てられた。15世紀にはウェールズ大公の末裔を名乗るオーウェン・グレンダワー軍がこの城に立てこもり、7年間イングランド軍に包囲されていた。
この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
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