淵神社(ふちじんじゃ)は、長崎県長崎市淵町にある神社である。旧社格は県社。
長崎市街地の西側、稲佐山の山麓にあり、神社に隣接する長崎ロープウェイ淵神社駅から山上へ向かうロープウェーが運行されている。
田心姫命・市杵島姫命・湍津姫命(宗像三女神)を主祭神とし、相殿に天御中主神・高御産巣日神・神産巣日神・菅原大神・金毘羅大神を祀る
延命寺の開基龍宣が宝珠山万福寺を建立し、その鎮守社として弁財天を祀ったのが当社の始まりである。天文年間、キリシタンによって寺とともに社殿が焼かれ、以降再建されないままであった。寛永11年(1634年)、万福寺とともに弁財天社が再建され、淵村の総鎮守として信仰された。
明治元年(1868年)の神仏分離令により、弁財天は市杵島姫命の本地仏であるので、祭神を宗像三女神に改め、「淵神社」を称する神社となった。明治7年5月に村社に列格し、昭和18年、県社に昇格した。昭和20年(1945年)8月9日、原爆により本殿が倒壊し、昭和35年(1960年)に再建された。
イタリア人以外で初めてフェラーリをデザインした奥山清行が奉納したフェラーリを描いた絵馬と同氏がデザインした長崎ロープウェイのゴンドラ[1]
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