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パヤータイ駅


パヤータイ駅


パヤータイ駅(パヤータイえき)はタイ王国のバンコク都ラーチャテーウィー区にある、タイ国有鉄道(SRT)、エアポート・レール・リンク(ARL)及びバンコク・スカイトレイン(BTS)の駅である。

乗り入れ路線

タイ国鉄の東本線、エアポート・レール・リンクの路線、バンコク・スカイトレインのスクムウィット線の合計3路線が乗り入れ、接続駅となっている。スクムウィット線の駅には「N2」、エアポート・レール・リンクの駅には「A8」の駅番号が付与されている。

タイ国有鉄道

概要

タイ国鉄による正式分類上では「駅」より格下の「停車場」である。このためパヤータイ停車場が正式名称となる。旅客線としては東本線が乗り入れており、ホームが設置されている。このほか、当駅の西方で北本線の駅に短絡する貨物線が乗り入れており、デルタ線となっている。

当駅を含めた周辺区間は複線で敷設されたが、エアポート・レール・リンクの建設に際しては、マッカサン駅の西方で本線から短絡線が分岐するように改められ、並行していた二線のうち一線分がフアマーク駅まで撤去され、撤去により空いた用地を利用してエアポート・レール・リンクの高架橋が建設されている。そのため、当駅の旅客線は単線で、上り列車と下り列車が同一ホームに発着している。

歴史

1908年1月24日、当駅付近を含むタイ国鉄東本線第1期区間バンコク(クルンテープ駅) - チャチューンサオ間が開通。1936年には、当駅の東方のマッカサン駅と、西方の北本線チットラッダー王室駅との間を短絡する貨物線が開通し、当駅付近では東線の本線と短絡線が並行して敷設されていた。

  • 1908年1月24日 【開業】クルンテープ駅 - チャチューンサオ駅 (60.99km)

駅構造

単式ホーム1面2線の地上駅である。かつては相対式ホーム2面2線であったが、エアポート・レール・リンクの建設に伴い縮小され、貨物線側のホームは撤去されている。上屋は無くホーム上に待合室がある。

隣の駅

タイ国有鉄道
東本線
ウルポン停車場 - パヤータイ停車場 - ラーチャプラーロップ停車場

エアポート・レール・リンク

概要

2010年8月23日に正式開業。バンコク都内からスワンナプーム国際空港へ向かう始発駅である。開業当初は各駅停車の SA City Line のみが発着していたが、2011年6月1日より当駅発着のSA Expressが追加された。ただし2014年に休止し、その後事実上廃止となった。

歴史

  • 2010年8月23日 【開業】スワンナプーム駅 - パヤータイ駅 (28.6km)
  • 2011年6月1日 【列車種別追加】当駅発着のSA Expressが運用開始。
  • 2014年4月14日 【列車種別休止・廃止】SA Express休止。その後再開されることなく廃止。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。スカイトレインの高架橋のさらに上をエアポートリンクの高架橋が直交して乗り越すオーバークロス構造になっている。当駅からチャオプラヤ川以東まで延伸される計画があるため、終端部はホームの少し先に設置されている。

SA Expressが設けられていた時期はSA ExpressとSA City Lineは改札入口直後で分岐し、SA Express利用者は改札直後に待合スペースが設けられていた。尚、改札には係員が常時待機して誤入場をチェックしていた。

バンコク・スカイトレインの駅との間には二階に連絡通路が整備されており、雨天時等の連絡に配慮されている。この連絡通路は開業時にはなく、開業後に建設された。

のりば

隣の駅

エアポート・レール・リンク
エアポート・レール・リンク
ラーチャプラーロップ駅 (A7) - パヤータイ駅 (A8)

バンコク・スカイトレイン

歴史

  • 1999年12月5日 - スクムウィット線1期区間として、駅が開業。

駅構造

パヤータイ通り(北へ行くとパホンヨーティン通りに繋がる)の直上にある高架駅。U2階がコンコース・改札階、U3階がホーム階である。ホームは相対式2面2線を有している。2014年より可動式ホーム柵(ホームドア)の使用を開始した。

のりば

隣の駅

バンコク・スカイトレイン
スクムウィット線
アヌサーワリーチャイサモーラプーム駅 (N3) - パヤータイ駅 (N2) - ラーチャテーウィー駅 (N1)

駅周辺

  • パヤータイ通り
  • キングパワー免税店
  • シー・アユタヤ通り
  • スアンパッカード宮殿
  • サイアムシティホテル
  • パヤータイ1病院
  • BSVホテル
  • KSLタワー
  • コーンケン・シュガー・インダストリー本社
  • 畜産局
  • タイ王国陸軍医療部
  • 勉強ラジオ局
  • 教育テレビラジオ局
  • パヤータイプラザビル
    • 国立教育試験研究所
  • ラクシュミーヴィラース宮殿(閉鎖)
  • タイ王室後援サイジャイタイ財団
  • サンティラートウィタヤライ学校
  • ファヤタイ学校
  • アムヌアイシン学校
  • マヒドン大学薬学部
  • シリピンヨービルディング
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脚注

参考文献

  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目

  • タイの鉄道駅一覧

外部リンク

  • BTS パヤータイ駅 駅周辺地図

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: パヤータイ駅 by Wikipedia (Historical)


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