フィナンシャル・ディストリクト (Financial District) は、ニューヨーク市マンハッタン区ダウンタウンにある地区である。この地区は世界最大の金融街であり、ウォール街も含まれている。ここにはニューヨーク証券取引所、ワールドトレードセンター、フェデラル・ホール、ニューヨーク連邦準備銀行などが位置している。
この地区の人口は56,000である。
この地区は17世紀後半のニューアムステルダムの市街地の境界とほぼ一致し、シティ・ホール・パーク以南の地域をほぼ含むが、バッテリー・パークおよびバッテリー・パーク・シティは除かれる。この地区の中心はウォール・ストリートとブロード・ストリート (en) の交差点であると見なされることが多い。この地区の北東部分(フルトン・ストリート (en) およびジョン・ストリート (en) 沿い)は、二十世紀初頭には多数の保険会社 (insurance company) が本社や支社を構えていたことから、インシュアランス・ディストリクト (Insurance District) として知られていた。
20世紀終盤までは、このエリアはオフィス街であったが、1990年代からオフィスビルはマンションへと転換されつつあり、住宅街の様相も見せつつある。
ブロードウェイに沿ってティッカー・テープ・パレード(紙テープパレード)が行われることから、この地区は「英雄たちの峡谷」(Canyon of Heroes) とも呼ばれる。
出典
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