リバプール・ストリート駅(リバプール・ストリートえき、Liverpool Street station、または London Liverpool Street)は、ロンドン都心部、シティ・オブ・ロンドンの北東部に位置するターミナル駅である。シティの金融街が駅の南側に広がっており、超高層ビルが林立している。
イギリスの鉄道駅として、乗降客数はウォータールー、ヴィクトリアに次いで3番目に多い(ロンドンの鉄道駅#駅の概況参照)。 ネットワークレール (Network Rail) によって運営されている18の鉄道駅のうちの1つである。この駅の運賃区分はトラベルカード (Travelcard) ゾーン1に含まれる。
リバプール・ストリート駅は、グレート・イースタン鉄道(GER)によってショーディッチにあったビショップスゲート駅に代わるロンドンの終着駅として1874年に開業した。当時スラム街の中心だったショーディッチはロンドン市民の通勤用途として利便性が悪く、GERはより南下した場所への駅の建設を計画したが、市当局より許可が下りなかった。その後、王立ベスレム病院などが建っていた場所へと計画を変更し、1864年に建設の認可を受けた。これに伴い路線および駅舎建設用地に居住していた住民約10,000人が強制立退きとなり、同用地にあったCity of London TheatreおよびCity of London Gasworksの建物は取り壊された。
駅の設計は同社の主任技士エドワード・ウィルソンによって行われ、ロンドンを拠点とする大手建設会社である、ルーカスブラザーズ主導のもと建設された。
第一次世界大戦中に、ドイツ空軍 Gotha bomber 航空機による攻撃をロンドンの中で最初に受けた場所である。1917年5月の空襲では1,000ポンド爆弾により162人が死亡した。第二次世界大戦の空襲でも被害を受けた。
リバプールストリートはロンドン・スタンステッド空港、ケンブリッジ、ローストフト、グレート・ヤーマス、ノリッジ、イプスウィッチ、チェルムズフォード、コルチェスター、ブレイントゥリー (Braintree)、及びハリッジ港を含む東部イギリス、同じように北東の多くの郊外の駅への運行を行っている。ここはロンドンの中でも繁栄しているコミューター駅の1つである。ハリッジ (Harwich) へのデイリー急行列車はハリッジから Hoek van Holland へのフェリーに接続している。リバプールストリートからの列車はリヴァプールへ運行を行っていない。
ロンドン地下鉄駅の接続はサークル線、メトロポリタン線、ハマースミス&シティー線上に sub-surface プラットホーム (1875年に開業) を設けている。3路線共通の西側の駅はムーアゲート駅であり、東側の駅はサークル線及びメトロポリタン線のアルドゲイト駅である。ハマースミス&シティー線の次の駅はアルドゲイト・イースト駅 (Aldgate East) である。
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