セビリア空港(セビリアくうこう、Aeropuerto de Sevilla)は、スペイン・アンダルシア州セビリアにある国際空港である。サン・パブロ空港とも呼ばれる。
アンダルシア州ではマラガに次ぐ第二の空港で、セビリア市内から北東へ約10kmに位置している。1992年のセビリア万博にあわせ大幅な拡張工事が行われた。2005年の乗降客は350万人を超え、2004年の267万人から大きく増加した。IATA空港コードはSVQ。
ホセ・ラファエル・モネオによる空港ターミナルビルの設計には、セビリアの歴史と文化が反映されており、モスク、宮殿、オレンジの樹がデザインモチーフとなっている。
国際線も就航しているが、全体のフライトの約80%が国内線である。
1914年にモロッコからの最初の飛行機が、セビリア・タブラーダ(Tablada)の軍用空港予定地に着陸した。その後1915年にその地で小型飛行場建設が開始された。1919年に最初の民間航空機がセビリア~マドリードに就航。タブラーダ民用飛行場が開港した。1927年4月にスペイン航空会社連合社(Unión Aérea Española)がマドリード~セビリア~リスボン航路を開始。1929年にセビリア空港が開港。マドリード、カナリア諸島、ベルリン、バルセロナ等の航路が開始された。
スペイン内戦の時代には、セビリア空港はアフリカからの軍の到着地となり、イベリア航空がその航空輸送を担当した。1945年9月から大西洋横断便が就航。
ターミナルビルは1つ。就航している航空会社は下記の通り。
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