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福渡温泉


福渡温泉


福渡温泉(ふくわたおんせん)は、栃木県那須塩原市(旧国下野国)にある塩原温泉郷の一つの温泉。国道400号を渓谷沿いに上り現れる塩原十一湯の2番目の温泉で、温泉宿が8軒ある。文豪たちに愛された渓谷美が美しい場所である。

泉質

  • 塩化物泉・炭酸水素塩泉・単純温泉
  • 源泉温度:40 - 50℃

効能

  • きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童

※注 : 効能はその効果を万人に保証するものではない 

温泉街

大網温泉から箒川の上流約2kmほどに位置し、左岸に古くからの温泉街が広がる。右岸の下流寄りにキャンプ場やコテージ、テニスコートなどを備えた塩原グリーンビレッジがある。国道400号は、温泉街の中では上下線が離れた位置を通り、福渡橋で右岸西側の丘陵地に渡る。塩原街道の旧道は左岸に沿って直進する。塩原温泉旅館組合加盟の温泉宿が6軒あり、これらには前述の塩原グリーンビレッジと右岸西側丘陵地の大江戸温泉物語かもしか荘(2023年夏にTAOYA塩原に改称予定)、亀の井ホテル塩原(旧かんぽの宿塩原)も含まれるが、亀の井ホテル塩原は塩の湯温泉からの引き湯を利用している。

福渡橋からは塩原渓谷の名所の一つ「天狗岩」の全貌を見ることができる。橋の近くの福渡温泉神社は1445年に創建、1888年に現在地に遷宮され、1995年に那須塩原市の有形文化財に指定されている。橋を渡った先の塩原温泉天皇の間記念公園には、塩原御用邸の建物の一部が移築されている。

温泉街から箒川を渡った対岸には、岩の湯、不動の湯という2つの露天風呂の共同浴場があった。住民や宿泊者以外は協力金を支払うことで入浴できていたが、不動の湯はたびたび盗撮やAV撮影が行われ風紀が乱れたことを要因として2015年6月1日に閉鎖、岩の湯は、落石の危険性から閉鎖された。  

歴史

当地にかつてあった和泉屋旅館は1536年(天文5年)創業の歴史を持つ。横山大観や竹久夢二、野口雨情らが泊った別館は、展示施設「文学亭」として活用されていたが、2020年に破産した。

1884年(明治17年)に塩原街道を整備した栃木県令の三島通庸は、福渡に別荘を構えた。1902年(明治35年)にこの地を訪れた当時の皇太子は感銘を受け、三島彌太郎により献上され塩原御用邸となった。戦後は厚生省に移管し、1948年7月15日に中途視覚障害者更生施設国立塩原光明寮が開設されたのちに国立塩原視力障害センターに改称。2013年廃止。

1937年(昭和12年)に省営バスが開通し、古町温泉に塩原温泉駅が開業するまでは、古町・畑下・門前とともに塩原温泉郷の中心であった。 1949年2月25日、福渡大火に見舞われ多くの旅館が焼失する。1944年8月から1948年3月まで塩原に疎開していた浮世絵師の川瀬巴水は、大火の5日後には預かった見舞金を携えて火事見舞いに訪れた。

1962年、塩原開発により屋外スケートリンク「塩原スケートセンター」開業。スケート場の営業は2002年に終了し、跡地は塩原グリーンビレッジのオートキャンプサイトなどになっている。

交通

  • 鉄道 : JR宇都宮線西那須野駅よりJRバス約35分、「塩原福渡」下車。(東北新幹線那須塩原駅からは約58分)
    • 野岩鉄道上三依塩原温泉口駅からゆ~バスで約28分、「塩原福渡」下車。
  • 車:東北自動車道西那須野塩原ICより国道400号へ約20分。

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • 塩原温泉旅館組合
  • 塩原温泉11湯 福渡(那須塩原市による紹介)

 


Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 福渡温泉 by Wikipedia (Historical)


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