アルセナル・フトボル・クルブ(スペイン語: Arsenal Fútbol Club, スペイン語発音: [arˈsenal ˈfutβol ˈkluβ])は、アルゼンチン・ブエノスアイレス州アベジャネーダ・パルティードのサランディ地区を本拠地とするサッカークラブである。アルセナル・デ・サランディ(スペイン語: Arsenal de Sarandí, [arˈsenal de saɾanˈdi])とも呼ばれる。
アベジャネーダ・パルティードはブエノスアイレスの南部郊外にあり、マタンサ川でブエノスアイレスと隔てられている。同じアベジャネーダ・パルティードのアベジャネーダ市にはラシン・クラブとCAインデペンディエンテが本拠地を置いている。クラブ名はイングランドの名門アーセナルFCに、クラブカラーはラシン・クラブ(水色)とCAインデペンディエンテ(赤)に由来する。
アルゼンチンサッカー協会 (AFA) 元会長のフリオ・グロンドーナ(インデペンディエンテのサポーターでもあった)と弟のエクトル・グロンドーナによって1957年に創設された。
2006年にスペインのFCバルセロナと若手選手の育成を目的とする業務提携を結んだ。2007年にはコパ・スダメリカーナで優勝し、クラブ史上初となる国際タイトルを獲得。なお、本来のアルセナルのホームスタジアムであるエスタディオ・フリオ・ウンベルト・グロンドーナが規定の観客収容人数を満たしていなかったため、急遽ラシン・クラブのホームスタジアムであるエスタディオ・プレシデンテ・ペロンで行われた。この試合の放送で解説を担当した亘崇詞によると、アルセナルの選手全員の給料を足しても、クラブ・アメリカのフェデリコ・インスア一人の給料に満たないという。2008年にはスルガ銀行チャンピオンシップでJリーグカップ(ナビスコカップ)王者のガンバ大阪に勝利して優勝した。2012年のコパ・リベルタドーレスではボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)、フルミネンセFC(ブラジル)、サモラFC(ベネズエラ)と同組となったが、ボカとフルミネンセの壁は厚く、2勝(ともにサモラFCから)4敗のグループ3位でグループリーグ敗退となった。クラウスーラ2012ではクリスティアン・カンペストリーニ、ギジェルモ・ブルディッソ、フェリクス・レギサモンなどを擁し、組織力と守備力を武器に上位を保ち続け、第18節では優勝争いのライバルボカ・ジュニアーズにラ・ボンボネーラで3-0と完勝した。CAティグレと同勝ち点ながら得失点差で上回り、首位で最終節を迎えると、最終節ではCAベルグラーノを1-0で下し、リーグ初優勝を決めた。
アルセナルのライバルはキルメスAC、ラシン・クラブ、CAインデペンディエンテである。
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou