株式会社コーセー(英語: KOSÉ Corporation)は、主に化粧品の製造、販売を行う日本の企業である。
美しい知恵 人へ、地球へ。
正しきことに従う心
創業者である小林孝三郎の座右の銘。これは創業以来の企業精神の根幹であり、コーセーグループのコンプライアンス経営の要と位置づけられている。
日本の化粧品大手。創業当初から美容部員により店舗での対面販売形式をとり、現在では多様な販売チャンネルを通じて展開する日本の大手化粧メーカー。1960年代後半より中国、香港、韓国などのアジア市場への参入を積極的に進めている。
当初は「KOSEI」というブランド名で事業を展開していた。1991年に改称され「KOSE」と表記したが、英語圏で「コウズ」と読まれてしまうのではないかと危惧したため、「KOSÉ」(Eのところにアクセントをつける)と表記を改めた。この小林コーセーの時代から使われてきたコーセーの社名・ブランド名は、前身の小林合名会社を創業した小林孝三郎の「孝」と、誠実の「誠」から取ったものとされる。
製品面では、化粧業界初の美容液とパウダーファンデーションのカテゴリーを成形し、ファンデーションとスキンケアに力を入れている会社である。また、夏用リキッドファンデーションや水あり水なし両用2ウェイファンデーションを作り出した会社でもある。
企業理念は「美しい知恵 人へ、地球へ」のもとに美にまつわるあらゆる知恵を出し合う姿勢を取っている。また、人々のために、そして大切な地球の未来のために、役立てていこうという企業姿勢も示している。
中長期的な会社の経営戦略としては、新規事業と海外事業拡大を柱とする「成長ドライバーへの注力」、セレクティブブランド事業とコンシューマーブランド事業を軸とする「基幹ブランド事業収益拡大」、コスト競争力・企業保有資産のパフォーマンスの工場による「経営基盤の強化」の3つの基本戦略に取り組んでいる。
高級スキンケア用品を得意とするアルビオンおよび2014年4月に買収した米国タルト社が子会社として業績に寄与。
2014年10月に化粧品が免税対象商品に加わったことにより、訪日観光客(インバウンド)による消費、特に中国人観光客による爆買いが大きな売り上げになっていた。しかし、円安・元高基調が崩れたことに加え、中国政府が2016年4月に化粧品の関税を10%近く引き上げたことから、日本国内で化粧品を購入する割安感が薄れる。こうした事情を背景に、コーセーは中国人に人気のある「雪肌精」について、中国国内用に容量と単価を見直して買いやすくした。
また、それに先立つ2011年、中国国内においてリブランディングに着手。小林一俊社長の号令で、コーセーの活動理念「良い商品を、良いお店で、きちんと売る」に立ち戻る構造改革に着手。現在の中国国内における好調な売り上げの背景になっている。
ファンデーション系のイメージモデル
コーセーコスメニエンスのセルフ販売商品ファンデーション系のイメージモデル
メイクアップのイメージモデル
コーセーコスメニエンスのセルフ販売商品メイクアップのイメージモデル
その他化粧品ブランドのイメージモデル
その他モデル
特記事項
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