新井薬師前駅(あらいやくしまええき)は、東京都中野区上高田五丁目にある、西武鉄道新宿線の駅である。駅番号はSS05。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホーム有効長は8両編成分である。当初は島式ホーム1面2線だったが、後に相対式ホームに改修されている。ホームは急カーブ上に立地している。
下りホーム側に立地する駅舎に南口改札が、上りホーム側に直結して北口改札がある。北口は初電から上り終電までの営業である。各ホームは跨線橋により連絡している。トイレは駅舎の改札内に立地するが、多機能トイレは併設されていない。
急カーブが続いており、特に上り列車は1969年の跨線橋設置以降、ホームの乗客および運転士からの見通しが非常に悪くなったため、以後必ず列車進入時に手前の踏み切り通過後に警笛を鳴らす(当駅沼袋寄り位置にいるか、および上りの乗車で必ず確認することができる。以前は空気タイフォンのみだったが、2000年2月21日以降は、電子ホーン対応の車両では電子ホーンを鳴らす。)
しかし、40年以上続いたこの事例も、将来地下化されることで解消される見込みである(後述)。
2011年8月に都市計画決定した中井 - 野方間の連続立体交差事業案では、島式ホーム1面2線を有する地下駅となる予定である。
これにより、当駅は、現在の位置よりも北側へ移動し、地上からの深さは約15 - 16m、トンネル幅約16 - 17mを有する構造となる見込みである。
2014年1月から工事を着手している。東京都が、2013年4月1日付で国土交通省から事業の認可を取得した時点では、完了予定日を2021年3月31日としていたが、事業に必要な用地の取得状況により、2027年3月31日に延期された。
2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は18,321人であり、西武鉄道全92駅中48位。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。
駅南側に新井薬師前駅停留所 があるが、系統によって停車する場所が異なる。また、中野駅行のみ停車する降車専用の新井薬師前駅北口降車場停留所が駅北側の東亜学園高等学校前に設置されている。
国際興業バスと関東バスで共同運行を行う池11系統以外は全て関東バスのみによって運行されている。以下で示すのりば番号は関東バス公式サイト「関東バスナビ」で表示されている便宜上の番号であり、実際の停留所には表記されていない。
西武新宿線の南側を並行する東西の道路(五中つつじ通り)に設置されており、北野神社(中野通り)を経由する路線が発着する。
のりば1(りそな銀行 新井薬師出張所前)
のりば2(りそな銀行 新井薬師出張所向かい側)
西武新宿線の踏切を渡る南北の道路に設置されており、中野五丁目(早稲田通り)を経由する路線が発着する。
のりば3(三菱UFJ銀行ATMコーナー付近)
のりば4(miniピアゴ 新井5丁目店付近)
中13は中野駅→中野五丁目→新井薬師前駅→北野神社→中野駅と循環する路線であるため、両方の停留所を経由する。
以前は東京駅北口、代田橋、新宿伊勢丹前(新宿三丁目駅)、豊島園(急行)、南田中車庫、城北高校前、西武百貨店前(池袋駅東口)など多くの行先の路線が存在し、都営バス、西武バスなども乗り入れていた交通の要であったが、順次廃止された。
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