発達心理学(はったつしんりがく、英: developmental psychology)は、人の加齢に伴う発達的変化を研究する心理学の一分野。
かつては、子どもが大人になるまでの過程が発達であると考えられていたが、現在では老年期までも含め、人は生涯を通して変化・成長を続けるものと捉えられるようになったため、発達心理学の研究対象も、加齢による人の一生涯の変化過程となった。一生涯を研究対象とする視点を強調するために、生涯発達心理学と呼称される場合もある。研究領域は、各発達段階での心的、社会的、身体的な発達とそのための条件、また発達を阻害する要因や発達障害などが含まれる。
発達段階ごとに区分された、乳児心理学、幼児心理学、児童心理学、思春期心理学、青年心理学、中年心理学、高年心理学、老年心理学などは発達心理学の下位領域と見なされる。近年、これらに加えて、胎児期や壮年期の研究も増えている。
エリク・H・エリクソンによる発達段階:
乳児・幼児の区切りは三歳児神話・3年保育の一般化により、3歳が区切りであるし小学校入学は6歳でもある。※欧米だと年少・年中がプレスクールで、年長のみが幼稚園(ほぼ小学校のようなカリキュラム)としているため5歳となっている。児童期の幅は大きく、低学年は幼児っぽさが残っている。小学3~5年生はギャングエイジという仲間意識を身に付ける年齢であり、スポーツではゴールデンエイジと言って最も伸びる時期でもある。また最近の子は成長が早く、6年生は思春期に入っており学級担任制が難しくなっている。6・3制の本家アメリカでは5・3・4制(または4・4・4制)が主流になっており、日本でも5・4制を導入したほうが良いという意見もある。青年期は英語圏ではティーンエイジャーであるが、日本では1年前倒しの中高生という言い方が一般的である。成年期においては結婚・出産年齢が大きく左右し、最近は晩婚化・未婚・DINKsが増えており一律ではなくなった。また平均寿命が延びたことにより前期高齢者(65~74歳)は元気になっており、まだまだ社会で活躍したいという人も増えている。また終活ブームといって、死後に対して自分で責任をもつという考え方がでてきた。
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