株式会社日本サンガリアベバレッジカンパニー(にほんサンガリアベバレッジカンパニー、英語: Japan Sangaria Beverage Co., Ltd.)は、大阪府大阪市東住吉区中野に本社を置く飲料メーカーである。ブランドステートメントは「はてしなく自然飲料を追求するサンガリア」。
創業者の石山正二が、1951年(昭和26年)、大阪にて「石山食品工業社」を設立。創業当初より瓶入り清涼飲料・乳酸菌飲料・乳飲料の製造及び販売を専業とする中で、日本万国博覧会が開催された1969年(昭和44年)にUCC上島珈琲が発売し、評判となった「UCCコーヒー」に続く形で、1971年(昭和46年)に発売した「サンガリア缶コーヒー」を発売。
「サンガリア」の由来は唐代の詩人・杜甫の代表作『春望』の冒頭「国破れて山河あり」。1974年(昭和49年)に社名もサンガリアに改名。また、この時期に同社の代表商品ともなる「サンガリアラムネ」を発売し、缶入りラムネとしてロングセラー商品となった。また、加温ができるペットボトル容器の開発(1997年)や、凍らせても大丈夫なペットボトル容器の開発(2003年)を日本で初めて行った。
自社ブランドによる販売地域は当初、本社のある大阪を中心とした近畿地方に限定されていたが、知名度の向上により全国展開するようになった。
同業他社では自動販売機での缶入り飲料の標準販売価格が130円(場所によって異なる)となっているが、現在でも100円で販売されている。自動販売機には「100円売りです」の表示がなされている。また100円均一ショップやディスカウントショップなどでの廉価販売用としての卸も行っている。
近年は酒類の製造販売にも乗り出しており、リキュール類の製造免許を持ちチューハイの製造販売を行っているほか、焼酎やビール等の製造試験免許も取得している。加えて炭酸水の製造販売にも力を入れている。
出典:沿革 1951〜1999年(サンガリア公式サイト)、沿革 2000年〜(サンガリア公式サイト)
1980年代には阪神タイガースの現役選手(岡田彰布・川藤幸三・池田親興ら)をテレビCMに起用し、素人丸出しでペーソス溢れる演技が評判を呼んだ。独特のお笑い・お色気感覚のCMは、ローカルCMを紹介する全国ネットのバラエティ番組に「関西代表」としてしばしば取り上げられ、同社の名前を広めることにも貢献した。また、テレビアニメではテレビ大阪制作のテレビアニメ「トミカ絆合体 アースグランナー」と「マジカパーティ」の7月放送分に提供した。
※現在・過去の者を含む。
スローガンは、「はてしなく自然飲料を追求するサンガリア」。商品のラベルにも小さく記載されている。(甘味料や着色料を使用した商品など、一部にはない)
「1、2、サンガリア」の歌の作詞・作曲は、社長の石山豊。
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