輪島市(わじまし)は、石川県の北西部に位置する市。能登半島北部の奥能登の中核となる市であり、輪島塗や朝市などで知られる。
能登半島の北西部に位置し、市中心部から石川県庁(金沢市)までは約120kmの距離にある。市域の北側は日本海に面しており、総延長が約81.8km(島部を含む)に及ぶ海岸線は能登半島国定公園に指定されている。市域は面積426.32km2、東西約42km、南北約31kmに及ぶ広さである。
典型的な日本海側気候、北陸地方の天候のため冬季に極めて雨や雪、それに伴う雷が多い。市域全域が豪雪地帯に指定されている。
なお、大雪予想などで「気象庁輪島測候所上空5000 mの寒気団」という文言がニュースに取り上げられる影響から、輪島付近がとても寒く、雪が多いイメージを持たれることがあるが、これは輪島で北陸・中部唯一の気象庁の高層気象観測が行われており、北陸および日本の重心に近いため寒気の観測に適していることによる。そのため他の北陸地方と大差はない。気温に関しては金沢市よりは低く富山県富山市や福井県福井市と同程度、降雪量に関してはむしろ金沢市や新潟県新潟市に比べやや少なく、富山市や福井市よりかなり少ない。上記の通り豪雪地帯に指定されているものの、豪雪地帯は北陸地方全域が指定されているため、この面においても特別雪が多いことを示すものではない。
輪島市は古くから港町として知られており、中世には三津七湊という日本を代表する港の一つとなり、北前船の寄港地とされた。室町時代には国人の温井氏が天堂城を築城し、戦国時代に入ると温井氏の城下町として栄えた。
第4回輪島市長選挙 2018年3月11日執行 投票率69.92
第3回輪島市長選挙 2014年3月9日告示 無投票
第2回輪島市長選挙 2010年3月14日執行 投票率78.3%
第1回輪島市長選挙 2006年3月19日執行 投票率64.4%
輪島市では輪島塗や朝市といった豊富な観光資源により県内外を問わず1年を通して多くの観光客が訪れており、観光関連の産業が盛んである。朝市通りをはじめ市内各地には漆器店、土産物店、飲食店、宿泊施設などが多く立ち並んでいる。また東海北陸道の全線開通により中京方面からの観光客が能登半島地震前の1.4倍になるなど飛躍的に増加している。2014年1月1日現在、朝市の休業は毎月第2・第4水曜日と1月1~1月3日である。
伝統工芸輪島塗が全国的にも有名である。輪島塗は職人や技術者による手作業の工程を幾重にも繰り返され完成するが、木材加工から漆器製造、販売に至るまでこれらの関連産業に従事する者も多い。
漁業も盛んであり、暖流と寒流が交わる沖合の天然礁の好漁場により1年を通じ豊富な魚介類の水揚げに恵まれ、輪島港の水揚げ高は県内一となっている。
輪島港は冬場にはズワイガニの水揚げ量も県内一であり、さらにこのズワイガニの水揚げ量は日本海側の港の中でも有数のものとなっていて冬期の貴重な観光資源ともなっており、このために遠く関東、関西からも観光客が訪れている。天然フグの水揚げが2015年度は440トンで日本一となっており「輪島ふぐ」として商標登録されている。輪島の海女(あま)は、日本海のアワビやサザエ、海藻などを伝統的な素潜りの形態でとる漁を行うが、1990年から1991年のピークには7、8、9の3か月でアワビ約40トン、サザエ約280トンの漁獲があった。輪島の現役海女の数は10代から70代までの200人ほどになっており、一地域の海女の数としては世界一となっている。2014年6月、石川県無形民俗文化財に指定された。
臨空産業団地:能登空港開港を期に、輪島市南部の空港隣接地に新たに造成された。空港に隣接して奥能登各地より等距離にあり、なおかつ珠洲道路沿いにある利便性により現在のところ、こちらに本社を完全移転した企業を含む数社が事業の拠点を構えている。
標高567mの高洲山に日本海防衛の要となる輪島分屯基地がある。
廃校は
廃校は
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市内に鉄道路線はなく、JTB時刻表によると輪島駅前バス停(輪島と表記)が中心駅の扱いとなっている。最寄り駅は穴水駅。
ほか、門前・三井・南志見・町野各地区ごとのイベントなど多数。(昔から能登全体が祭り多き地として著名)
通年
など
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