入間市駅(いるましえき)は、埼玉県入間市河原町にある、西武鉄道池袋線の駅である。駅番号はSI23。
歴史
- 1915年(大正4年)4月15日 - 豊岡町駅(とよおかまちえき)として開業。
- 1967年(昭和42年)4月1日 - 入間市駅に改称。
- 1974年(昭和49年)4月27日 - 新ホームおよび橋上駅舎使用開始。
- 1983年(昭和58年)12月28日 - 南口交通広場利用開始。
- 1992年(平成4年)5月12日 - 橋上駅舎改築使用開始。
- 1993年(平成5年)
- 4月1日 - ペデストリアンデッキ完成。
- 9月11日 - 駅構内改良工事完了、ホーム3面4線化。
- 9月22日 - 駅ビル「西武入間PePe」オープン。
- 12月6日 - 待避設備の使用開始に伴い停留場から停車場に昇格。特急列車の停車駅に加わる。
- 2011年(平成23年)4月28日 - 定期券売場の営業が終了。
- 2016年(平成28年)4月16日 - 発車メロディを「茶摘み」に変更。
- 2019年(平成31年)3月15日 - この日をもって1番ホームが使用停止、特急券回収終了。翌16日から下り特急は2番ホームで客扱いを行う。
駅構造
単式ホーム1面と島式ホーム2面4線、計3面4線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。1番ホーム(現在使用停止中)と2番ホームは同じ線路を共用している。
ホームと改札階との間は階段のほかエスカレーターとエレベーター(1番ホームを除く)により連絡している。トイレは2階改札内にあり、多機能トイレも設置されている。このほか改札外の南口駅前広場に公衆トイレがある。
駅の前後はS字型の急カーブになっている。
のりば
(出典:西武鉄道:駅構内図)
- 内側2線(3番ホームと4番ホーム)が主本線、外側2線(1・2番ホームと5番ホーム)が待避線である。
- 1番ホームは有効長が7両分で、下り特急専用ホームとして使用され、出入口には中間改札が設置されていた。しかし、8両編成の西武001系「Laview(ラビュー)」が運行開始された2019年3月16日のダイヤ改正以降、1番ホームは使用停止・閉鎖され、2番ホーム側で客扱いを行うように改められた。なお、上りの特急は5番ホームに停車する。
- 2016年4月16日より、発車メロディ「茶摘み」を導入している。
特徴
- かつては当駅を通過する旅客営業列車が設定されていたが、特急「ちちぶ」・「むさし」が当駅に停車し始めた以降も引き続き通過していた特急「おくちちぶ」が2003年3月12日に廃止されたため、同日以降は特急を含む全旅客営業列車が停車するようになった。また、有料座席指定列車「S-TRAIN」は土曜・休日ダイヤのみ当駅に入線し、上下列車とも停車する。
- 通常、始発・終着列車は設定されていないが、毎年11月3日に開催される航空自衛隊入間基地航空祭の開催時のみ臨時の始発・終着列車が設定されている。この際構内に折り返し線が存在しないため、2番ホームに到着した当駅終着列車は仏子駅の中線まで回送の上折り返し、始発列車は5番ホームに入線する。この列車はかつては仏子発着として運転されていたが、折返しが煩雑であるため、現在は入間市駅 - 仏子駅間は回送での運転に変更した。
- 急行以下の列車は、当駅で特急・快速急行・S-TRAINの待避を実施するものがある。
- 2022年ダイヤ改正より、副都心線直通列車は朝夕のみの設定となり、日中は当駅に停車しなくなった。
利用状況
2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は28,740人であり、西武鉄道全92駅中29位。
近年の1日平均乗降人員および乗車人員の推移は下記の通り。
2007年度までは概ね34,000人台で推移していたが、2008年度は三井アウトレットパーク 入間が開業したことなどもあり、利用者が前年度統計よりも約2千人以上増えた。2009年度以降は前年度統計より減少し、2011年度には34,000人台に戻っている。
駅周辺
入間市の行政・商業の中心で、市役所の最寄り駅であるが、市域の中では端に位置しており、北隣の狭山市との市境付近に位置する。実際、北東に900mしか離れていない東隣の稲荷山公園駅の所在地は狭山市である。
埼玉県西部地区有数の大型店・映画館集合地域である一方、駅前から集合住宅も多数立ち並び、その結果、西武入間ペペ・丸広百貨店入間店・サイオス・ipotなど商業施設を含むビルの群と集合住宅が混在する。
南口からは狭山市駅、河辺駅、箱根ケ崎駅、武蔵藤沢駅方面の路線バスが発着しているほか、2022年2月に閉店したザ・モールみずほ16の無料送迎バスも発着していた。
徒歩圏には豊岡・入間向陽の2校の県立高等学校があり、さらに私立の東野高等学校へのスクールバスが発着している。(東野高校へは路線バスでもアクセスことができる。)そのため、朝間は東京都心方面に向かう通勤・通学客とこれらへ通学する学生・生徒の流れの大部分が逆向きに合流し、階段や改札口が混雑する原因の一つとなっている。
コミュニティ放送局FM茶笛の最寄り駅でもある。
- 南口
- 入間市役所
- 入間市市民会館・入間市立中央公民館
- 入間市運動公園
- イルミン(入間市市民活動センター・入間市男女共同参画推進センター)
- 入間市産業文化センター
- 入間市児童センター
- 入間市防災センター
- 埼玉県狭山警察署(最寄り駅は稲荷山公園駅)
- 狭山保健所(最寄駅は稲荷山公園駅)
- 航空自衛隊入間基地(最寄り駅は稲荷山公園駅)
- 入間市立豊岡小学校
- 入間市立東町小学校
- 入間市立豊岡中学校
- 入間市立東町中学校
- 埼玉県立豊岡高等学校
- 埼玉県立入間向陽高等学校
- 埼玉県立狭山経済高等学校(最寄り駅は稲荷山公園駅)
- 東京家政大学 狭山校舎(最寄り駅は稲荷山公園駅)
- ジョンソン・タウン
- 埼玉県営彩の森入間公園
- 入間郵便局
- 埼玉りそな銀行 入間支店
- 武蔵野銀行 入間支店、狭山西支店(同一店舗での営業)
- 飯能信用金庫 入間支店
- 西武入間ぺぺ
- 入間ぺぺ内郵便局
- いなげや ina21
- カーブス
- キャンドゥ
- 銀座コージーコーナー
- ドラッグセイムス
- 日高屋
- ポポラマーマ
- マクドナルド
- 丸広百貨店入間店
- ipot
- 入間ショッピングプラザ サイオス
- ファッションセンターしまむら 入間店
- 入間第一ホテル
- 北口
- 旧石川組製糸西洋館
- 旧黒須銀行
- 飯能信用金庫 黒須支店
- 入間黒須郵便局
- 黒須公民館
バス路線
一般路線・コミュニティバスはいずれも西武バスが運行(ないし受託)。
隣の駅
- 西武鉄道
- 池袋線
- ■特急「ちちぶ」「むさし」・□S-TRAIN停車駅
- ■快速急行
- 小手指駅 (SI19) - 入間市駅 (SI23) - 飯能駅 (SI26)
- ■急行・■通勤急行・■快速・■準急・■各駅停車(通勤急行は上りのみ運転)
- 稲荷山公園駅 (SI22) - 入間市駅 (SI23) - 仏子駅 (SI24)
- 当駅と仏子駅の間には、1917年(大正6年)から1953年(昭和28年)の間に黒須駅という貨物駅が存在していた。
脚注
注釈
出典
- 埼玉県統計年鑑
- 西武鉄道の1日平均利用客数
関連項目
外部リンク
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