佐々木 望(ささき のぞむ、1967年1月25日 - )は、日本の男性声優、歌手。広島県広島市出身。インスパイア所属、ダーナ・ワークス業務提携。
日本ナレーション演技研究所の2期生に特待生として入学。声優になったきっかけは大学に行こうと思って勉強をしていた頃にドラマに興味を持ち始めたという。しかし「劇団とかってお金もかかるから無理だろうなあ」と思っていたという。その頃、新人育成オーディションの受験を声優志望の友人に誘われ一緒にオーディションを受けたところ合格したからである。
1986年に『ドテラマン』(短鬼役)で声優デビュー。
1980年代末から1990年代前半にかけては、『AKIRA』(鉄雄)、『ここはグリーン・ウッド』(蓮川一也役)、『おぼっちゃまくん』(柿野修平役)、『桃太郎伝説 PEACHBOY LEGEND』(桃太郎役)、『21エモン』(21エモン役)、『幽☆遊☆白書』(浦飯幽助役)、『うしおととら』(蒼月潮役)、『ゲンジ通信あげだま』(源氏あげだま/あげだマン役)、『キャプテン翼』(大空翼)、『銀河英雄伝説』(ユリアン・ミンツ役)など、多くの作品で主人公やメインキャラクターの声を演じた。1990年代は、声優雑誌やテレビ番組『はなきんデータランド』の人気声優ランキングで1位を獲得した。アニメ部門では『幽☆遊☆白書』の浦飯幽助、OVA部門では『うしおととら』の蒼月潮がそれぞれ1位を獲得した。
1989年にテレビアニメ『鎧伝サムライトルーパー』の主演男性声優5人で声優音楽ユニット「NG5」を結成。このユニットはアニメ業界のみならず、多くの一般マスコミに取り上げられるほどの人気となった。
アーツビジョンを退所後、長い間フリーで活動していたが、2001年に81プロデュースの所属となる。2013年11月をもって81プロデュースを退所し、再びフリーとして活動することになった。
2014年11月4日、株式会社アールアールジェイは「kikubon(キクボン)」(声優による小説の朗読を聞くことができる、スマートフォン限定のサービス)において、『銀河英雄伝説』のOVAで唯一アニメ化されていなかった「ユリアンのイゼルローン日記」販売を発表した。
2013年、東京大学文科一類に一般前期試験で合格し、声優の仕事のかたわら休学期間を挟みながら通学。2020年に法学部を卒業した。卒業まで、入学していたことを公表していなかった。同年、全国通訳案内士(英語)を合格取得していることを発表した。
冷静な少年役から熱血野郎役、3枚目役まで、演じる少年の役柄は幅広い。
趣味は読書、語学。特に英語は、海外でのアニメコンベンションで通訳を介さず英語でインタビューに答えるほどの実力であり、英語検定1級を取得していることを2009年に発表した。
「昔からヘンな声だから」と自分の声は嫌いだった。小学生の時、初めて自分の声をテープに録って聞き、大きなショックを受けた。その後、3日ぐらい喋らなかったぐらいで、1996年時点でもあまり好きではないという。
かつては高めの声が特徴であったが、経歴を重ねるにつれ低くなっている。声の変化について、「煙草や酒で喉を壊した」「咽の手術をした」といわれていたが、佐々木はFC内で「手術はしていないし、するような病気もしていない」とコメントしている。近しい人々によると、実際は「ある作品で声を非常に酷使したため」とも言われる。佐々木本人は「その作品に迷惑がかかるといけないから」との理由で、公にコメントは行っておらず、今後もする予定はないという。
2008年4月に発売された声優雑誌『hm3 SPECIAL』において「叫びの多い役とライブが重なったことで喉が炎症を起こし、スケジュールの調整がきかず、仕事を続けた結果悪化した。若い頃からの発声法に無理があったと指摘され、トレーニングをして発声法を変えていった」と語っている。
太字はメインキャラクター。
1988年5月(舞台)
1989年8月(舞台)
1991年8月(舞台)
2006年6月9日(朗読会)
2008年4月19日(朗読会)
2012年9月15日(朗読会)
2013年10月5日(朗読会)
2014年9月20日・21日(朗読会)
2018年2月17日・18日(佐々木望プロデュース公演)
2020年1月16日〜17日(朗読劇)
2022年6月22日・25日(朗読劇)
2022年9月3日
2022年10月29日~30日
2023年3月30日
2023年5月16日~5/21日
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