雑色駅(ぞうしきえき)は、東京都大田区仲六郷二丁目にある、京浜急行電鉄(京急)本線の駅である。駅番号はKK18。
駅名は、開業当時の地名である雑色村に依る。「雑色」は鎌倉時代に宮中の雑役を務めた地名だが、明治末期に六郷村に編入され、地名は駅名のみに残る。
相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。駅舎は下り線側にあり方面ごとに改札が分かれていたが、2015年6月27日に駅舎を若干横浜寄りに移設して改札が集約された。
連続立体交差工事前は上下線とも地上駅で、駅舎から上り線ホームへ構内踏切で、のちに地下道で連絡していた。
2021年(令和3年)度の1日平均乗降人員は27,889人で、京急線全72駅中17位。普通のみが停車する京急線の駅で最も乗降人員が多い。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。
大田区六郷地域の拠点として、駅の東西両側に長く伸びた比較的大きな商店街を形成し、駅の東側にオーケーストアの大型店(サガン店)が在る。また、3大ハンバーガーショップであるマクドナルド・ロッテリア・モスバーガーが全て駅前に存在する珍しい地域である。駅前は車通りは少なく、主に歩行者や自転車が通る道路となっており、バスやタクシー乗り場は駅前には存在しない。当駅周辺は低層の建物が多いが、少し離れた国道沿いやバス通り沿いに中・高層のマンションが並ぶ。大田区の都市計画事業で付属道路や駅前広場の整備が計画されているが進行していない。
駅付近は連続立体交差事業と並行して行われる第一京浜の拡幅工事とそれに伴う用地買収の進展の影響で、第一京浜の西側と京急線の間で、用地買収された空き店舗が増加しているが営業する店舗も多く、事業認可がなされていないことから一部に暫定的に将来の道路予定地として仮設駐車場・駐輪場が設置されている。
文教施設
金融機関
商業施設
最寄りのバス停は徒歩3分の雑色駅通りで、京浜急行バスの下記路線バスが乗り入れている。
雑色商店街の3月最終日曜のさくらまつり、8月の最終土曜・日曜のサマーフェスティバル、6月の六郷神社例大祭、それぞれに際し、バス通りは規制されて国道15号(第一京浜)へ迂回となりバス停も移設される。
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