『LEVEL 4』(レベル・フォー)は、globeの9枚目のフルアルバム。発売元はavex globe。
解説
2003年3月26日にシングル『get it on now feat. KEIKO』と同時発売。オリジナルアルバムでは初めてCCCDを導入した。globeにYOSHIKIが加入した後に初めて発表されたオリジナルアルバムである。ただし、2002年11月27日にシングルとして発売していた『seize the light』以外にYOSHIKIが手掛けた楽曲は存在しない。楽曲制作以外では小室哲哉と連名でシンセサイザーを演奏している。なお、その後のglobeとYOSHIKIのコラボレーションに関してはglobe extremeの項を参照。
「まず音色を制作する現場の人達が、僕らの作った音色を楽しんで欲しい」というコンセプトで制作された。小室の作業が立て込んでいる時はYOSHIKIがボーカルディレクションを行った。
シンセサイザーはKORG KARMA・Access Virusシリーズ・Nord Lead3・Elektron Machinedrum・microKORG・Roland V-Synthをメインに使用された。「get it on now feat. KEIKO」「INSIDE feat. MARC」「blow」においては、Roland V-Synthに取り込んだKEIKOの声をバリフレーズ機能等で作り込んで鳴らした。
収録曲
全作曲・編曲:小室哲哉(5・7を除く)
- out of©control
- 作詞:小室哲哉 Rap詞:MARC(本曲のみMARC'S PART Words表記)
- 本作と同時発売である29thシングルのカップリング曲。
- 表記はないがアルバムバージョン。
- メロディが一瞬でひらめいた後、歌詞も書き始めて3~4時間で出来た。
- get it on now feat. KEIKO
- 作詞:小室哲哉 Rap詞:MARC
- 本作と同時発売である29thシングル。
- アルバムの中で最後に出来た曲。
- weather report
- 作詞:小室哲哉 Rap詞:MARC
- テーマは「携帯機器で全てを済ませた気になっている様な、ライフスタイルの歪みを俯瞰で眺める主人公」。
- メロディは「TM NETWORKに近いポップな感じ」と称している。
- THE BOX
- 作詞:KEIKO&小室哲哉
- テーマは「現代のライフスタイルの歪み」「進みすぎて、遅れすぎているバランスの悪さ」で、タイトルはそれによる閉塞感を表した。
- this is the last night
- 作詞・作曲・編曲:MARC
- 現在globeの楽曲で小室が制作に携わっていない唯一の曲。
- INSIDE feat. MARC
- 歌詞表記はないがインストゥルメンタルではなく、マークのラップが随所に挿入されている。
- 一部のメロディで使われているKEIKOの声はサンプリングではなく、音声合成である。
- 「アイウエオ」と言ってもらったものを取り込めば、仮歌が作れる機械を1999年からある楽器メーカーと共同で開発していた。その試作機を使って出来た曲。
- seize the light
- 作詞:YOSHIKI&小室哲哉 作曲・編曲:YOSHIKI Additional Arrangement:小室哲哉 Rap詞:MARC
- 28thシングル。テレビ朝日系海外ドラマ「ダークエンジェル」日本イメージソング。
- 表記はないがアルバムバージョン。
- blow
- 「INSIDE feat. MARC」と同じノウハウで作った。
- テーマは「最後の曲の前だから、少し肩の力が抜けるように」作ることを心掛けた。
- compass
- 作詞:KEIKO Rap詞:MARC
- 28thシングルのカップリング曲。
- 表記はないがアルバムバージョン。
クレジット
- All Synthesizer Performed : 小室哲哉&YOSHIKI
- Produced : globe
- Mixed : Dave Ford, 小室哲哉
- Mastered : 前田康二
- Engineered : 佐竹央行, 若公俊広, Troy Gonzalez, 杉山勇司, Dokk Knight
- Synthesizer Programming : 岩佐俊秀
- A&R Chief : ほしのしげのぶ
- A&R : ごとうけんご, 佐々木淳
- Supervised : 下川大介
- Production supported : おおきけんと
- Advisory produced : 千葉龍平, 新崎英美
- General produced : 林真司, 大下勝朗, 土屋純一
- Executive produced : 松浦勝人
- Art Direction, Design : THROUGH.
- Photographer : 舞山秀一
脚注
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