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デビッド・ロス (野球)


デビッド・ロス (野球)


デビッド・ウェイド・ロスDavid Wade Ross , 1977年3月19日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州ディケーター郡ベインブリッジ出身の元プロ野球選手(捕手)、監督。

経歴

プロ入り前

高校卒業時の1995年のMLBドラフト19巡目(全体527位)でロサンゼルス・ドジャースから指名されるが、契約せずにオーバーン大学へ進学。

2年時の1997年にはカレッジ・ワールドシリーズに出場する。

その後フロリダ大学へ編入し、1998年には63試合に出場して打率.332、19本塁打、69打点と活躍。チームのカレッジ・ワールドシリーズ進出に貢献する。この時はジョシュ・フォッグ、ブラッド・ウィルカーソン、マーク・エリスらとチームメイトであった。また2大学でのカレッジ・ワールドシリーズ出場は数少ないケースである。

プロ入りとドジャース時代

1998年のMLBドラフト 7巡目(全体216位)で再度ドジャースからで指名され、契約。プロとしてのキャリアをスタートさせる。

2002年には6月29日にメジャー初昇格を果たすが3試合のみの出場で、控え捕手であるチャド・クルーターが故障者リストから戻ってくるのと同時に、傘下のAAA級ラスベガス・フィフティワンズへ降格となった。AAA級ラスベガスでは計92試合に出場し、打率.297、15本塁打、68打点を記録し、9月1日のセプテンバー・コールアップで再昇格を果たす。翌2日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦は、6回終了時点で10対0と大差をつけていた。勝利を確信し、レギュラー選手を下げ始めた7回、ロスはデーブ・ロバーツに代わる代打として打席に立ち、メジャー初安打となる二塁打を打つ。さらに18対0となった9回には、敗戦処理で登板したマーク・グレース一塁手が投げた70mph(約113km/h)の球を打ち、メジャー初本塁打を放った。これは野手からのメジャー初本塁打という珍記録となった。

2003年、2004年はポール・ロデューカの控え捕手として過ごした。

パイレーツ時代

2005年開幕直前の3月30日に金銭トレードで、ピッツバーグ・パイレーツへ移籍した。しかしウンベルト・コタ、ライアン・ドゥーミットに次ぐ3番手で、出場機会は限られていた。

パドレス時代

2005年7月28日にJ.J.ファーマニアックとのトレードで、サンディエゴ・パドレスへ移籍するものの、パドレスにはラモン・ヘルナンデスらがいたため、さらに出場機会は減った。

レッズ時代

2006年3月21日にマイナー選手とのトレードで、シンシナティ・レッズへ移籍し、正捕手となる。開幕から好調で8月頭までは3割を超える打率であった。フィールドが狭く打者有利のグレート・アメリカン・ボール・パークを本拠地とするチームへ移籍したことで、持ち前のパンチ力が生かされ、わずか247打席で21本塁打を放った。2007年は開幕から不調でシーズンを通して打率2割前後を推移。8月13日のパドレス戦では本塁上のクロスプレーでマイク・キャメロンと交錯、脳震とうを起こし故障者リストに入ったが、最短の15日で復帰した。

2008年は打率.231、3本塁打と不振が続き、8月10日にDFAとなった。その後、19日に放出された。

レッドソックス時代

2008年8月22日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結び、29日にメジャー昇格。シーズンオフの10月30日にFAとなった。

ブレーブス時代

2008年12月5日にアトランタ・ブレーブスと300万ドル+出来高330万ドルの2年契約で合意。

2010年7月27日に2012年シーズンまでの2年契約を結んだ。

2012年10月29日にFAとなった。

レッドソックス復帰

2012年11月10日にレッドソックスと2年620万ドルで契約に合意し、11月14日に球団が発表した。

2013年5月11日のトロント・ブルージェイズ戦で負傷し、翌12日に7日間の故障者リスト入りした。6月25日に60日間の故障者リストに異動となり、8月19日に復帰した。36試合に出場して打率.216、4本塁打、10打点、1盗塁を記録した。ポストシーズンではディビジョンシリーズからロースター入りし、4試合に出場。ワールドシリーズにおいては、勝ち試合全てスタメン起用され、第5戦では決勝二塁適時打を放つなど、ワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。

2014年は50試合に出場したが、打率.184で自身10年ぶりに2割を切るなど、打撃面では低調な成績に終わった。また、盗塁阻止率がキャリア最低の22%に終わるなど、守備面での衰えも見せた。オフにFAとなった。

カブス時代

2014年12月23日にシカゴ・カブスと総額500万ドルの2年契約を結んだ。

2015年4月5日のセントルイス・カージナルスとの開幕戦では、レッドソックス時代からバッテリーを組んでいたジョン・レスターとの相性を買われ、先発出場した。5月9日のミルウォーキー・ブルワーズ戦では8回裏に投手としてメジャー初登板、7月26日のフィラデルフィア・フィリーズ戦では9回表に2度目の登板を果たした。シーズン終了後、翌2016年シーズン限りで現役を引退する意向を表明した。

2016年は自身9年ぶりとなる2桁本塁打を記録するなど、少ない打席数ながらOPS.784と、自身の通算成績の平均水準を上回った。チームにとって71年ぶりの出場となった2016年のワールドシリーズでは最終第7戦の6回に中継ぎエースだったアンドリュー・ミラーから現役最後の安打となるソロ本塁打を放った。チームは108年ぶりのワールドシリーズ制覇を果たし、引退の花道を飾った。

引退後

2017年4月12日、リグレー・フィールドで開催された試合前の始球式を務め、捕手役のレスターに対してストライクゾーンへ見事な投球を披露した。

2020年シーズンからはカブスの監督を務める。

プレースタイル

晩年はジョン・レスターの専属捕手として知られた。打撃面ではパンチ力があり変化球を苦にすることもないが、積極的すぎる面もあり三振が多い。守備面では変化球の捕球には少し難があるが、肩は強く通算盗塁阻止率34.7%を誇る。(同時期のメジャー平均は約28%)。

詳細情報

年度別打撃成績

年度別投手成績

年度別守備成績

捕手守備
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号

  • 40(2002年 - 2004年)
  • 29(2005年 - 同年途中)
  • 9(2005年途中 - 同年終了)
  • 26(2006年 - 2008年途中)
  • 28(2008年途中 - 同年終了)
  • 8(2009年 - 2012年)
  • 3(2013年 - 2016年)

脚注

関連項目

  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 R
  • メジャーリーグベースボールの監督一覧
  • シカゴ・カブスの歴代監督一覧

外部リンク

  • 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
  • David Ross (@D_Ross3) - X(旧Twitter)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: デビッド・ロス (野球) by Wikipedia (Historical)


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