『特命リサーチ200X』(とくめいリサーチ にせんエックス)は、1996年10月27日から2002年1月27日まで日本テレビ系列局で放送されていた日本テレビ製作の情報バラエティ番組。その後も2002年2月3日から2004年3月7日まで『特命リサーチ200X-II』( - セカンド)と題して放送されていた。
11年半にわたって放送された『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の後番組として放送を開始。制作会社は引き継がれたが出演者・内容は変わり、『元気が出るテレビ!!』のおふざけ的要素が排除され、より硬派な番組となった。毎回さまざまな超常現象や現代の奇病などについて調査し、それらの原因についてまとめた映像をドラマ仕立てのパートも交えながら見せていた番組。調査内容は放送開始当初はUFOやUMA、また口裂け女を初めとしたとした都市伝説や心霊現象、FBIが行っている科学捜査の最新事情の紹介がメインであったが、放送時期後半ではダイエットや肩こり、冷え性等の健康に関するテーマにシフトしていった。ほか、環境問題の日常生活との関わりや学術的なものからレストランの食べ放題で効率的に食べる方法など生活に密着したものまで幅広いものだった。
制作陣の吉川圭三の談話によると、マイケル・クライトンの初期小説や「謎の円盤UFO」「怪奇大作戦」などの集団で謎に取り組む作品がこの番組の企画の基礎だったという。
番組は各回での調査・報告内容を、架空の民間調査機関「ファー・イースト・リサーチ」(通称:F.E.R.C.)のエージェントたちがクライアントからの依頼で作成したという「極秘調査報告ファイル」に基づくものとして紹介していた。また番組公式サイトに寄せられた視聴者からの調査依頼も番組で取り上げ、それらの投稿者を「個人クライアント」と呼んでいた。通常は1回の放送で複数の依頼があったが、稀に番組全編を使って1件だけを報告することもあった。調査結果の報告終了後にはルームメンバー同士によるやり取りがあり、その際にコメディリリーフ的な役割の人物がオチを担当するエピローグがよく流されていた。
毎回の調査・報告内容は、番組「独自の調査」によるものとされている。エンディングのスタッフロールには、調査に使用した施設や参考文献などを「リサーチ協力」として提示していたものの、それらは施設名や書名を出すだけの非常に簡素なものだった。なお、そういった調査・検証をいったい何処の誰が行い、結論を出してまとめているのかについては曖昧にされていた。はっきりとした原因を突き止められなかった現象については、とりあえず「真相がわかり次第、追って報告する」というナレーションで締めくくってその場は終了とするのが恒例になっていたがその後も続報が無く、番組自体の終了によって結局解明されないままとなった依頼も少なくなかった。
余談ではあるが、本番組放送期間中の大半においてそれまで「企業最前線」だった日本テレビローカルの企業紹介インフォマーシャル番組が、「企業リサーチ200Z!」と改題されていた。
1996年10月27日から2002年1月27日までの5年3か月間は、『特命リサーチ200X』と題して放送。この当時は以下のメンバーが出演していた。視聴率は通常18%前後を記録し、時には20%を超えることもあった。『ザ!鉄腕!DASH!!』と『知ってるつもり?!』の合間に挟まれ、特に日曜日のドル箱的存在でもあったため、日本テレビの看板番組の一つでもあった。
以上のほか、宇津井健と古尾谷雅人がゲスト出演したこともある。
2002年2月3日からレギュラー放送最終回の2004年3月7日までは、『特命リサーチ200X-II』( - セカンド)と題して放送。稲垣吾郎演じる伊達徹が、ファー・イースト・リサーチ社で新たに立ち上げられる新チーム「柏木ルーム」に異動したというストーリーで始められた。自身の不祥事によって芸能活動を自粛していた稲垣の活動再開に合わせた形となっている。ドラマパートは前作とは異なり、フレームレートを落とした映画風の画質になった。この頃になると、『NHK大河ドラマシリーズ』(NHK総合テレビジョン)のみならず『どうぶつ奇想天外!』(TBS)、『笑う犬の冒険』→『笑う犬の発見』(フジテレビ)など、各局がぶつけてきたコンテンツが功を奏したのか、視聴率は10%前後と特命リサーチ200X時代より低迷していた。
2004年12月19日放送の単発スペシャル『特命リサーチ200X ウワサの真相解明ファイル 最強調査チーム再結集』には、『特命リサーチ200X-II』のメンバーが出演した。2006年4月9日放送の『特命リサーチ200X 超常現象卍怪生物から超能力まで徹底解明!ウルトラ緊急報告SP』にもやはり、『II』のメンバーである竹中・稲垣・山口の3人が出演した。
オープニングと次回予告で使用。
『スペースバンパイア』のテーマ曲が多用された。
いずれも日本テレビ放送網から発売。
いずれも2002年1月23日にバップから発売。規格はすべてDVD。
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