珠 めぐみ(たま めぐみ、1950年5月22日 - 2013年)は、日本の女優、歌手。
東京都新宿区出身。生前は松竹、東京俳優生活協同組合、蛭川企画に所属していた。東京都立鷺宮高等学校卒業。姪はタレントの小川菜摘。
六人兄弟の末っ子として育つが、小学校一年の時に父を病気でなくす。高校在学中よりテレビドラマなどに出演。中学三年の夏頃、フジテレビの見学に行って放送作家の寺田信義の目に止まり、寺田が脚本した1964年の『中之島ニッポン』(TBS)でテレビ初出演。その時の役名・珠子から芸名がつけられた。「めぐみ」は恵まれるようにと名づけられた。
デビュー当初の円谷プロ作品『ウルトラQ』の第20話「海底原人ラゴン」では、周囲の人々が躊躇する中、怯えながらも意を決して海底原人の赤ん坊をラゴンに渡し終えてから気絶してしまうという難しい役を演じた。
当初は、実年齢での高校生で妹という役柄が多かったが、ロングランシリーズ『お嫁さん』の第5シリーズでは、前作の『お嫁さん』第4シリーズの妹役から主役に抜擢され、夫の勝呂誉の山岡家に入って健気に明るく頑張るお嫁さん役を演じた。本作で清純派女優としての人気を獲得するが、イメージが固定されてしまい、以後はテレビドラマのゲストや舞台出演が中心となる。1975年の『炎の日記』は、初の昼ドラ出演で『お嫁さん』以来の主演作であり、当時のインタビューでは「いつまでもお嬢様女優でしかないことに気が付いたので、本作では女を演じたい」とイメージ脱却の旨を語っている。
姪である小川菜摘は、2013年8月23日付の自身のブログにて、珠は闘病中であったが、同年夏に亡くなったことを明かした。小川は、同ブログにて学生時代より珠の舞台に付き人として付いており、芸能界の先輩として影響を受けたことに対する感謝の念を綴っている。
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