『朝だ!生です旅サラダ』(あさだ!なまですたびサラダ)は、1993年4月3日より朝日放送テレビ(ABCテレビ)が制作し、テレビ朝日系列で毎週土曜朝に放送されている旅番組。朝日放送テレビ本社スタジオ(大阪市福島区)から生放送されている。
放送時間は、開始当初から1997年3月29日放送分までは8時30分から9時30分、同年4月5日放送分より30分拡大となる8時から9時30分までの放送(いずれもJST)。詳細については#放送時間も参照。
国内・海外でのロケ映像を交えながら、レギュラー出演者やスタジオゲストが、ロケ先での旅の魅力や情報を紹介するのが主な番組内容である。2023年現在はこれに加えて、レギュラー出演者が日本各地の飲食店や温泉などをロケで紹介するコーナー、日本各地からの生中継コーナー、視聴者が電話で応募できる日本各地の名産品プレゼントコーナーなども設けられている(詳細後述)。
原則として朝日放送(ABC)→朝日放送テレビ(ABC TV)本社(大阪市北区 → 大阪市福島区)内スタジオからの生放送で、2005年4月2日放送分よりステレオ放送・ハイビジョン制作を実施。朝日放送テレビが全国高校野球選手権大会中継を優先する毎年8月には、試合を中継しないネット局に向けて裏送りで放送するが、この場合には朝日放送テレビのスタジオで収録した内容を放送することが多いが、通算の放送回数1300回に達した2018年8月18日放送分(長野朝日放送の協力による長野県原村から中継を挿入)や、2023年8月19日放送分(北陸朝日放送の協力による石川県珠洲市からの中継を挿入)など時折生放送を行う事がある。その一方で、中継予定の試合が雨天で中止になった場合や、3試合日以下の場合には、2011年・2012年を除いて、事前に収録した全編の映像が朝日放送テレビでも放送される(まれに生放送を実施)。
2003年3月18日には、20時からおよそ2時間にわたって、特別番組『春だ!生です旅サラダ』(はるだ!なまですたびサラダ)を全国ネットで放送。2008年4月の時点で『おはようワイド・土曜の朝に』の放送期間(14年間)を越えたため、朝日放送テレビ制作土曜朝のワイドショーとしては放送期間が最も長い番組になっている。2012年9月22日の放送で放送回数1000回、2020年8月1日放送分で、放送回数が1400回に到達。2013年12月28日には、一部地域を除いて放送時間を3時間45分(8:00 - 11:45)にまで拡大した『超拡大スペシャル』を放送している。
タイトルロゴは2010年5月1日放送分から「朝だ!生です」の表記が消えているが、これ以降も番組EPGや公式サイトでは『朝だ!生です旅サラダ』のままとなっている。
2018年4月3日には、番組開始25周年の記念本としてKADOKAWAから『朝だ!生です 旅サラダWalker』が発売された。
2020年3月28日放送分までは、朝日放送テレビ本社内のスタジオにラッシャー板前以外の出演者(レギュラー陣)が集まるとともに、ロケ企画のリポーターを迎える方式で放送されていた。しかし、同年頭から世界規模で新型コロナウイルスへの感染が拡大している影響で、本番組でも新規の取材ロケや生中継企画を事実上休止。また、大半のレギュラー陣が生活・活動の拠点を首都圏に置いている関係で、上記の方式による生放送が難しくなった。このため、翌4月4日放送分から同年8月15日放送分までは、過去に放送した映像の再編集版を中心に放送していた。当時のレギュラーアナウンサーだった小西陸斗(朝日放送テレビアナウンサー)のみ朝日放送テレビ本社スタジオ、他のレギュラー陣は(放送時点で大阪府内在住の三船美佳を含めて)別の場所からの生中継(いわゆる「リモート方式」)で出演するという形式に移行したが、同年8月22日放送分からは、首都圏在住のレギュラー陣も、朝日放送テレビ本社のスタジオへ再び集結している。
2022年4月2日放送分より、ネットセールスの提供クレジットが白絨毯の上にカラー表記へと変更された(前日に朝日放送テレビの基幹キー局・テレビ朝日が一部の企業を除き白絨毯付きのカラー表記になった。朝日放送テレビ制作のネット番組における提供クレジットは、本番組が最初となった)。同年7月23日放送分にて、放送回数が1500回に到達した。
放送開始時点でのレギュラー出演者は草野仁・向井亜紀・田中義剛・竹内都子で、草野が総合司会、向井がサブ司会を務めていた。
1997年4月5日放送分からは、総合司会を草野から神田正輝に交代。また同日から日本各地からの生中継コーナーを開始。1996年度までリポーターを1年ごとに交代していたが、同日からラッシャー板前が長らくリポーターを務めていた。
2009年3月28日放送分で、田中と竹内がスタジオレギュラーを降板。同年4月4日放送分からは、竹内の後任として三船美佳、田中の後任として浦川泰幸(朝日放送〈当時〉アナウンサー)が出演するようになった。それまで一部エリア(後述)での生中継へ不定期で登場するだけだった同局のアナウンサーは、この改編に伴ってスタジオレギュラーに定着。番組内の天気予報やニュース速報を担当するようになった。また、向井はプレゼント案内や問い合わせ先紹介のフォロー役に回っていた。
2011年1月15日放送分から、男性タレントとしては田中の降板以来2年振りのレギュラー出演者として勝俣州和が加入。レギュラーアナウンサーは、ロケ企画のリポートを担当する一方で、生放送中には担当コーナーの進行・告知や天気予報に専念している。同年4月2日放送分からは、これまで月替わりゲストで賄ってきた「海外マンスリー」(後述)のリポーター・進行役を、オーディションによって選ばれた女性タレント(通称「旅サラダガールズ」)が月替わりで担当している。「旅サラダガールズ」の任期は基本として1年間だが、2016年度以降に選出された人物の一部は、数年にわたって出演を続けている。
三船は出演開始の時点で高橋ジョージと結婚していたため、当初は自宅のあった首都圏から、生放送に向けて毎週末に来阪していた。2013年末ごろからは、高橋との間に授かった第一子(長女)と共に大阪府内で生活している。三船自身は、生活の拠点を大阪へ移した理由の一つとして当番組へのレギュラー出演を挙げていて、2016年3月には高橋との離婚が成立。転居後に知り合った美容師と結婚したことを、2019年4月6日放送分で報告した。2020年7月12日放送分で第二子(女児)の懐妊を発表した後に、8月15日放送(1日収録)分(いずれもリモート方式)から11月7日放送分まで産前産後休業で休演。この間には女性レギュラーの代役を置かずに放送していたが、9月18日の出産を経てスタジオ出演を再開する前にも、10月19日放送分に入院先の病院から電話で出演している。
なお、ラッシャーは2022年3月26日放送分をもって25年間(1000回以上)出演していたリポーターを降板。最後の担当日には全編が「ラッシャー板前卒業スペシャル」として構成されていて、ラッシャーも当番組のスタジオが所在する大阪市内の鶴橋からの生中継へ出演してから、放送中の9時前にスタジオへ登場。エンディングパートでは、神田からラッシャーに向けて「生中継の神様」という賛辞が花束ともに贈られた。2022年4月2日放送分には、中丸雄一(KAT-TUN)がロケ企画のリポートを兼ねてゲストで出演。その際に、前週までの生中継に代わって「発掘!ニッポン なかまる印」という冠中継企画を新設することや、中丸がリポーターとしてレギュラー陣に加わることが発表された。中丸は翌週(9日)からラッシャーの後任として「発掘!ニッポン なかまる印」の中継先から登場している。
向井は初回から一貫してレギュラーで出演していたが、三船と共に2023年3月25日放送分で降板。放送の開始から30年の節目を迎えた同年4月1日放送分からは、松下奈緒(旅行好きを自認している兵庫県川西市出身のピアニスト・女優)がMCに加わっている。朝日放送(テレビ)の放送対象地域(近畿広域圏)内の出身者がスタジオレギュラーに起用される事例は、朝日放送→朝日放送テレビのアナウンサーを除けば松下が初めてである。
2023年11月18日から2024年1月20日までの放送分では、神田が「(『72歳にして初めて』という)身体のメンテナンス」を理由に出演を見合わせたことを受けて、松下を中心に進行していた。神田をめぐっては同年に入ってから容貌の急速な変化や体調に言及する報道が多々為されていたが、当番組では松下が2023年12月2日放送分で神田の休演を「しばらくお休みすることになった」と説明しただけで、朝日放送テレビ代表取締役社長(当時)の山本晋也も2024年1月22日の新春会見で「神田の代役を立てることは考えていない」と明言していた。結局、神田は同月27日放送分で、同局本社スタジオへの出演を10週振りに再開。翌週(2月3日)以降の放送でも、スタジオに登場している。
堀・小寺は、スタジオレギュラーに起用される前にも、近畿地方・徳島県から「ラッシャー板前の生中継」を放送する週にパートナーとして出演していた。
ヒロドは、2019年3月30日放送分でレギュラー出演を終えてからも、2020年12月26日放送分にパートナーとして出演(当時のレギュラーアナウンサーだった塚本が第1子を懐妊中だったことに伴う措置。ヒロドは当時アナウンス職のまま朝日放送テレビの東京オフィスへ赴任していたが、テレビ朝日への出向扱いでサブキャスターを務めている『サンデーLIVE!!』が放送を休止していたことに伴って帰阪していた)。小西は、レギュラー降板後の2022年2月12日放送分の拡大枠(後述)でリポーターを務めていた。
東は、朝日放送テレビへの入社1年目の2020年10月3日放送分から出演。当番組がテレビにおける入社後初めてのレギュラー番組で、新人アナウンサーからのレギュラー起用は、旧朝日放送時代を含めても初めてであった。その後も3年近くにわたって出演してきたが、2023年9月から朝日放送テレビを休職したうえで、2024年6月頃の復職を前提にフランスへ留学することを決断。これに伴って、当番組を2023年8月26日放送分で卒業した。卒業は前週(第105回全国高等学校野球選手権記念大会の準々決勝が組まれていた19日)の放送で発表されていたが、朝日放送テレビは準々決勝の関西ローカル向け中継を優先させた一方で、当番組をネット局への裏送り向けに制作。大会が23日(水曜日)午後の決勝で全日程を終了したことを受けて、26日に朝日放送テレビでの放送が再開されたため、26日の放送では同局の視聴者に向けて卒業を改めて報告していた。
大仁田は東に続いて、朝日放送テレビへの入社1年目の2023年9月2日放送分から出演。当番組がテレビにおける入社後初めてのレギュラー番組だが、前述した事情から、東の入社1年目より1ヶ月早く出演を始めている。
第○期生の俗称は2021年度まで○○サラダとして統一していた。
2020年度から2022年度は新型コロナウィルス流行によりリポーターの海外渡航は行われず、過去の再放送や現地人によるリポートが行われた。そのため2020年3月までにリポーターが海外渡航した分は放送されたが、その後2023年度に3年ぶりにリポーターによる新規に海外の旅が放送され、新規リポーターの起用(加入)も2018年度以来5年ぶり、これまで女性タレントに限定していたものを、男性タレントとなる旅サラダボーイの起用(加入)も行うようになった。
番組内の天気予報は、長らく向井が担当していたが、2009年4月のレギュラー入れ替えで浦川が加わってからは、スタジオレギュラーの朝日放送テレビアナウンサーが伝えるようになった。
※本節での時刻表記は、いずれもJSTに準拠するものとする。
年末年始は特番編成のため、原則全編放送休止となり、当該時間帯は各局別に自主編成で穴埋めする。
また、土曜が元日にあたる日は『羽鳥慎一モーニングショー 新春特大スペシャル』(6時 - 11時45分、テレビ朝日制作)をANN系列フルネット24局で放送する(山梨放送・福井放送・高知放送を除く)。
前述以外の特番などによる放送休止・放送時間変更は以下の通り。特記のないものはいずれも休止扱い。
系列はネット打ち切り時点でのもの。
番組初期のエンディングテーマは頻繁に変更されており、上記以外にもつきよみの「ひだまり」、松永貴志の「Wave!」、岩崎宏美の「Thank You!」などが使用されていた。
2016年10月11日から2017年1月10日まで、Dlifeで毎週火曜19時から19時30分に放送。「ゲストの旅」「週末行ってみっか!」「俺のひとっ風呂」の再編集版で構成されていた。
ロコレコは2022年10月29日から放送開始した毎月1回放送される新コーナー。 “旅人”となる出演者が各地を巡り地元の人(=ロコ)を訪ね、町の魅力・オススメ(=レコメンド)を聞き出して地元のスポットや文化、グルメを紹介する。 コーナー開始と同時に新たなWEBサービス、旅サラダPULS+がスタートした。
番組初となる屋外展示イベント『旅サラダEXPO』は、番組放送30年目を記念して、JR大阪駅前のグランフロント大阪「うめきた広場」(大阪市北区)にて開催。「旅の楽しさ再発見!」をテーマに、番組で訪れた全国各地や海外から、当地グルメや特産品など地域の魅力をアピールするブースを出展、番組出演者も参加するステージイベント。第1回目は2022年3月19日 - 21日、第2回目は2023年11月3日 - 5日に開催。
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