上磯町(かみいそちょう)は、北海道渡島支庁中部にあった町。
町名の由来は函館市の西部(上)の海岸(磯)に位置していた事からとされる。渡島支庁では函館市に次いで人口の多い自治体であった。
上磯町・亀田郡大野町による協議の結果、合併し市制を施行することに決まった。新市名は「北斗市」。
2005年2月28日に合併調印式を行い2006年2月1日に合併された。なお、上磯町役場は北斗市役所の所在地となっている。
地理
渡島管内中部に位置。南西部は平野で、函館湾に面し、大野川河口を有する。西部は山岳。沿岸部を国道228号、江差線が通る。
- 山: 桂岳 (734m)
- 河川: 大野川、戸切地川
- 湖沼: 上磯ダム
隣接していた自治体
沿革
- 1900年7月1日 上磯郡上磯村、中野村、清川村、谷好村(たによし)、富川村が合併、一級町村制、上磯村
- 1918年1月1日 町制施行、上磯町
- 1955年4月1日 上磯郡茂別村(もべつ)を編入
- 2006年2月1日 亀田郡大野町と合併、北斗市
経済
基幹産業は農業(稲作、畑作)、工業、漁業。函館市に近い西部は工業地帯となっており、セメントの製造などがおこなわれている。
漁業
教育
交通
鉄道
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 江差線: 渡島当別駅 - 茂辺地駅 - 上磯駅 - 清川口駅 - 久根別駅 - 東久根別駅 - 七重浜駅
バス
道路
- 一般国道
- 都道府県道
- 北海道道29号上磯厚沢部線
- 北海道道96号上磯峠下線
- 北海道道100号函館上磯線
- 北海道道530号上磯停車場線
- 北海道道756号大野上磯線
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 松前藩戸切地陣屋跡
- 陣屋跡桜並木
- 七重浜温泉
- トラピスト修道院(正式名称厳律シトー会灯台の聖母大修道院) 日本最初の男子トラピスト修道院
- 三木露風の詩碑
- 男爵資料館
- ルルドの洞窟
- 台風海難者慰霊碑 1954年の洞爺丸台風による被害者の慰霊碑
- 七重浜海浜公園
- 函館スパビーチ
著名な出身者
- 三橋美智也 - 歌手
- 新谷のり子 - 歌手
- 中野智樹 - DJ、パーソナリティ
- 大晃定行 - 大相撲力士(最高位・小結。引退後、年寄・阿武松を襲名)
- 桧山剛志 - 大相撲力士(最高位・十両)
- 成田可菜絵 - 女子競輪選手
ゆかりのある人物
- 三木露風 - 詩人、童謡作家、歌人、随筆家。兵庫県出身。トラピスト修道院で文学講師を務めた。
- 川田龍吉 - 土佐出身。明治時代に町内で川田農場を開いた。男爵芋の生みの親。
脚注
関連項目
外部リンク
- 北海道上磯町 公式ホームページ - 閉鎖。(2006年2月9日時点のアーカイブ)
- かみいそ歴史発見・年表(2006年2月16日時点のアーカイブ)
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