南新宿駅(みなみしんじゅくえき)は、東京都渋谷区代々木二丁目にある、小田急電鉄小田原線の駅である。駅番号はOH 02。
駅名に新宿と付くが、渋谷区に存在する。駅名の由来は新宿駅の南に位置するというのが諸説である。
当駅が現在の位置に置かれたのは、隣接する新宿駅の拡張工事が1967年(昭和42年)に完了したときからである。駅はそれ以前、現在の位置よりも新宿駅寄り、現行の小田急線の新宿駅地下ホームからの線路が地上ホームからの線路と合流する踏切(新宿1号踏切)からその次の旧小田急本社(現在の小田急南新宿ビル)前の踏切(新宿2号踏切)にかけての地点に設置されていた。同地には新宿駅地上ホームへの線路と地下ホームへの線路との分岐器を設置したため、昔の駅の痕跡はほとんどみられず、わずかに踏切脇に当時の駅舎の土台部分のコンクリート跡が残る程度である。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。
2009年(平成21年)5月から駅の改良工事を実施しており、エレベーターの新設やトイレの改修などが施工された。2012年(平成24年)2月に、各駅停車の10両編成化に対応するためのホーム有効長の延伸工事が完了した。延伸部分は立入禁止の仕切りによって閉鎖していたが、2019年3月16日ダイヤ改正より10両編成の各駅停車が設定され、延伸部分の供用を開始した。現在、ホームドアの設置は無し。
海側(南側)から下表の通り。
(出典:小田急電鉄:駅構内図)
2022年度の乗降人員は3,588人であり、小田急線内全70駅中最下位である。ただし、次点の足柄駅との差は僅かであり、年度により順位が入れ替わることがある。
また、新宿駅と目と鼻の先で徒歩圏内、かつ500メートルほど離れた代々木駅からは山手線や中央総武線が運行されており、千代田区・中央区などの東京都心部や渋谷・池袋方面などに乗り換え無しで行けるなど、近距離に利便性の高い駅がある関係からか、東京23区内では利用者数の少ない鉄道駅の一つとなっている。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。
最寄りのバス停留所は、ハチ公バス神宮の杜ルート(フジエクスプレスが運行)の代々木一丁目である。
なお、1927年4月1日の小田急小田原線開業時から1946年5月31日まで、当駅と参宮橋駅との間に山谷駅が存在した。
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