高萩市(たかはぎし)は、茨城県北東部の県北地域に位置する市である。明治以降炭鉱の町として栄えていたが、現在は木材加工が中心となっている。
東は太平洋に面し、市街は海岸沿いの平地にある。西は低い多賀山地の一部で、市の面積の大部分がこの山地にある。山から海に向かって大北川、関根川、花貫川の三つの川が流れるが、このうち大北川の下流は北茨城市に入る。
古代の常陸国多賀郡の地である。1602年に戸沢政盛の領地となり、松岡藩が成立したが、戸沢氏は1622年出羽へ移封され、1646年以降は水戸藩家老中山氏の知行地となった。
特記なき場合「統計たかはぎ 平成29年版」による。
常磐炭田の存在によって、明治中期以降は石炭産業が盛んであり、高萩炭鉱、望海炭鉱などの鉱山が開かれていた。しかし、石炭産業の衰退に伴い、木材加工・パルプ加工等に産業の中心はシフトしている。 農業は水稲のほか、肉牛、乳牛、野菜、花など。海に面するが漁業は盛んではない。市内の松久保・手綱等の工業団地には工場が多く立地する。
以前はココストア(現・ファミリーマート)、ミニストップがあった。
市北部の地区は北茨城市の南中郷駅が最寄りとなる。南中郷駅も高萩市を北に出てすぐになる。
花貫川は高萩市内を流れる二級河川。川沿いに松原発電所、花貫川第一発電所、花貫ダム、花貫川第二発電所、花貫渓谷などがある。
(現跡地:メガソーラーパネル発電所)
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