「輪舞-revolution」(ロンド・レボリューション)は、奥井雅美の楽曲。作詞は奥井、作曲は矢吹俊郎によって制作され、1997年にテレビ東京系で放送されたテレビアニメ『少女革命ウテナ』のオープニング主題歌として使用された。
シングルは、奥井の単独による「輪舞-revolution」と、裕未瑠華によるエンディング主題歌「truth」とのカップリングによる両A面の「輪舞-revolution/truth」が、裕未の単独による「truth」と合わせて、スターチャイルドから1997年5月21日に同時発売された。
『少女革命ウテナ』の監督を務めた幾原邦彦は、仮タイトルは「Take my revolution」あるいは「輪舞 〜Take my revolution〜」だったと自身のブログで述べている。また、楽曲は奥井の女子高生らしさのあるスタイルに「脱ぎ捨て 裸になる」「世界を変える」といった作品の世界観を表現する言葉を幾原の依頼で盛り込んだ形としている。なお、劇場版『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』においても挿入歌として使われている。
奥井がこの曲の作詞を行う時点でアニメに関する資料が全く揃っておらず、どんな内容のアニメなのかも分からなかった。そんな中でスタッフからいくつか指定されていた『必ず入れて欲しいワード』を組み合わせてなんとか歌詞を書き上げた。そのため、放送されたアニメと歌詞が合っていたのは偶然で、むしろ私がびっくりしたと後のインタビューで明かしている。
オープニングで使用されたTVサイズ版では、CD版とは別に収録された歌唱パートが使用されている。また、コーラス部も若干異なっている。アルバム『Ma-KING』では〈red rose version〉として収録されている。
2019年3月1日、ソニー・ミュージックエンタテインメントのアニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」において作詞賞(1989年 - 1999年)に選出された。
「輪舞-revolution」(ロンド・レボリューション)は、奥井雅美の通算10作目となるシングルである。
カップリング曲の「I can't…」は、アルバム『Ma-KING』では〈daydreamix〉として収録されている。
「輪舞-revolution/truth」(ロンド・レボリューション/トゥルース)は、上述のように「輪舞-revolution」「truth」個別のシングルと同時発売された。
ジャケットイラストは、さいとうちほによる描き下ろしのウテナとアンシーである。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou