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朝鮮労働党対外連絡部


朝鮮労働党対外連絡部


朝鮮労働党対外連絡部(ちょうせんろうどうとうたいがいれんらくぶ)は、かつて存在した朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の情報機関。2009年の情報機関改革で、内閣附属の内閣第225部(室)(対外交流局(대외교류국))に縮小改編された後、再び党所属に復帰し、現在では第225部(室)は朝鮮労働党統一戦線部の傘下機関となっている。

概要

朝鮮労働党対外連絡部は、韓国内に浸透して秘密地下組織(地下党)を構築し、スパイや地下組織を管理する機関であった。かつては連絡部社会文化部と呼ばれていた。俗に他の党諜報機関とともに「三号庁舎」とも呼ばれる。また、韓国内の反韓国勢力(親北朝鮮勢力)を糾合し、反北朝鮮勢力に対するテロと拉致を行っていた。数百名の工作員を擁していた。

烽火政治大学

烽火政治大学(110連絡所)は、1989年に新設された。烽火政治大学は、金正日政治軍事大学の工作員分校が発展したもので、対外連絡部の対南工作員養成機関である。

活動内容

  • 要人暗殺
  • 日本人拉致
  • 政治・経済・社会・軍事情報収集
  • 流言飛語の流布
  • 工作員の獲得
  • 韓国、日本の政治団体、社会団体、キリスト教など宗教団体への浸透工作
  • 工作員の密封教育、韓国への侵入、地下組織構築
  • 工作員による貿易会社の運営
  • 麻薬密売等の非合法活動
  • 日本から核開発やミサイル開発に必要な部品の密輸

組織

傘下の組織

  • 烽火政治大学校
  • 日本革命村
  • 洛東江 (情報機関)
  • 在日本朝鮮人科学技術協会(科協)
  • 大聖総局(大成総局とも、貿易会社)
  • 20余隻の貿易船を所有する。

部長

  • 姜柱日

歴代部長

  • 林東玉
  • 鄭慶姫
  • 李昌善
  • 姜周一

主導ないし関与したとされる作戦・事件

  • 文世光事件
  • よど号関係の日本人拉致事件
  • 『宿命』によれば反核運動に関与し、北朝鮮のプロパガンダ誌『おーJAPAN』の発行を行った。なお、『おーJAPAN』には、岩井章、土井たか子、宇井純、宇都宮徳馬、野間宏、久野収、丸木位里などがメッセージを寄せている。
  • 李韓永暗殺事件

有名な工作員

  • 金東植
  • 李善実
  • 康成輝

脚注

出典

参考資料

  • 金賢姫『金賢姫 いま、女として』(文藝春秋1991年)上巻 ISBN 978-4163456409、下巻 ISBN 978-4163456508
  • 高沢皓司『宿命-「よど号」亡命者たちの秘密工作』(新潮文庫1998年) ISBN 978-4101355313
  • 康明道『北朝鮮の最高機密』(文春文庫1998年) ISBN 978-4167550165
  • 張龍雲『朝鮮総連工作員』(小学館文庫1999年) ISBN 978-4094037111
  • 安明進『北朝鮮拉致工作員』(徳間文庫2000年) ISBN 978-4198912857
  • 金富億『北朝鮮のスパイ戦略』(講談社文庫2002年) ISBN 978-4062566797
  • 李友情(作・漫画)・李英和(監修)『金正日入門』(飛鳥新社2003年) ISBN 978-4870315754
  • 別冊宝島編集部(編)『決定版! 北朝鮮ワールド』(宝島社文庫2004年) ISBN 978-4796638166

関連項目

  • 朝鮮民主主義人民共和国の諜報・情報機関
  • 対南工作
  • 対日有害活動
  • 北朝鮮によるテロ事件一覧
  • 北朝鮮による韓国人拉致問題
  • 北朝鮮による日本人拉致問題

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 朝鮮労働党対外連絡部 by Wikipedia (Historical)



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