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酸化タングステン(IV)


酸化タングステン(IV)


酸化タングステン(IV)(さんかタングステン、tungsten(IV) oxide)は、化学式が WO2 の無機化合物である。青銅色の固体で、結晶は単斜晶系である。短い W-W 結合 (248 pm) を持つ八面体配位の WO6 を中心とした歪んだルチル型の構造をとる。それぞれのW中心は d 2 の電子配置をとるため、大きな電気伝導性を持つ。

合成

900°Cで40時間かけて酸化タングステン(VI)をタングステン粉末で還元することによって合成する。この反応は中間体として部分的に還元され、混合原子価状態の W18O49 を経て進行する。モリブデン類縁体である酸化モリブデン(IV) MoO2 も同様に合成される。

2 WO 3   + W 3 WO 2 {\displaystyle {\ce {2 WO3\ + W -> 3 WO2}}}

単結晶は、ヨウ素を使った化学輸送法によって得られる。ヨウ素は揮発性の WO2I2 の形で WO2 を輸送する 。

脚注

関連項目

  • 酸化タングステン(III)
  • 酸化タングステン(VI)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 酸化タングステン(IV) by Wikipedia (Historical)