市川町(いちかわまち)は、かつて千葉県に存在した東葛飾郡の町。現在の市川市中西部に相当する。
地理
地域
- 大字市川
- (字)圦下、上出口、国府台、小向、笹塚、寒室出口、下出口、砂河原、堰向、大門向、第六天前、荷積、根本、真間下、見附田、宮田、柳下、八幡前、四ツ割
- 大字市川新田
- (字)市川境、石代(飛地)、溜上、溜下、宮脇、八幡下(東葛飾郡八幡町内にあった飛地)
- 大字国府台
- 大字平田
- 大字真間
- (字)新田場、大門、本寺際、本田、諭田及び小砂原、大砂原、鎗田(3字の飛地)
現在の町名
市川、市川南、国府台、新田、平田、真間の全域及び、大洲三・四丁目、菅野三丁目、南八幡五丁目、八幡五丁目の各一部に相当する。また、八幡町の町域内(現在の八幡三丁目、南八幡五丁目の一部)に飛び地があった。
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、東葛飾郡市川村・国府台村・平田村・真間村・市川新田の区域をもって成立。
- 1934年(昭和9年)11月3日 - 東葛飾郡八幡町・中山町・国分村と新設合併して市川市が発足。同日市川町廃止。
町名の由来
「市川」の名称については、由来ははっきりしていないが、有力説として地域の西を流れる江戸川(太日川)が当時東国一の川であったことから「一の川」が訛ったとする説、江戸川の河岸に定期的に川舟が集まり、市が開かれていたことに由来するという説がある。
交通
鉄道
- 総武本線:市川駅
- 京成電気軌道:市川国府台駅 - 市川真間駅
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 里見八景園(現在の里見公園に存在した遊園地)
- 江戸川堤
- 国府台陸軍病院
出身・ゆかりのある人物
脚注
参考文献
- 人事興信所編『人事興信録 第9版』人事興信所、1931年。
- 『市川市史 第三巻』。
関連項目
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