DRAGONGATE(ドラゴンゲート)は、日本のプロレス団体。正式な団体名称はDRAGONGATE JAPAN PRO-WRESTLING(ドラゴンゲート・ジャパン・プロレスリング)。運営企業としての名称はDRAGONGATE株式会社(旧称:株式会社ドラゴンゲートエンターテイメント、旧々称:株式会社ドラゴンゲート)。
1999年1月、ウルティモ・ドラゴンがメキシコに創設したプロレスラー養成学校闘龍門(とうりゅうもん)が、親交のあった格闘技塾 武輝道場を吸収合併して兵庫県神戸市に闘龍門JAPAN(とうりゅうもんジャパン)を設立。1月31日、後楽園ホールで旗揚げ戦を開催。
2004年7月4日、神戸ワールド記念ホールで開催された旗揚げ5周年記念大会を機に闘龍門JAPANが闘龍門から独立することを発表。 7月5日、団体名をDRAGONGATE(ドラゴンゲート)に改称。
日本の緩急性や自己表現能力、アメリカのエンターテイメント性、メキシコのスピード感をミックスした技巧なレスリングを展開している。
闘龍門JAPANから一貫して黒をイメージカラーとしている。リングのマットカラーは通常は黒で、一部の大規模な興行では白を使用している。通常興行では長い間白のマットカラーだったが、2016年10月から黒のマットカラーに戻された。
2018年5月7日、DRAGONGATEの運営会社が株式会社ドラゴンゲートから株式会社ドラゴンゲートエンターテイメントに移行することを発表。株式会社ドラゴンゲートエンターテイメントの代表に木戸亨が就任。株式会社ドラゴンゲートは代表の岡村隆志が病気療養のため、退任してCIMAが代表に就任。株式会社ドラゴンゲートエンターテイメントは日本事業、株式会社ドラゴンゲートは海外事業を展開していくことを発表。また、新体制となってからは観客動員数を実数で発表していることを木戸社長が明言している。
2019年9月29日、ウルティモが最高顧問という形で闘龍門JAPAN時代以来15年ぶりに復帰。12月4日、来年からロゴマークを中井義則が手掛けたデザインに変更することを発表。12月27日、琉球ドラゴンプロレスリングとの業務提携を発表。2020年2月10日、社名をDRAGONGATE株式会社に変更することを発表。
所属選手の大半がDRAGONGATEの前身団体である「闘龍門JAPAN」の母体になったプロレスラー養成学校「闘龍門」の出身で、各所属選手にキャラクター付けがなされており、数年は前座で下積みを行なう既存のプロレス団体とは違い、デビューからギミックが確立されている。
体格も身長160cmから170cm台、体重70kgから80kg台と従来のジュニアヘビー級選手よりもさらに1回り小柄な選手がほとんどであり、従来の超人的なプロレスラー像とはかけ離れた等身大のプロレスラー像を掲げている。
ルチャ・リブレをベースとしたスピード感溢れる試合内容が特徴であり、特に6人タッグマッチがメインイベントに組まれることが多く、「タッグマッチではリング下に転落するとタッチが成立する」というルチャ・リブレにも取り入れられているルールが存在するため、リングで所属選手が次々と入れ替わり立ち替わりする。所属選手のほとんどはユニット 所属しており、アングルは主にヒールユニット対各ユニットによるユニット間同士の抗争を中心に展開されることもある。
ほぼ全興行でマイクパフォーマンスが行なわれて、ほとんどの所属選手がマイクパフォーマンスに長けており、内容はこれまでのアングル展開の説明、アングルの発展、所属選手の弄りと多彩である。
すぐにユニットのメンバーが入れ替る様は「はないちもんめ状態」と書かれたほどであり、ヒールユニット以外の各ユニットの関係は比較的良好な時もある。
ほぼ毎月全国的に巡業を行っている。中規模会場での主な興行は神戸サンボーホールや後楽園ホールなどを中心に開催している。大規模会場での主な興行は5月の愛知県体育館、7月のワールド記念ホール(KOBEプロレスフェスティバル)、9月の大田区総合体育館、11月の大阪府立体育会館、仙台サンプラザホール、12月の福岡国際センターで開催している。2024年には初の横浜武道館での開催を予定してる。以前は月1回のペースで小規模ライブハウスのチキンジョージやSITE KOBEで興行を開催していた。
他団体との交流には慎重で、あくまでも提供試合や選手派遣に留めていることがほとんどで、互いのアングルに干渉するような大規模な団体対抗戦は行っていない。追求しているものがあくまでもプロレスの「面白さ」や「格好よさ」であり、メジャー団体のような「強さ」ではないためである。2006年11月24日、開国宣言して積極的に他団体と交流することを発表。
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