「私はピアノ」(わたしはピアノ)は、サザンオールスターズの楽曲。1980年3月21日に発売されたオリジナル・アルバム『タイニイ・バブルス』の4曲目に収録されている。作詞・作曲は桑田佳祐、編曲はサザンオールスターズ、弦管編曲は八木正生が担当。キーボードの原由子がボーカルを担当している。
1984年6月21日、1998年4月22日、2008年12月3日にCDで、1989年6月25日にはCDとカセットテープで再発売された。また、2014年12月17日からはダウンロード配信、2019年12月20日からはストリーミング配信が開始されている。
キーボーディストの原由子が初めてリードボーカルを担当した楽曲。サザンが得意としている歌謡曲を意識した作品である。歌詞には原が敬愛するラリー・カールトンやビリー・ジョエルが登場する。曲自体はザ・ピーナッツ 、途中の掛け合いはハナ肇とクレージーキャッツを意識したもので、「シャボン玉ホリデー」やナベプロへのオマージュであるとしている。桑田によると当時、自身が表立ってナベプロを意識したパロディー作品を歌うことができなかったため、原をリードボーカルにしたという。
この曲のレコーディングにあたり、桑田は「原のビブラートのない真っ直ぐな歌い方をどう生かそうか考えた」と語っており、試しに二度歌ってもらい音源を重ねたところ上手くいったという。また、原はそれまでは自分の歌声に自信がなかったというが、本楽曲をレコーディングして以降は少しずつ自信を持つようになった。
多くのアーティストにカバーされているほか、作者である桑田も自身のラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』(TOKYO FM)2023年3月4日放送分でセルフカバーしたことがある。
2011年に発売されたチーム・アミューズ‼︎のシングル「Let's try again」では、メドレーの一曲として原とPerfumeが「私はピアノ」を歌っている。
「私はピアノ」は、1980年7月25日に発売された高田みづえの12枚目のシングル。
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