ネマニャ・マティッチ(セルビア語: Немања Матић、Nemanja Matić,1988年8月1日 - )は、ユーゴスラビア(現・セルビア)出身のサッカー選手。リーグ・アン・オリンピック・リヨン所属。元セルビア代表。ポジションはミッドフィールダー。
サッカー選手のウロシュ・マティッチは弟である。
194cmの長身ながら足元が柔軟なMF。2004年にはパルチザン・ベオグラードの下部組織に在籍したこともあった。同じく2004年にFKイェディンストヴォ・ウブでプロデビュー。2007年からスロバキアのMFKコシツェに所属し、2009年にはスロバキア・カップ制覇に貢献した。
2009年8月18日、移籍金約150万ドルでチェルシーへ移籍。公式戦デビューはカーリングカップのクイーンズ・パーク・レンジャーズFC戦(2009年9月23日)。2009年11月21日のウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC戦でフローラン・マルダとの交代でプレミアリーグデビューを果たした。しかし、選手層の厚いチェルシーにおいてはコンスタントな出場機会も得ることができず、2010-11シーズンはローン移籍でエールディヴィジのフィテッセへ移った。ローン移籍期間中の1月31日に、自身のパスを所有するチェルシーがSLベンフィカよりダヴィド・ルイスを獲得した。その際に要した2500万ユーロの一部にマティッチの移籍も含まれており、2011-12シーズンよりベンフィカでプレーすることとなった。
ベンフィカでの活躍が認められ、2014年1月チェルシーに復帰。背番号はベンフィカ時代と同じ21番。2月3日のマンチェスター・シティFC戦ではスカイスポーツのマン・オブ・ザ・マッチに選出されるなど評価を高め、監督のジョゼ・モウリーニョの信頼を掴み、2015年4月26日にはPFA年間ベストイレブンに選出された。
2016-17シーズンは監督がアントニオ・コンテに交代した中、3-4-3のセントラルミッドフィルダーで主に出番を得て、35試合に出場した。FAカップ準決勝のトッテナム・ホットスパーFC戦ではチェルシー加入後通算4ゴール目を決めた。
2017年7月にマンチェスター・ユナイテッドFCとの契約を合意し、3年契約を締結した。背番号は31番。かつての恩師であるモウリーニョ体制ではポール・ポグバと共に強力な中盤を形成し、8月13日のウェストハム・ユナイテッド戦ではマン・オブ・ザ・マッチに選ばれるなど欠かすことのできない選手として出場機会を得た。2018年3月5日のクリスタル・パレスFC戦で移籍後初ゴールを挙げた。
2018-19シーズン途中にモウリーニョが解任されオレ・グンナー・スールシャールが監督に就任すると出番は激減。特に翌シーズンは二枚のボランチのポグバの相方に若手のスコット・マクトミネイが優先的に起用されたため、第6節を終えて先発が2試合にとどまり不満をためていると報じられた。
2022年4月15日、2021-22シーズン終了後に契約満了に伴いユナイテッドを退団することが発表された。
2022年6月14日、ASローマはマティッチと1年契約を締結したことを発表。背番号は当初21番であったが、パウロ・ディバラの加入に伴い、8番に変更。チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドで監督であったジョゼ・モウリーニョと再会する形となった。
2023年8月14日、2年契約でスタッド・レンヌへ移籍した。
2024年1月27日、2年半契約でオリンピック・リヨンへ移籍した。
セルビア代表として、2008年12月14日のポーランド戦で代表初キャップを記録している。U-21代表としては、UEFA U-21欧州選手権2009のチームのベスト4進出に貢献した。
2015年3月29日のUEFA EURO 2016予選、ポルトガル戦で代表初得点を挙げた。
国際Aマッチ 48試合 2得点(2008年-2019年)
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