1997年東京都議会議員選挙(1997ねんとうきょうととぎかいぎいんせんきょ)は、1997年(平成9年)7月6日に投票が行われた、東京都議会議員を選出するために行われた選挙である。
東京都議会議員選挙は、1965年の東京都議会自主解散で時期がずれたため、当時は統一地方選挙で行われない3つの都道府県議会選挙の1つであった(他の2つは茨城県議会と沖縄県議会)。
前年10月に総選挙が行われて以降、初めての大型選挙となった。知事の青島がどの政党にも与しない姿勢を取り、候補者の応援を手控えたため、明確な争点が見えにくい中、この時初めて都議選に挑む新進党や民主党がどのような戦い方をするのか、前年の総選挙で躍進した共産党がどこまで議席を伸ばすのかが、注目された。
選挙の結果、自民党は復調、共産党は躍進、民主党は伸び悩み、新進党は惨敗する結果となった。自民党は過去2回の都議会議員選挙で議席を減らし続けたが、現有議席を16議席増やした。前年の総選挙で躍進した共産党は、都議選でも現有議席を倍増させ、公明を抜いて都議会第二党に初めて躍り出ただけでなく、得票も都全体で20%を超える結果となった。これに対し、都議会第二党を狙った民主党は伸び悩み、新進党は公認候補がすべて落選する結果となり、同じ野党でも対照的な結果となった。
自民党 共産党 公明党 民主党 社会党 生活者ネット 無所属
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