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シトラスの風


シトラスの風


ロマンチック・レビュー『シトラスの風』(シトラスのかぜ)は1998年、宝塚歌劇団宙組で初演されたレビュー作品。ロマンチック・レビュー第12弾。作・演出は岡田敬二。

上演記録

1998年(宙組・初演)
*3月27日 - 5月11日 宝塚大劇場公演
*7月11日 - 8月17日 TAKARAZUKA1000days劇場公演
形式名は「住友VISAシアター ロマンチック・レビュー」。24場。
1998年に創設された宙組(そらぐみ)の第一回公演であり、姿月あさと、花總まりのトップコンビ御披露目・第84期初舞台公演として上演。
併演作は『エクスカリバー』。
2014年(宙組)
シトラスの風II』のタイトルで、2月4日(火)から2月28日(金)まで中日劇場にて凰稀かなめ主演で再演。
形式名は「ロマンチック・レビュー」。
併演作は『ロバート・キャパ 魂の記録』。
2015年(宙組)
シトラスの風III』のタイトルで、全国ツアー公演として朝夏まなと主演で再演。
形式名は「ロマンチック・レビュー」。
併演作は『メランコリック・ジゴロ -あぶない相続人-』。
2018年(宙組)
シトラスの風-Sunrise-~Special Version for 20th Anniversary~』のタイトルで、3月16日(金)から4月23日(月)まで宝塚大劇場にて、5月11日(金)から6月17日まで東京宝塚劇場にて再演。
真風涼帆・星風まどかトップコンビの大劇場お披露目公演。
形式名は「ロマンチック・レビュー」。
併演作は『天は赤い河のほとり』。

場面(1998年のデータ)

第一章 オープニング
  • 音楽:吉崎憲治
  • 振付:羽山紀代美
中央にピラミッド型の階段。緑、紫、青、黄色等の衣装を着た大勢のシトラスの男女が踊りだす。ピラミッドのセットが割れると、シトラスの青年が登場し、歌い継ぎ、大合唱をする。銀橋でシトラスの歌手3人が「夢・アモール」を歌いながら踊る。
  • シトラスの歌手S1 - 姿月あさと
  • シトラスの歌手S2 - 和央ようか
  • シトラスの歌手S3 - 湖月わたる
  • シトラスの乙女S - 花總まり
第二章 花占い
  • 音楽:吉崎憲治
  • オリジナル振付:司このみ
  • 振付助手:名月かなで
マーガレットの花を持った少女が現れ、「好き、嫌い」と花占いをする。すると、マーガレットの花の精が少女と戯れ、踊り始める。
  • 花占いの少女 - 花總まり
  • デイジーA - 夏河ゆら、寿つかさ
<間奏曲>
  • 音楽:高橋城
  • 振付:御織ゆみ乃
パッションシンガーが歌う。
  • パッションシンガー - 和央ようか
第三章 そよ風と私
  • 音楽:高橋城
  • 振付:大谷盛雄
強烈なラテンのリズムが聞こえてくる。キューバンスタイルの男女がリズムにのって、踊る。
  • そよ風の歌手S1 - 姿月あさと
  • そよ風の歌手S2 - 和央ようか
  • そよ風の歌手S3 - 湖月わたる
  • そよ風の女歌手S1 - 花總まり
  • そよ風の女歌手S2 - 陵あきの
  • そよ風の女歌手S3 - 夏河ゆら
  • そよ風の歌手(女) - 出雲綾
第四章 ノスタルジア
  • 音楽:甲斐正人
  • 振付:羽山紀代美
社交界の花、マチルドがサロンに登場すると、大勢の令嬢に囲まれてプレイボーイのセバスチャンが現れる。セバスチャンはマチルドのパトロンである。そこへ、将軍姿のヴィットリオが登場。ヴィットリオとマチルドは惹かれるあうが、セバスチャンが仲を裂く。
  • ヴィットリオ - 姿月あさと
  • マチルド - 花總まり
  • セバスチャン - 和央ようか
第五章 誕生
  • 音楽:吉崎憲治
  • オリジナル振付:つかさこのみ
  • 振付助手:名月かなで
メカニックな歯車等の中に、トンボ、蝶等が組み込まれているセットの場面。仮面をつけた男女が人間疎外、断絶感を踊る。やがて一人の娘の温もりを感じた時、仮面がはずれ、若々しい双葉が芽を出す。この世界に生きることの素晴らしさに喜びあふれ、卵から孵化した雛鳥達が新しい世界に飛び立っていく。
  • 歌手、バードの歌手A - 出雲綾、湖月わたる
  • マスクの男A - 希佳
  • マスクの女A - 朝海ひかる
  • 誕生の歌手 - 姿月あさと
  • バード(兄) - 和央ようか
  • バード(妹) - 花總まり
第六章 ザ・ロケット
  • 音楽:高橋城
  • 振付:山田卓
  • 振付助手:御織ゆみ乃
火の鳥(ファイアー・バード)をイメージしたコスチュームの初舞台生39人のロケット・ダンス
  • ロケット - 仙堂花歩、芽映はるか、麻樹ゆめみ、音月桂、舞城のどか、未涼亜希、遠野あすか、北翔海莉、桐生園加、白羽ゆり、他
第七章 明日へのエナジー
  • 音楽:甲斐正人
  • 振付:謝珠栄
明日を目指す若者達の強烈なエネルギーを、ゴスペルソングにのせて表現する。
  • ゴスペルの歌手S1 - 姿月あさと
  • ゴスペルの歌手S2 - 和央ようか
  • ゴスペルの歌手S3 - 湖月わたる
第八章 フィナーレ
  • 音楽:吉崎憲治、宮原透
  • 振付:御織ゆみ乃
「夢・アモール」の歌でデュエット・ダンスが踊られた後、グランド・パレードになる。
  • ゴールデン・デュエット(男) - 姿月あさと
  • ゴールデン・デュエット(女) - 花總まり
  • フィナーレの紳士S1 - 姿月あさと
  • フィナーレの紳士S2 - 和央ようか
  • フィナーレの紳士S3 - 湖月わたる
  • フィナーレの淑女S - 花總まり
  • エトワール - 陵あきの

主な出演者

1998年宝塚大劇場・TAKARAZUKA1000days劇場公演
  • 姿月あさと
  • 花總まり
  • 和央ようか
  • 湖月わたる
  • 朝海ひかる
  • 夢輝のあ


2014年中日劇場公演
  • 凰稀かなめ
  • 実咲凜音
  • 蓮水ゆうや
  • 七海ひろき


2015年全国ツアー公演
  • 朝夏まなと
  • 実咲凜音
  • 真風涼帆
  • 愛月ひかる


2018年宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演
  • 真風涼帆
  • 星風まどか
  • 芹香斗亜
  • 愛月ひかる

スタッフ

1998年

※氏名の後ろに「宝塚」、「東京」の文字がなければ両公演共通。

  • 作・演出:岡田敬二
  • 作曲・編曲:吉崎憲治、高橋城、甲斐正人、宮原透
  • 音楽指揮:小高根凡平
  • 振付:羽山紀代美、山田卓、謝珠栄、大谷盛雄、御織ゆみ乃、司このみ
  • 装置:大橋泰弘
  • 衣装:任田幾英
  • 照明:勝柴次朗
  • 音響:加門清邦
  • 小道具:万波一重
  • 効果:切江勝
  • 訳詞:平野恵子
  • 歌唱指導:楊淑美
  • 演出助手:荻田浩一、植田景子
  • 振付助手:伊賀裕子、名月かなで、若央りさ
  • 装置補:新宮有紀
  • 衣装補:河底美由紀
  • 舞台進行:森田智広
  • 舞台監督:藤村信一(東京)、波紫衛(東京)、高野克己(東京)、中村兆成(東京)
  • 制作:久保孝満、木場健之
  • 演奏:宝塚管弦楽団
  • 協賛:株式会社 住友クレジットサービス
  • 特別協賛:VISAジャパングループ
  • 制作・著作:宝塚歌劇団

脚注

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参考文献

  • 岡田敬二『岡田敬二 ロマンチック・レビュー』阪急コミュニケーションズ、2009年11月7日。 
  • 執筆:國眼隆一 著、編集:森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子 編『すみれ花歳月を重ねて―宝塚歌劇90年史―』宝塚歌劇団、2004年4月1日。ISBN 4-484-04601-6。 NCID BA66869802。全国書誌番号:20613764。 

関連項目

  • シチリア
  • プッチーニ

外部リンク

  • 2014年版公演案内(宝塚歌劇・公式)
  • 2015年版公演案内(宝塚歌劇・公式)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: シトラスの風 by Wikipedia (Historical)


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