明石市(あかしし)は、近畿地方の中部、兵庫県南部の明石海峡に面する市。兵庫県東播磨県民局に区分されており、中核市に指定されている。1919年(大正8年)市制施行。
本項では、市制施行前の名称である明石郡明石町(あかしちょう)についても述べる。
市境はほとんどの部分が神戸市で、わずかに残る西側を播磨町、加古川市、稲美町で分けている。神戸市への通勤率は29.6%である(平成22年国勢調査)。
近年は人口減少傾向にあったが、2013年から連続で増加に転じている。令和2年国勢調査の速報値で303,838人となっている。
旧・明石町と林崎村の区域である
明石市に編入される前の旧・大久保町の範囲である。
明石市に編入される前の旧・魚住村の範囲である。
1968年12月9日に姉妹都市連携を締結する。
1981年8月29日に友好都市を連携する。
「うみのまち 明石」、「やまのまち 養父」として交流協定を結び、毎年、両市で市民交流が行われており、2005年5月15日に交流協定を締結した。
津名郡東浦町、淡路町、北淡町と「明石・北淡路海峡交流懇話会」を1998年10月21日に設立し、2005年4月1日に津名郡が五色町を除く全域が合併し、淡路市になったことから「明石市、淡路市海峡交流懇話会」に改称する。
裁判所
明石は戦前から航空産業が盛んで、現在も航空関連の製造メーカーや電子部品メーカーがある。阪神工業地帯、播磨臨海工業地帯の1つである。企業誘致に成功し、二見町南二見(通称:人工島)にある二見臨海工業団地には多くの企業が立地し、外国人労働者も多い。
播磨南東部では、良質な米と水に恵まれ江戸時代初期から酒造りが行われている。明石は、神戸の「灘」に対し、「西灘」と呼ばれ、300年以上の歴史がある酒どころで、2019年現在、明石市内に酒造業を営む蔵元が6事業所存在する。
明石市の指定金融機関は、三井住友銀行(旧・太陽神戸銀行→さくら銀行、西暦の偶数年7月~翌年6月)・三菱UFJ銀行(旧・三和銀行→UFJ銀行、西暦の奇数年7月~翌年6月)2行による輪番制を長く続けてきたが、2019年7月から三井住友銀行単独となった。
都市銀行の明石支店はいずれも明石駅南側の区域に集中していて、三井住友銀行はほかに大久保駅前にも個人客対象の支店を置いている。地方銀行・第二地方銀行では兵庫県地盤のみなと銀行・但馬銀行が市内に複数の支店を有し、ほかに中国・四国地方本拠の銀行の明石支店が明石駅周辺に置かれている。
信用金庫は、日新信用金庫が市内に本店を置く。また近隣地域に本店を置く神戸信用金庫・播州信用金庫・姫路信用金庫・淡路信用金庫も明石市内に複数の支店を置いている。
通学区域の指定は明石市教育委員会の発表による。
1975年(昭和40年)から2008年(平成20年)まで明石市内の公立高校入試において総合選抜制度を実施していた。
かつては明石市交通部(明石市営バス)が市内を運行していたが、2012年3月17日に廃止され、路線は神姫バス・山陽バスにそれぞれ譲渡された。
明石海峡大橋は、神戸市垂水区から架かっている。ちなみに明石大橋は国道2号が明石川を渡る橋である。
前述の通り明石市の大部分が神戸市と隣接し、なおかつ神戸市との合併の話もあったことから市外局番は全域が078(神戸MA)である。全域で市外局番が078は明石市のみである。また、兵庫県下においては尼崎市(全域が06(大阪MA))、伊丹市、川西市、川辺郡猪名川町(3市町とも全域が072(池田MA))とともに市外局番が079または079Xを採用していない。
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