黒沢 ともよ(くろさわ ともよ、1996年4月10日 - )は、日本の女優、声優、歌手。埼玉県秩父市出身。東宝芸能所属。
役者人生は、習い事の一つとして始める。3歳頃から演技の勉強を始め、2000年頃から子役として黒沢朋世名義でテレビドラマ、CM、舞台へ出演。その時は挨拶、礼儀、そういったものを大切にする子役界に所属させることが、親御のしつけの一環であったようで、当初は友人の家に遊びに行く感覚であったという。2000年、NHK大河ドラマ『葵 徳川三代』の市姫でテレビドラマ初出演。2003年、舞台『奇跡の人』出演時に、役者人生を歩むことを決意。同年、舞台『新・美空ひばり物語』にて幼少期の美空ひばりを演じる。色々な芝居をして、色々な人物と出会っていくうち、6、7歳の頃には、「お芝居で食べて行きたい」と思うようになったという。
2005年、『モーツァルト!』のアマデ役でミュージカル初出演。2006年、『ポンキッキ』内で放送されたCGアニメーション作品『ポンポン ポロロ』の主題歌を担当。同年前進座の公演『謎帯一寸徳兵衛』の団七娘お市役で歌舞伎初出演。
2008年よりSound HorizonのPVやコンサートにモーションアクターとして出演。2010年の7th Story CD『Märchen』ではボーカル・ボイスアクターなども務める。2009年、ミュージカル『グレイ・ガーデンズ』にジャクリーン・ブーヴィエ役で出演。
2010年、劇場アニメ『宇宙ショーへようこそ』の主人公・小山夏紀役にて声優デビュー。中学2年生のときに東京児童劇団を退団し、芸能活動を一時休止。2012年よりマウスプロモーションに所属し、声優業を活動の中心とする。2015年、法政大学へ進学。同年4月より放送の『響け!ユーフォニアム』の黄前久美子役でテレビアニメ初主演。2016年、舞台『アイワズライト』に出演、ストレートプレイは7年ぶりの出演となる。
2018年3月3日、第十二回声優アワード主演女優賞受賞。
2019年、法政大学を卒業。大学卒業もきっかけとして、2018年頃より声優業も並行しつつ、再度活動の中心を舞台演劇に戻している。
2021年8月1日、マウスプロモーションから東宝芸能への移籍を発表。
2023年6月8日、結婚したことを発表した。
2005年に初出演したミュージカル『モーツァルト!』にて、中川晃教ら演者の歌唱に刺激を受け、本作品の歌唱指導に師事したことが歌を始めるきっかけとなった。自身の人生において大きな部分を占め、この作品なしでは今の自分は存在しないと語っている。
涼風真世や井上芳雄、山口祐一郎など共演歴のある俳優とは舞台観劇を通じて今でも交流がある。大竹しのぶを尊敬し、7歳のころに大竹から「いい役者になりたかったら、いい人間になりなさい」と言葉をかけられた。ほかには、Sound HorizonのPVやコンサートなどに出演した際の縁で、TM NETWORKの宇都宮隆を敬愛していると語る。
趣味は料理、散歩。週に1回は煮込み料理を作る。マウスプロモーションのプロフィールでは趣味・特技欄にダンス、歌、ギターが挙げられていた。ギターは高校時代に軽音楽部に所属していたころに担当していた楽器である。また、軽音楽部の他に家庭部も掛け持ちしていた。芸能活動時においては、2020年夏に出演したツイキャスのブランドムービーでギター姿を披露し、sumikaの「フィクション」を歌唱。出演記念として行われたツイキャス配信でも弾き語り&トークライブが行われた。
太字はメインキャラクター。
※はインターネット配信。
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