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Spモード


Spモード


spモード(エスピーモード)は、NTTドコモが提供しているスマートフォン向けインターネットサービスプロバイダである。その名称は、“SmartPhone”のSとPの文字に由来するという。月額300円。基本的に各料金プランに同梱している。

また、同じ内容のサービスとしてauでは「LTE NET」、ソフトバンクでは「ウェブ使用料」という名称である。

概要

NTTドコモはAndroid、Windows Mobile、BlackBerryなどのスマートフォンを展開しているが、当初ドコモのスマートフォンはNTTドコモのiモードメールや絵文字、デコメールが利用できず、コンテンツやアプリケーションの料金を、携帯電話料金と併せて支払うことができなかった。スマートフォンはiモードネットワークとは独立したmoperaと同等のISPへ接続していたため、メールはiモードメール以外の、mopera UメールやGmail、BlackBerryメールなどを使うこととなっていた。

スマートフォンの普及に伴い、iモード携帯からスマートフォンへの買い替え需要などへ対応するため、2010年9月1日にスマートフォンでも@docomo.ne.jpのキャリアメール利用、iモード絵文字、デコメールなどに対応したspモードの提供を開始した。またspモードメールの他に、インターネット接続、「dメニュー」及び「dマーケット」におけるspモードコンテンツ決済サービスやメールウイルスチェック、アクセス制限サービス、公衆無線LAN接続オプションなどのスマートフォン向けオプションサービスを展開している。

主なサービス

インターネット接続

インターネットへ接続するサービスである。オプションでアクセス制限を行うspモードコンテンツフィルタリングを利用することができる。(未成年は原則適用)

spモードメール

2018年4月23日をもって配信停止となり、2021年1月末で利用停止となった。継続サービスは「ドコモメール」

iモードメールと同じように、docomo.ne.jpのドメインを持つメールアドレスが利用できる。iモードメールとは異なり、メール一通当たりの容量は10MBまでで30日保存可能となり、メールの同報送信件数は100件までである。

受信メールはiモードメールと同様にプッシュメールで受信する。圏外にいたときにメールボックスに着信した場合、一定期間メールを再送信し続ける。

送受信したメールはドコモショップのバックアップ用端末「DOCOPY(ドコピー)」では読み取れない。PCと同期することも出来ない。spモードメールアプリの機能にて外部メモリにバックアップすることが出来る。(但し、メッセージR、メッセージSはバックアップできない。)

iモード解約と同時にspモード契約を申し込んだ場合、iモードで利用していたメールアドレスや各種設定はspモード契約に引き継がれる。「重畳契約(1枚のSIMカードをiモード機とスマートフォンとで差し替えて利用する契約)」の場合は、iモードのメールアカウントはそのままで、spモード契約には、iモード契約に付加されたメールアカウントとは別に、xxx@docomo.ne.jpのアドレスが割り当てられる。また、iモードとspモードの両メールアドレスを入れ替えることが可能である。

iモードからの切り替えでない場合、最初に割り振られるメールアドレスは「英数字の羅列@docomo.ne.jp」であるが、任意のアドレスや電話番号@docomo.ne.jpに1日3回まで変更できる。

iモード.netやドコモwebメールの自動保存機能には対応しない。重畳契約の場合は、iモードのメールアカウントに対してのみ動作する。

デコメールが利用可能であり、デコメ絵文字、テンプレート、背景色や文字色の変更なども可能である。またデコメ絵文字はspモードアプリをダウンロードした時点では340種類ほどだが、受信したデコメ絵文字などをさらに取り込むことが可能である。

デコメアニメには対応せず、受信した場合正しく表示されない。

送受信できる添付ファイルの容量は10メガバイトまでである。また受信サイズを1MB - 10MBに制限できる(初期設定は2MB)。

ファミリー割引のメール家族間無料は、iモード端末側のみ適用される。

iモードメール同様の迷惑メール対策設定がある。また迷惑メール防止のため、1日に送信できるメールは999通までである。ただし同報メールは1通と計算される。

BlackBerryにおいては当初からWi-Fi通信時においても、spモードメールの送受信は可能。Androidは、2011年2月1日からアプリケーションをバージョンアップすることで対応。ただし航空機モードとWi-Fiを同時にオンにした場合は利用できない。Windows Mobile端末をWi-Fi環境で利用している場合は、SIMカードが差さっていれば新着通知はされるが、メール本文は受信できない。

迷惑メール対策においてはiモードとほぼ同様のフィルタをかけることができ、「ドメイン指定拒否・許可」「アドレス指定拒否・許可」「PCメール拒否」「未承諾広告拒否」「URL付メール拒否」「なりすまし拒否」などの設定が可能である。

ドコモメール

2013年10月24日から、spモードメールをクラウド化した「ドコモメール」の提供が開始された。。

Android 4.0以降を搭載したドコモ スマートフォン・ドコモ タブレットに対応し、spモードメールアプリをドコモメールアプリにアップデートすることで、ドコモメールへ移行することができる。サービス開始以降発売のドコモ スマートフォン・ドコモ タブレットでは、spモードメールアプリはドコモメールアプリに置き換わった。なお、非対応機種に対しては従来通りspモードメールでの提供となる。また2021年1月末、spモードメールは提供終了となった。

コンテンツ決済

Google Play Storeやdメニュー及びdマーケット上のspモードでの決済に対応したコンテンツやアプリケーションの代金を、携帯電話料金と併せて支払うことができる。1ヶ月の利用料金の上限の初期値は1万円でありその後1000円単位で課金が可能、最大の上限は30000円までとなる。またこの上限はドコモケータイ払いと共有となる。

spモードコンテンツフィルタリング

出会い系サイトやアダルトサイトといった有害サイトへのアクセスをブロックする「spモードフィルタ」「spモードフィルタカスタマイズ」というサービスが用意されている。

メールウイルスチェック

メールによるウイルス感染を防止するサービスである。オプションサービスで別途申込が必要であるが無料である。シマンテックが提供するパターンファイルを元にチェックを行う。

My docomo

dメニューのお客様サポートの項目より、dアカウントの発行、再発行ができる。dアカウントの発行を行った後、dメニューのMy docomoサイトから料金の確認やプランの変更などを行うことができる。

公衆無線LANサービス

2011年2月1日にAndroid端末のメールWi-Fi対応と同時に新たに始まるサービスで、spモード契約者はオプションで公衆無線LANオプションを利用することが可能となる。本オプションに申し込むと、NTTドコモの公衆無線LANサービスである、docomo Wi-Fiのエリアで、公衆無線LANの利用が可能となる。利用可能エリアは、スターバックスコーヒーやタリーズコーヒーといった喫茶店、ロッテリアやファーストキッチン、モスバーガー、バーガーキングなどのファーストフード、さらには地下鉄やJR、私鉄などの駅構内、六本木ヒルズ等複合施設など、約10万を超えるエリアで利用が可能となる。

利用料は月額300円+消費税を基本としているが、普及促進のため2012年9月から一定条件を満たせば利用料を徴収しないキャンペーンを実施しており、キャンペーン終了時点でこの条件を満たしていれば、以後も条件を満たし続ける限りにおいて利用料は徴収されない。

その他機能

上記の機能に加え以下のNTTドコモの独自サービスを利用することができるようになった。

  • 電話帳バックアップ
  • BeeTV
  • メロディコール
  • iチャネル
  • iコンシェル
  • ケータイデータお預かりサービス

BlackBerryへの対応

spモードは2010年9月1日の開始当初の対応OSはAndroidとWindows Mobile 6.5のみであったが、2010年12月1日よりBlackBerryでも利用が可能となった。ただしBlackBerryでのspモードはメールサービスとWebフィルタのみで、アプリケーションのコンテンツ決済には対応しない。またBlackBerryでspモードを使う場合でもBlackBerry Internet ServiceかBlackBerry Dual Serviceの契約が必要となる。ただしspモードの対応を開始した2010年12月1日よりBlackBerry Internet ServiceやBlackBerry Dual Serviceは大幅に値下げされたことと、ISPセット割がBlackBerry Internet Serviceに適用されたため、実質料金がそれ以前に比べ高くなるといったことはない。

通信自体はBlackBerry用のAPNへ接続し、メールサーバのみspモードを利用する形態となる。そのため従来のBlackBerryのISPメールと同様に他OSとは違い、Wi-Fiでもメールの送受信が可能であったり、メールの受信に数分の遅延が発生する。但し受信の遅延については2011年9月18日より、spモードメールの再設定を行うことで解消されるようになった。

またBlackBerryでは通常のBlackBerry用のメールと同様、絵文字の送信は可能であるがデコメール(HTMLメール)やデコメ絵文字の送信はできない(受信は可)。

BlackBerryでspモードを利用するためには、docomo service portalといわれるアプリケーションを、ドコモアプリケーションサイトからダウンロードし、そこでBlackBerryメール設定用のIDとパスワードを発行することにより、利用することが可能となる。

またAndroidなどと同様、My docomo IDの発行や再発行を行うこともできる。

iPhoneへの対応

2013年9月よりNTTドコモから発売されたiPhoneの接続は当初よりspモードのみとなっている。またspモードメールも2013年10月1日より開始された。

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対応機種

2020年4月時点

Android及びその他周辺機器については、ドコモのサイトから直接コピペしたもので、不具合などで正しい情報ではない可能性があります。

料金

料金は315円/月であるが、ISPセット割が適用されるためiモードなどと同時に契約しても料金は変わらない。mopera Uを同時に契約することも可能で、ライトプランでは315円のまま、mopera Uスタンダードプランでは525円/月である。iモードと同時に契約すると、メールアドレスを2つ利用することができるが、iモードメールを利用する際はSIMカードをiモード端末に差し替える必要がある。

なお2010年12月31日までに新規申込をした場合、申込当月とその後5ヶ月の間無料で利用することが可能であった。

歴史

  • 2010年7月13日 - spモードの概要を発表
  • 2010年9月1日 - サービス提供開始
  • 2010年9月10日 - Android向けアプリのバージョンアップ実施
    • メール着信音の選択が可能になった。
    • イルミネーションLEDの通知に色を選択できるようになった。
    • 文字サイズの種類が追加された。
    • 電話帳登録名の通知設定に対応
    • その他機能を改善した。
  • 2010年12月1日 - BlackBerryでのメールサービスを開始。
  • 2011年1月11日 - My docomo IDの発行が可能となる。
  • 2011年2月1日 - spモードメールのWi-Fi対応開始。
  • 2011年2月1日 - 公衆無線LANオプション提供開始。
  • 2011年3月15日 - 定額データプランに対応
  • 2011年3月18日 - 災害用伝言板提供開始(BlackBerryでも利用可能)
  • 2011年3月24日 - 電話帳バックアップを開始
  • 2011年6月22日 - iチャネルスマートフォンアプリ提供開始
  • 2011年6月29日 - メロディコールがドコモスマートフォンで提供開始
  • 2013年9月20日 - iPhoneでの接続サービスを開始
  • 2013年10月1日 - spモードメールがiOSに対応
  • 2013年10月24日 - クラウド対応のドコモメールが提供開始
  • 2018年4月23日 - spモードメールが配信停止
  • 2021年1月31日 - spモードメールの利用停止

脚注

注釈

出典

関連項目

  • iモードメール
  • 電子メール
  • メールマガジン
  • ドコモ スマートフォン
  • mopera
  • M-stage
  • BlackBerry Internet Service(ブラックベリー インターネット サービス)
  • dマーケット

外部リンク

  • spモード(NTTドコモ)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: Spモード by Wikipedia (Historical)