『ハロー張りネズミ』(ハローはりネズミ)は、弘兼憲史による日本の漫画、またそれを原作とした実写映画、テレビドラマ、OVA。1980年から1989年まで『週刊ヤングマガジン』(講談社)に連載された。単行本は通常版、スペシャル版ともに全24巻、後に文庫化された際は全14巻で刊行されている。
東京都板橋区下赤塚の「あかつか探偵事務所」に所属する探偵・七瀬五郎とその仲間たちが、数々の事件に挑む。日常的な事件から超大規模なサスペンスまで扱う娯楽探偵漫画だが、超常現象やタイムスリップを扱ったエピソードもあるのが特徴である。
1991年に映画化、1992年にOVA化されたが、2017年7月から連続テレビドラマ版も放映された。
各員の年齢は、基本的に初登場時のもの。なお、本作の話数は「ファイル1」、「ファイル2」と数えているが、単行本に最初に収録されているのは「ファイル以前 あかつか探偵団」と題されている(事実上の第1話となっている)。
弘兼憲史『ハロー張りネズミ』講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉版、全24巻
第1巻(1983年7月18日)
第2巻(1983年8月18日)
第3巻(1983年9月18日)
第4巻(1983年10月18日)
第5巻(1983年11月18日)
第6巻(1983年12月18日)
第7巻(1984年2月18日)
第8巻(1984年4月18日)
第9巻(1984年6月18日)
第10巻(1984年8月18日)
第11巻(1984年10月18日)
第12巻(1985年4月18日)
第13巻(1985年9月18日)
第14巻(1986年3月18日)
第15巻(1986年11月18日)
第16巻(1987年1月17日)。本巻より目次が設置されている。
第17巻(1987年7月17日)
第18巻(1987年12月17日)
第19巻(1988年7月16日)
第20巻(1989年1月17日)
第21巻(1989年5月17日)
第22巻(1989年8月17日)
第23巻(1989年11月17日)
第24巻(1996年4月5日)
第24巻には、その他に漫画家との交流を描いた「ハリネズミ交遊録」と、シリーズとは関係ない初期短編「六本木心中」が収録されている。
2011年、ヤングマガジン創刊30周年記念で刊行された『青春ヤンマガ』には『島耕作』シリーズとのクロスオーバー短編『耕作meets久作』が収録されている。
1991年11月16日に実写映画が公開された。
1992年9月1日発売のOVA。「ハロー張りネズミ〜殺意の領分〜」のタイトルで制作・販売されている。単行本第20巻に収録されている「殺意の領分編」を原作としている。
「初夏の鎌倉-箱根・消えた子供を探せ!完全犯罪のトリックは崩せるか?」という副題が付いて、1996年6月10日に、TBS系「月曜ドラマスペシャル」で放送された。
2005年から、范植偉の主演により公視で連続ドラマ化。原題『偵探物語』。日本未公開。
2017年7月14日から9月15日まで、TBSテレビ系の「金曜ドラマ」枠で放送。主演は瑛太。
「ヤンマガKCスペシャル」全24巻を出典とする場合、以下の共通情報は省略する。
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