Carlos K.(カルロス・ケー、1985年12月28日 - )は、日本のソングライター、編曲家、音楽プロデューサー、トラックメイカー。2016年、2020年と日本レコード大賞を2度受賞。山梨県北杜市ふるさと親善大使。山梨県北杜市出身、山梨県立北杜高校、明治学院大学文学部フランス文学科卒業。
ブラジル生まれの日系2世で、幼少の頃からピアノ演奏に慣れ親しみ、1991年(平成3年)6歳で日本に帰国、移住。作曲と油絵の制作活動を始める。
13歳からシンセサイザーを用いた楽曲制作に取り組む。山梨県立北杜高校を卒業後、明治学院大学に入学するものの夢が持てなく1年大学を休学。20歳で生まれ故郷のブラジルへ再度渡り、音楽活動を行いながら田舎のマテ茶工場でアルバイトをした。その時に一緒に働いていた住み込みのブラジル人たちは音楽の道を目指して毎週テープに自分たちの音楽を録音してレコード会社に送っていた。貧しくても頑張る姿を見て「チャンスにあふれた環境にオレなにやってんだ。自分はどんな環境でも音楽を目指せる、努力ができる」と考えて東京へ帰りすぐデモテープを作りレコード会社に送り始め、その後採用が決まった。大学卒業後もフリーターをしながら作曲家を目指すことになる。
日本に帰国後から本格的にDTMを学び、R&BやHIPHOPのトラックを作り始めるとともに、企業向けのCMの企画/制作を開始。同時に、油絵の制作にも再び注力。
学生時代から数々のバンドやシンガーに楽曲やトラックを提供し、度々全国放送のCMなどで楽曲が使用される。映像音楽も数多く手がけており、映画音楽、ファッションPVの音楽制作などを行う。
近年では多数のメジャーアーティスト、TV-CM、アニメ、映画などの音楽を制作している。アイドルからシンガーソングライターまでジャンルにとられることなく対応でき、提供曲数は300曲を超えている(2020年夏時点)。Little Glee Monsterなど、デビュー当初から携わっているアーティストも多い。また海外のアーティスト/クリエーターとの共同での制作活動にも積極的に取り組んでいる。
2015年(平成27年)AKB48『Green Flash』などのヒットによりオリコン年間ランキング作曲家部門1位を記録。
2016年(平成28年)作曲・編曲を手がけた西野カナ『あなたの好きなところ』が「第58回日本レコード大賞」にて大賞を受賞。
2017年(平成29年)山梨県北杜市ふるさと親善大使に就任。
2020年(令和2年)作曲・編曲を手掛けたLittle Glee Monster『足跡』が「第62回日本レコード大賞」にて優秀作品賞を受賞。NHK合唱コンクール2020年&2021年課題曲にもなった。
2021年(令和3年)1年間のリリース楽曲数が100曲を超え話題となる。
2022年(令和4年)編曲で携わったTani Yuuki『W/X/Y』がBillboard JAPANが発表した2022年の年間総合チャート(Hot 100)で2位にランクイン。ストリーミングチャートでは3億回を超える再生回数を記録し、2022年に最も再生された楽曲となった。
2024年(令和6年)NMB48オリジナル新公演「天使のユートピア」サウンドプロデューサーに就任。
3度目の開催となるCreator's Camp in Yatsugatakeは参加人数が100名以上となる。
幼少時代、楽譜が読めず母親からピアノを教えてもらっていた。怒られたくないため事前に耳コピして弾けるように心がけた。その経験が今の作曲術に繋がり、音を聞いたら頭の中で組み立てられるようになった。
関ジャニ∞に夏うたソングの作り方を解説。『夏感を出す裏打ちリズム』『夏音色(風鈴・海など)』『暖かいメジャーコードと切ないマイナーコード進行』と独自理論を展開した。
音楽観に影響を受けたアーティストはビートルズ、ボブ・ディラン、尾崎豊、小室哲哉、ゴンチチ、ヨーヨー・マ。音楽の最初の入りのジャンルはクラシックだった。
※五十音順
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