荒川橋梁(あらかわきょうりょう)は、京成電鉄本線の京成関屋駅 - 堀切菖蒲園駅間の荒川(荒川放水路)に位置する鉄道橋である。荒川放水路橋梁(あらかわほうすいろきょうりょう)とも呼ばれている。
本項では隣接する綾瀬川に位置する綾瀬川橋梁(あやせがわきょうりょう)に付いても記述する。
本橋梁は1931年(昭和6年)3月に完成し、同年12月19日の青砥駅 - 日暮里駅間開業と同時に供用を開始した。全長446.99 mの橋梁である。また、約27メートル下流側には東京都道314号言問大谷田線の堀切橋が平行して架かっている。
開業時より現在に至るまで、本橋梁は両端が6スパンの単線上路式プレートガーター橋、中間が61.0 m(200呎)3スパンの複線下路式曲弦ワーレントラス橋である。トラスは東京石川島造船所製である。
本橋梁は荒川橋梁と共に完成し、青砥駅 - 日暮里駅間開業と同時に供用を開始した。全長30.5 m(100呎)の橋梁である。
開業時より現在に至るまで、本橋梁は両端が1スパンの単線上路式プレートガーター橋、中間が1スパンの複線下路式平行弦ワーレントラス橋である。トラスは東京石川島造船所製である。
1931年の架設当時は問題が無かった荒川橋梁の堤防部分であったが、その後の高度経済成長期に地下水や天然ガス採取などが下町一帯でおこなわれたことにより、時期が経過するにつれ広域的な地盤沈下が起こり海抜ゼロメートル地帯が形成され、この荒川橋梁の部分の堤防が他の場所と比較して低い事で治水上や安全上の問題が生じる恐れが出たため、京成電鉄や国土交通省等は荒川橋梁および綾瀬川橋梁の架け替えを決定し、2007年度を目途に工事を実施する計画がある。事業区間は京成関屋駅〜堀切菖蒲園駅間の約1.5 kmで、2009年から2013年にかけて環境アセスメントが実施され、2014年より詳細設計に着手された。また、この架替事業を契機として堀切地区の街づくり(密集事業)とも連携して進められることとなった。計画では現橋の北側(上流側)に平行弦ワーレントラス橋を架ける予定である。その後荒川橋梁架替事業の説明会が2016年11月30日旧小谷野小学校体育館にて開催され、翌年4月より用地測量が行なわれ、用地取得が進められている。
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