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絶対可憐チルドレン (アニメ)


絶対可憐チルドレン (アニメ)


絶対可憐チルドレン』(ぜったいかれんチルドレン)は、椎名高志による漫画作品『絶対可憐チルドレン』を原作としたアニメ作品。OVA作品およびスピンオフのテレビアニメ『THE UNLIMITED 兵部京介』についても記する。

テレビアニメ

2008年4月から2009年3月まで、テレビ東京系にて放送された。原作における小学生編をアニメ化している。『MÄR-メルヘヴン-』、『ハヤテのごとく!』と『週刊少年サンデー』原作のアニメが続く日曜朝10時枠での放送となった。椎名高志原作の漫画作品でテレビアニメ化されるのは、『GS美神』(ABC・東映動画(現:東映アニメーション)制作、テレビ朝日系)以来2作目、14年ぶり(コマーシャル等を除く)のアニメ化となった。

なお、前作『ハヤテのごとく!』同様にハイビジョン制作だが、地上波アナログ放送、ならびにCS放送ではレターボックス付16:9比率での放送となっている(前作の場合は地上波アナログ放送では4:3サイドカット放映)。地上波のみ字幕放送を実施。

さらに、前作『ハヤテのごとく!』同様にアイキャッチが「しりとり」になっており、冒頭の注意テロップも似たようなものになっていて、スタッフ・声優も同番組に携わっていた人が多く、同番組のキャラクターを人通りの中に登場させたり、声優繋がりのネタで出演していることもある。また、サブタイトルは「○○○○!……」(○には四字熟語などの漢字が入る)のスタイルである。『ハヤテのごとく!』のキャラクターも登場する、下記の仕様、『GS美神』ネタなど「お遊び」を大いに取り入れている。

チルドレンらの登場シーンが、「決め台詞と共に高所から登場し、名乗りと共に爆炎が上がる」ものだったり(スーパー戦隊シリーズ)、「ワンダバダ」とスキャットをリピートする男性コーラスがBGM(帰ってきたウルトラマン)だったり、と往年の特撮ヒーローもの、冒険活劇アニメのオマージュと取れる演出が見られる。

番組開始時の提供クレジットはチルドレンが登場したシーンが、番組終了時の提供クレジット画面は、毎回ザ・ダブルフェイス(常盤奈津子と野分ほたる)が登場したシーンが流れる構成となっている(これは前番組の『ハヤテのごとく!』でも西沢歩で同様の構成となっていた)。

また、番組終了時の提供クレジット画面の最終部分(暗くなっていき、画面が変わる部分)の2.3コマは、チルドレンや登場人物からのメッセージが表示されている。ハイビジョン画質で録画するとコマが切れていてその部分が視聴できない場合が多い。

テレビ愛知・テレビ大阪・テレビせとうち・TVQ九州放送では、エンドカードが別アニメの番宣に差し替えられている。

スタッフ

  • 原作 - 椎名高志
  • 監督 - 川口敬一郎
  • シリーズ構成 - 西園悟(第1話-第26話)、猪爪慎一(第27話-第51話、OVA)
  • メインキャラクターデザイン - 加々美高浩
  • 美術デザイン (TV) - 比留間崇
  • サブキャラクターデザイン - 西尾公伯
  • メインメカニックデザイン (TV) - 松本秀幸
  • プロップデザイン - 今野幸一
  • 美術監督 (TV) - 椋本豊
  • 色彩設計 (TV) - なかむらちほ
  • 撮影監督 (TV) - 坪内弘樹
  • 編集 (TV) - 小野寺桂子
  • 音響監督 (TV) - 松岡裕紀
  • 音楽プロデューサー - 田中統英 (TV、OVA)、川口真司 (TV)
  • 音楽 - 中川幸太郎
  • アニメーションプロデューサー (TV) - 桜井涼介
  • アニメーション制作 - SynergySP
  • プロデューサー (TV) - 岩田伸一、古市直彦
  • 製作 (TV) - テレビ東京、小学館集英社プロダクション
  • 発売 (OVA) - 小学館、ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント

主要キャスト

  • 明石薫 - 平野綾
  • 野上葵 - 白石涼子
  • 三宮紫穂 - 戸松遥
  • 皆本光一 - 中村悠一
  • 賢木修二 - 谷山紀章
  • 蕾見不二子 - ゆかな
  • 桐壺帝三 - 小杉十郎太
  • 柏木朧 - 浅野真澄
  • 谷崎一郎 - 家中宏
  • 梅枝ナオミ - 藤村歩
  • 宿木明 - 大浦冬華
  • 犬神初音 - 清水愛
  • 常磐奈津子 - 中尾衣里
  • 野分ほたる - 佐藤利奈
  • 兵部 京介 - 遊佐浩二
  • 桃太郎、筑紫澪 - 釘宮理恵

主題歌

発売元はいずれもジェネオン。ただし、TVアニメ時:ジェネオンエンタテインメント→OVA時:ジェネオン・ユニバーサルと社名が変更されている。

  • 表中では以下の略号を用いる。
    • TV:テレビアニメ、OP:オープニング、ED:エンディング

各話リスト

DVD列はDVDの収録巻を示す。

原作とアニメの主な相違点

原作の連載途中の時点でアニメ放送が開始されたが、原作(連載順)とアニメ(放送順)の時系列が異なる(原作通りの時系列としなかった)ために、原作の設定やシナリオを完全にアニメに反映できず、原作にはないオリジナル設定やシナリオが多くなっている。ただし単行本化の際に付け加えられたおまけも取り込むなど、後発の利点を活かした演出もある。

以下に示す相違点の中には、アニメ製作時点で原作に存在しなかったシナリオ・設定を、アニメオリジナルとして登場させたため、後に製作された原作のシナリオ・設定と食い違ってしまったことによるものも多い。

  • 皆本とチルドレンの出会いと、皆本がチルドレンの担当指揮官に就任するまでの経緯。
    • 原作とは違い、主任研修から戻ってからチルドレンと初めて会っている。
  • 前述の通り、時系列(放送順)が異なる。そのため登場人物やエピソードの登場が原作より早い(九具津、マッスル、桃太郎、小鹿等の登場、テレポートによる服の着せ替えなど)。逆に皆本が伊号の予知を知るのが原作よりかなり遅かったりもしたため、シナリオにかなり無理が生じることがある。
  • バベルの目的及び、本部の建物が変更されている。
    • 内務省特務機関(原作)→政府特務機関(アニメ)
    • アニメ版では現実での法務省旧本館所在地付近に、バベルの塔を模した本部ビルが存在している。
  • 桃太郎が最初から兵部と共にいる。そのため、原作での初登場時のエピソードも一部変更された。
  • 皆本がリミッターを解除した瞬間、チルドレンがすぐ(各話ごとに趣向の凝った変身シーンを通して)制服に変わる(バベルの特別スーツを除く)。
  • 原作では第9巻と第11巻にて1回ずつ「絶対可憐」と名乗るのみなのに対し、チルドレンらがエスパー犯罪者らに対し、または皆本がリミッターを解除した後、毎回自ら「絶対可憐チルドレン」を名乗っている。
  • リミッターの解釈が根本的に違う。原作は、エスパーが自分の意志に反して力を暴走させてしまうことを防ぐ、言わば「補助器具」的扱いだが、アニメ版は、エスパーが普通人に逆らわないように力を押さえ込むだけのものである(須磨主任時代に使っていたリミッターの形状が「首輪」である)。
  • 皆本がリミッター解禁時に、決めポーズをとっている(どんな服装でもポーズは必ず同じ)。
  • テレビ東京系列での放送のため、原作で描かれるパンチラ(薫のいたずらやローアングル等)などの下着の露出描写が行えない。DVDでは一部のパンチラが解禁されたシーンもある。
  • 原作では薫が兵部のことを「京介」と呼ぶのに対し、アニメでは「兵部さん」で呼んでいる(ただし第39話終盤から「京介」と呼ぶようになった)。
  • キャリーに関する話が大きく変更され、当事者である皆本以外にも多くの人物が関与する。
  • 最終回の卒業式で歌っている曲が、原作の「この地球のどこかで」から、アニメEDの「早春賦」に変更された。

放送局

DVD

TVシリーズは2008年8月より全14巻で発売された。発売元:小学館、販売元:ジェネオン エンタテインメント。また、先行レンタル版が2008年4月下旬よりレンタルビデオ店にある。内容は第1話(ただしレターボックス収録)、及び『東京国際アニメフェア '2008』でのイベント映像、主要声優(平野綾、白石涼子、戸松遥、中村悠一)によるインタビュー映像。初回生産分限定封入特典としてDVDオリジナルキャラクタートランプ(4枚)と全巻購入特典 応募権を封入する。

  1. 絶対可憐チルドレン01(GNBA-7581、2008年8月22日)
    • 予約特典は「絶対可憐チルドレン 永久保存!DVD発売記念記念のDVD!!」。
  2. 絶対可憐チルドレン02(GNBA-7582、2008年9月26日)
  3. 絶対可憐チルドレン03(GNBA-7583、初回版:GNBA-7595、2008年10月24日、第7話-第10話収録)
  4. 絶対可憐チルドレン04(GNBA-7584、2008年11月21日)
  5. 絶対可憐チルドレン05(GNBA-7585、2008年12月26日)
  6. 絶対可憐チルドレン06(GNBA-7586、2009年1月23日)
  7. 絶対可憐チルドレン07(GNBA-7587、2009年2月25日)
  8. 絶対可憐チルドレン08(GNBA-7588、2009年3月25日)
  9. 絶対可憐チルドレン09(GNBA-7589、初回版:GNBA-7596、2009年4月24日発売)
  10. 絶対可憐チルドレン10(GNBA-7590、2009年5月22日)
  11. 絶対可憐チルドレン11(GNBA-7591、2009年6月24日)
  12. 絶対可憐チルドレン12(GNBA-7592、2009年7月24日)
  13. 絶対可憐チルドレン13(GNBA-7593、2009年8月21日)
  14. 絶対可憐チルドレン14(GNBA-7594、2009年9月18日)

OVA

絶対可憐チルドレン 〜愛多憎生!奪われた未来?〜』(ぜったいかれんチルドレン 〜あいたぞうせい!うばわれたみらい?〜)のタイトルで2010年7月16日発売。キャスト・スタッフなどは多くがテレビアニメより引き継がれている。『週刊少年サンデー』2010年6号にて中学生編OVAの制作が発表。「黒い幽霊」に洗脳された皆本とチルドレンが敵対するという、原作とは異なる完全オリジナルストーリーで製作された。2010年4月16日発売のコミックス第21巻DVD付限定版には予告編が収録。作者の椎名も中学教師役として出演している。ケータイサイトのアナザーセンスでもスピンオフを配信。

THE UNLIMITED 兵部京介

スピンオフ作品である『THE UNLIMITED 兵部京介』(ジ・アンリミテッド ひょうぶきょうすけ)が、2013年1月から3月までテレビ東京系にて放送された。『サンデー』誌上では「2013サンデーアニメプロジェクト」の第2弾として発表されている。『週刊少年サンデーS』2013年5月号より、大柿ロクロウによる漫画版が連載中。

兵部京介を主人公としたオリジナルストーリーとして制作された。原作冒頭漫画で中学生編の前のエピソードであることが明かされており(ただし直接の繋がりはないパラレルワールドの物語である)、アンディ・ヒノミヤやユウギリが今後原作に登場するかは言葉を濁している。

同作者の『GS美神 極楽大作戦!!』のスピンオフ『GSエミ 魔法無宿!!』同様ギャグを無くしたシリアスストーリーとなっており、お色気描写も控えられている。

同じ『サンデー』原作&マングローブ制作の後番組『ハヤテのごとく! Cuties』第8話では西沢歩のイメージとして本作のP.A.N.D.R.Aメンバーが登場している。

主人公とアニメオリジナル登場人物

兵部京介以外の原作登場人物の設定は、「B.A.B.E.L.」および「絶対可憐チルドレンの登場人物」を参照。

兵部京介
声 - 遊佐浩二 / 平野綾(子供時代)
主人公。パンドラのリーダー。
本作オリジナルの設定として、「解き放て、アンリミテッド」と唱え学生服の襟章(リミッター)を回すことで能力のリミッターを解除し「アンリミテッドモード」と呼ばれる姿になり、その戦闘力はザ・チルドレンのトリプルブーストさえ凌ぐほどだが、代償として肉体に大きな負担がかかるため長時間維持することはできない。リミッターを再度発動する際には「時よ、永遠に止まれ」と唱える。
詳細は「絶対可憐チルドレンの登場人物#P.A.N.D.R.A」参照。
アンディ・ヒノミヤ
声 - 諏訪部順一
もう一人の主人公。左眼が金色の瞳のオッドアイになっている日系人の青年。エスパー刑務所デッドロックに囚人として収容されていたが、兵部が同所を脱走した際に同道し、そのままパンドラに加入することとなる。その正体はUSEI(合衆国ESP捜査局)所属の潜入捜査官であり、パンドラに潜入し「伊-八號」の脳を回収することが真の目的であった。
能力はESP無効化であり、自分の周囲のESP発動を無効化するとともに、相手エスパーに直接接触して強い念波を送ると対象のESP使用を一定時間封印することが可能。能力の効果範囲は通常時1〜3m程度で、ヒノミヤ本人にストレスを与えることで拡大する。頭蓋骨の左目部分に通信可能なバイオチップを埋め込まれている。パンドラ加入後は、兵部からもらったペンダント型のリミッターを与えられる。
その特異な能力ゆえ、エスパーにもノーマルにもなれないという人生を送っており、能力を誇示する対象とされ続けたことから特にエスパーを嫌っている。合衆国のハイスクールを卒業後は軍に所属していたが馴染めず退役後、能力を見込んだアランにスカウトされUSEIに入局する。自身の能力に攻撃力が薄いため、軍隊時代に身につけた銃の扱いや軍隊格闘により戦い、USEIの無人マシン複数を圧倒する戦闘力を有するものの技術がほぼ教科書通りであるため、皆本と兵部に素性を見抜かれることとなった。
兵部には正体を見抜かれた上であえてパンドラに加えられたが、潜入活動の中パンドラや兵部の真意について葛藤することとなる。パンドラが日本でバベルと接触したことで任務達成のチャンスが訪れ、バベルの作戦に乗じてカタストロフィ号中枢部に乗り込み任務を達成。しかし合衆国がユウギリを確保することに抵抗したため、アランに見限られUSEIを追われる。
その後は蕾見に助けられチルドレンの協力でバイオチップも除去してもらう。更に兵部やパンドラの面々とも和解して早乙女の野望を砕くために奔走。最終的にユウギリの暴走を抑えた代償で自らの能力を暴走させてしまった兵部を己の能力で救い、事態の終息をもたらした。一連の事件が終わった後は、別れを惜しむ仲間たちを尻目にパンドラを離れ、独り流離いの旅に出ることを決意。兵部にリミッターを返却しようとするも「名誉会員」の名目で突き返され、彼の意図を察してリミッターを所持したまま旅立った。
アニメと同時期にさぷりめんとに登場。その後、本編にも逆輸入される形で登場している。本編ではソフィーの部下として財団の一員として登場。
ユウギリ
声 - 東山奈央
デッドロックにサンプルとして捕らえられていた少女。高レベルの精神感応や催眠などを持つ。自分の能力を制御しきれておらず、ストレスによって能力を暴走させかけてしまうことがある。
死の商人とも言われる非合法組織によって作られた実験体で、ある強力なエスパーの兄妹を母体に製造されたクローンのプロトタイプ。識別のために首筋にバーコードが刻印されている。
モナーク王国出身で、自分を作った組織の施設を自分の能力の暴走によって壊滅させてしまったあと、ソフィ王女の支援する児童養護施設に身を寄せていたが再び自らの能力で周りの人々を巻き込むことを恐れ施設から脱走し、そこをパンドラに拾われた経緯を持つ。その後デッドロックの施設に捕らえられるに至る何らかの事件があったと思われる。
内気で人見知りをする性格で、パンドラ内でも兵部の言うことしか聞かなかったが、後に自分の能力暴走をカバーしたヒノミヤに心を開くようになる。
ヒノミヤが伊-八號の能力を無効化したことによってカタストロフィ号に乗り込んできたUSEIに捕らえられ、早乙女によって洗脳をかけられる。その後伊-八號の予知を覆しエスパーが管理される社会を作り上げる早乙女の計画のために親エスパー派の新ニューヨーク市市長就任式の場に現れ、催眠能力を用いニューヨーク市全域を混乱に陥れる。
催眠で相手の能力の暴走させることによって蕾見やパンドラの超能力者達、兵部をも苦しめるが兵部が能力を開放したことにより洗脳を解かれる。その後自身の能力を制御出来なくなってしまった兵部を止めるためにアンディと共に兵部の能力を止めるために立ち上がり兵部を止めることに成功する。
事件の後、アンディが去ってしまった後もパンドラに残り兵部と共に行動する。作者ブログによると漫画で描かれないところで虐待される超能力者を救うために奔走しているらしい。
アニメと同時期にさぷりめんとに登場。その後、本編にも逆輸入される形で登場している。本編ではユウリのクローンとの関連性を示唆されている。
アラン・ウォルシュ
声 - 楠大典
ヒノミヤをスカウトしたUSEI捜査局員で、早乙女の指揮の下カタストロフィ号殲滅を狙う。ヒノミヤの直属の上司であり、彼の左眼を介した通信によりパンドラの内情報告を受けている。USEI本部に乗り込んだ兵部を自身もろとも殺そうとしたが、ESPジャマーを破壊されアランのみ無人マシンに射殺される。
カーン
声 - 廣田行生
エスパー刑務所デッドロックの所長。裏で捕らえたエスパーを新兵器開発の為の実験台にしていたが、ユウギリへの非道な仕打ちが兵部にばれて爆殺され、彼の後ろ盾と思われる軍事政権もパンドラの策略によって壊滅した。
エスパー兵士
声 - 藤原貴弘
カーンが様々な超能力実験を基に開発した人工エスパー。テレポートと予知能力を持ち、体内に取り込んだ桃太郎の空気の塊を誘導弾として使用する能力も使用する。
製作者のカーンは超度7に相当すると豪語するが、兵部のアンリミテッドモードに敗れ、彼を開発する為の生贄になったエスパー達への鎮魂を込めた念動によって粉々にされた(ただし、取り込まれた桃太郎は無事生還)。
カルロ・マルディーニ
声 - 山路和弘
マフィア・マルディーニファミリーのボスの高レベルエスパー。兵部とは半世紀以来の旧知であるものの、取引に乗じて彼を始末しようとしたため、粛清される。
兵部と出会ったのは1942年占領下のウィーン。当時の兵部は准尉、カルロは少佐だった。
ソフィー・グレース
声 - 名塚佳織
モナーク王国の王女。エスパーとの共存を求める慈善家でもあり、かつてユウギリがいた児童養護施設にも支援していた。彼女の暗殺の予知を知ったユウギリの願いでパンドラが誘拐する。彼女の方もユウギリのことを覚えており、ずっと気にかけていた。ユウギリと共に生きることを望むも、当の彼女がパンドラの仲間たちと一緒に生きる道を選んだことを察して断念し、兵部に託した。極めて慈悲深く器の大きい人物であり、普通人には一片の敬意を抱かない兵部ですらユウギリの守護を託された際に敬意を以て礼儀正しく応じたほど。
アニメの終了時期にさぷりめんとに登場。その後、本編にも逆輸入される形で登場している。本編ではヒノミヤを部下に財団という組織を動かしている。

キャスト

  • 兵部京介 - 遊佐浩二 / 平野綾(子供時代)
  • アンディ・ヒノミヤ - 諏訪部順一
  • ユウギリ - 東山奈央
  • 真木司郎 - 落合弘治 / 比嘉久美子(子供時代)
  • 加納紅葉 - 大原さやか
  • 藤浦葉 - 羽多野渉
  • 桃太郎 - 釘宮理恵
  • マッスル大鎌 - 三宅健太
  • パティ・クルー - 小林沙苗
  • 明石薫 - 平野綾
  • 野上葵 - 白石涼子
  • 三宮紫穂 - 戸松遥
  • 蕾見不二子 - ゆかな
  • 柏木朧 - 浅野真澄
  • 賢木修二 - 谷山紀章
  • 皆本光一、予告ナレーション - 中村悠一
  • 伊・八號 - 江口拓也
  • 伊・九號 - 布施川一寛
  • 早乙女英治 - 森功至
  • 兵部博士 - 堀内賢雄
  • 蕾見男爵 - 星野充昭
  • 志賀タダシ - 小松史法
  • 宇津美清司郎 - 坪井智浩
  • 犬神初 - 峯暢也
  • 宿木明夫 - 箭内仁
  • 夏見イワオ - 金光宣明
  • 菊池カンジ - 里卓哉
  • 芥リュウ - 小山剛志
  • アラン・ウォルシュ - 楠大典
  • カルロ・マルディーニ - 山路和弘
  • ソフィー・グレース - 名塚佳織

スタッフ(スピンオフ)

  • 原作 - 椎名高志「絶対可憐チルドレン」より 小学館「週刊少年サンデー」連載中
  • 監督 - 五十嵐紫樟
  • シリーズ構成 - 猪爪慎一
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - たかぎじゅん
  • メカニックデザイン - 寺岡賢司
  • 色彩設計 - 岩沢れい子
  • 美術監督 - 舘藤健一
  • 撮影監督 - 元木洋介
  • 編集 - 坂本久美子
  • 音響監督 - 長崎行男
  • 音楽 - 中川幸太郎
  • アニメーションプロデューサー - 河内山隆、富永禎彦
  • プロデューサー - 村松紗也子、松田章男
  • アニメーション制作 - マングローブ
  • 制作 - ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
  • 製作 - UNLIMITED Partners(ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント、テレビ東京、小学館)

主題歌(スピンオフ)

各話リスト(スピンオフ)

放送局(スピンオフ)

Blu-ray / DVD(スピンオフ)

音楽CD

発売元はいずれもジェネオンエンタテインメントまたはジェネオン・ユニバーサル。

シングル

主題歌のCDが7枚発売されている(OVAの「☆Seventh★Heaven☆」と「…Out of control…」は両A面として1枚で発売)。

キャラクターソング

2008年7月23日から2009年1月21日にかけて計8枚が発売された。

  1. 1st session 明石薫 starring 平野綾
  2. 2nd session 野上葵 starring 白石涼子
  3. 3rd session 三宮紫穂 starring 戸松遥
  4. 4th session 皆本光一 starring 中村悠一
  5. 5th session 兵部京介 starring 遊佐浩二
  6. 6th session 梅枝ナオミ starring 藤村歩
  7. 7th session 賢木修二 starring 谷山紀章
  8. 8th session 柏木朧 starring 浅野真澄、ザ・ダブルフェイス starring 中尾衣里&佐藤利奈

アルバム

  • level 7(ザ・チルドレン starring 平野綾&白石涼子&戸松遥、2009年3月25日、GNCA-1218)
  • UNLIMITED ∞(兵部京介+皆本光一+賢木修二 starring 遊佐浩二+中村悠一+谷山紀章、2009年3月25日、GNCA-1219)
  • 絶対可憐チルドレン ULTIMATE SONGS(2010年7月28日)
  • 絶対可憐チルドレン ALL THE BEST(2010年7月28日)
  • 絶対可憐チルドレン STARRING COLLECTION -キャラクターソング集-(2010年7月28日)

サウンドトラック

テレビアニメのサウンドトラック。音楽は中川幸太郎が担当。

  • 絶対可憐チルドレン オリジナル・サウンドトラック
    1. 2008年6月25日発売
    2. 2009年2月25日発売

ドラマCD

初回限定盤には、「脱着可能!」シール型・オリジナル・マウスパッドが付属された。

  • 絶対可憐チルドレン ドラマCD EPS.1st〜和気藹々! 愛と平和が地球を救う!〜(2008年9月25日、GNCA-1171)
    • コメリカからやってきた複合能力者ジャニス・ウッドストックとの戦いを描く。彼女の攻撃を受けた者は人格を強制的に変えられ、ラブ&ピース(愛と平和)な歌を歌い踊るようになる。
    • 収録曲
      • シュ・ビ・ドゥ BABEL(歌:桐壺帝三&柏木朧 starring 小杉十郎太&浅野真澄、作詞:くまのきよみ、作曲・編曲:岩崎文紀)
      • あのね、オトコノコ(歌:花井ちさと starring 福原香織、作詞:くまのきよみ、作曲・編曲:澤口和彦)
  • 絶対可憐チルドレン ドラマCD EPS.2nd〜波濤万里!カリブの熱き風〜(2008年12月26日、GNCA-1172)
    • 大戦中に第3帝国で超能力軍事研究を行っていたパラシオス教授が、研究を完成させる為に皆本と賢木を拉致。大戦中にパラシオス教授の研究に参加したことがある兵部は彼を調査するが…。
    • 収録曲
      • のよっ!うぉー禁とーく(歌:マッスル大鎌 starring 三宅健太、作詞:くまのきよみ、作曲・編曲:澤口和彦)
      • ア・ブ・ナ・イ Jewelry Heart(歌:澪 starring 釘宮理恵、作詞:くまのきよみ、作曲・編曲:岩崎文紀)
  • 絶対可憐チルドレン ドラマCD EPS.3rd〜一意奮闘!蕾見ばーちゃんの絶対love×love教室〜(2009年3月25日、GNCA-1173)
    • 薫の夢の中で、皆本とナオミが急接近。それは皆本が「ワイルド・キャット」の主任になっている夢だった。薫はただの夢の話だと思いきや…。
    • 収録曲
      • 微睡(まどろみ)Gravy Lips(グレイビー・リップス)(歌:蕾見不二子 starring ゆかな)
      • 職場恋愛(あい)おぼえていますか?(歌:谷崎一郎&梅枝ナオミ starring 家中宏&藤村歩)

ラジオ

2008年6月25日から2009年3月25日まで隔週水曜日にアニメイトTVで配信されたテレビアニメとの連動番組。パーソナリティは白石涼子、戸松遥、小杉十郎太の3人。

ゲーム

カードゲーム

アニメをベースに「絶対可憐チルドレンTCG」として販売。

  1. 第1弾 破壊の女王 〜クイーン・オブ・カタストロフィー〜(2008年9月4日)
  2. 第2弾 光速の女神 〜ライトスピード・ゴッデス〜(2008年11月20日)
  3. 第3弾 禁断の女帝 〜アンタッチャブル・エンプレス〜(2009年2月26日)
    • エントリーボックス購入特典に原作者の描き下ろしカードが1枚同梱、ブースターBOX購入特典に全1種のカードが1枚同梱。

この他、『週刊少年サンデー』と『週刊少年マガジン』の50周年合同企画の「サンデーVSマガジンTCG」にも登場するが、こちらは原作をベースとしている。

コンピューターゲーム

アニメをベースとした以下の作品が発売されている。

絶対可憐チルドレンDS 第4のチルドレン
ニンテンドーDS専用のゲームソフト。コナミデジタルエンタテインメントより2008年9月4日に発売。公式サイトによれば、ジャンルは「育成シミュレーションRPG」。原作8巻までの内容の翻案に、ゲームオリジナルのキャラクター・ドリーの話が多少からむ。プレイヤーは皆本光一になり、チルドレン達を指導しながら任務を遂行する。本編は主にバベルの敷地内で情報を集めるパートと実際にミッションを遂行するパートからなり、ミッションを達成する毎にストーリーが進んでいく。ミッションを遂行するパートでは3-10画面程度のフィールドを探索ながらそこで出会うパンドラのメンバーや普通の人々と戦う。なお操作はほぼ全てタッチペンで行う。
このゲームの特徴は戦闘にある。戦闘はターン制で、チルドレン達は超能力により敵と戦うが、プレイヤーは大まかな指示しか選べず、具体的にどの超能力を使うのかはチルドレン達が自己決定する。ただしチルドレン達はプレイヤーの指示に素直に従うとは限らない。プレイヤーが指示を選択する際に左右に動くフィーリング・ゲージ現れ、これを右で止めれば止めるほどチルドレンは指示に従いやすいという仕様である。また戦闘時にチルドレンとの会話が発生し、これも指示への従いやすさや信頼度に影響する。
絶対可憐チルドレン アナザーセンス
公式携帯サイトで配信されているアドベンチャーノベルゲーム。アニメ版の脚本家猪爪慎一がシナリオを書き下ろしている。基本的にアニメ版のストーリーをバベル、パンドラ双方の視点からなぞっていくが、選択肢によってアニメ版とは異なる顛末が描かれるマルチシナリオが採用されている。

この他、『週刊少年サンデー』と『週刊少年マガジン』の50周年合同企画の以下のゲームにも登場するが、こちらは原作をベースとしている。いずれもコナミデジタルエンタテインメントから発売。

  • サンデー×マガジン 熱闘!ドリームナイン(ニンテンドーDS用)
  • サンデーVSマガジン 集結!頂上大決戦(PlayStation Portable用)
  • サンデー&マガジン WHITE COMIC(ニンテンドーDS用)

脚注

注釈

出典

関連項目

  • テレビ東京系アニメ

外部リンク

  • 絶対可憐チルドレンアニメ公式サイト
  • テレビ東京・あにてれ 絶対可憐チルドレン
  • あにてれ:THE UNLIMITED 兵部京介 - ウェイバックマシン(2012年12月30日アーカイブ分)
  • UNLIMITED兵部京介@絶チル (@UNLIMITED_zc) - X(旧Twitter)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 絶対可憐チルドレン (アニメ) by Wikipedia (Historical)