中延駅(なかのぶえき)は、東京都品川区にある、東急電鉄・東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。駅所在地は東急は中延四丁目、都営地下鉄は東中延二丁目となっている。
乗り入れ路線
以下の2社2路線が乗り入れ、相互間の接続駅となっている。
- 東急電鉄: 大井町線 - 駅番号「OM04」
- 都営地下鉄: 浅草線 - 駅番号「A 03」
歴史
- 1927年(昭和2年)7月6日:目黒蒲田電鉄(現・東京急行電鉄)大井町線の駅が相対式ホームの地上駅として開業。
- 1954年(昭和29年)7月:大井町線中延駅の高架化工事に着手。
- 1957年(昭和32年)7月11日:大井町線中延駅高架化工事竣工。
- これは荏原町 - 戸越公園間の地上線の北側に新たに高架橋および盛土を構築し、線路をそっくり移設するものである。工事延長は1,020 m、事業費は3億円、計9か所の踏切が廃止された。
- 1968年(昭和43年)11月15日:都営1号線の中延駅が開業。
- 1978年(昭和53年)7月1日:都営1号線を浅草線に改称。
- 2007年(平成19年)3月18日:ICカード「PASMO」の利用が可能となる。
駅名の由来
大井町線開業時の駅所在地が荏原郡荏原町大字中延であったため、地名から採ったもの。「中延」の由来は明らかにされていないが、古代の平塚郷の中心地であったからという説や荏原郡の中心地であったという説などがある。
駅構造
両線の駅出口は道路を挟んで50mほど離れており、乗り換えには公道を横断する必要がある。
東急電鉄
相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。改札と各ホームを連絡するエレベーターが設置されている。改札階には多機能トイレが設置されている。サービス係「専門社員」導入駅のため大井町駅から遠隔監視している。
のりば
東京都交通局
島式ホーム1面2線を有する地下駅である。
改札口は2箇所。自動定期券発売機は東急中延駅方面改札口に設置されている。中延4丁目方面改札口は朝夕のみ係員が配置され、それ以外の時間帯は遠隔対応となっている。
大門駅務管区五反田駅務区の管轄。東京都営交通協力会に委託されている。
のりば
(出典:都営地下鉄:駅構内図)
利用状況
- 東急電鉄 - 2022年度の1日平均乗降人員は19,385人である。
- 都営地下鉄 - 2022年度の1日平均乗降人員は24,417人(乗車人員:12,318人、降車人員: 12,099人)である。
年度別1日平均乗降人員
近年の1日平均乗降人員の推移は下表の通り。
年度別1日平均乗車人員(1920年代 - 1930年代)
各年度の1日平均乗車人員は下表の通りである。
年度別1日平均乗車人員(1956年 - 2000年)
年度別1日平均乗車人員(2001年以降)
近年の1日平均乗車人員の推移は下表の通り。
- 備考
駅周辺
官公庁・公共施設
教育機関
郵便局 ・ 金融機関
交通
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)横須賀線、湘南新宿ライン、相鉄線直通列車 西大井駅 - 当駅から南東へ徒歩約20分程度。
- 東急バス荏原営業所
店舗
- 中延スキップロード - 当駅から池上線荏原中延駅まで続く商店街。
バス路線
最寄りバス停留所は、第二京浜上にある中延駅前となる。以下の路線バスが乗り入れ、東急バスにより運行されている。
- 反01系統 - 五反田駅行 / 多摩川大橋・遠藤町経由 川崎駅ラゾーナ広場行
- 反02系統 - 五反田駅行 / 西馬込駅前経由 池上警察署行
隣の駅
- 東急電鉄
- 大井町線
- ■急行
- 通過
- □各駅停車(二子新地・高津は通過)・■各駅停車(二子新地・高津に停車)
- 戸越公園駅 (OM03) - 中延駅 (OM04) - 荏原町駅 (OM05)
- 東京都交通局(都営地下鉄)
- 都営浅草線
- 馬込駅 (A 02) - 中延駅 (A 03) - 戸越駅 (A 04)
脚注
注釈
出典
利用状況の出典
- 東急電鉄の1日平均利用客数
- 東京都交通局の1日平均利用客数
- 私鉄・地下鉄の統計データ
- 東京府統計書
- 東京都統計年鑑
参考文献
- 『東京急行電鉄50年史』東京急行電鉄、1973年4月18日。
- 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669。
関連項目
外部リンク
- 中延駅(各駅情報) - 東急電鉄
- 中延駅 | 都営地下鉄 | 東京都交通局
- 東急沿線情報サイト「とくらく」 中延駅
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