ABCお笑いグランプリ(エービーシーおわらいグランプリ)は、朝日放送テレビ(ABCテレビ)が主催するお笑いコンクールである。 1980年から2011年まで開催された「ABC漫才・落語新人コンクール」「ABCお笑い新人グランプリ」を引き継ぐ大会であり、若手芸人の登竜門といわれる賞レースのひとつ。
決勝の模様は、主催の朝日放送テレビ(ABCテレビ)や一部のテレビ朝日系列局で生放送。放送時間は、「お笑い新人グランプリ」として関西ローカル(ABCテレビの「ホリデーワイド」枠)で放送していた前回大会までの4時間から、2時間にまで縮小していたが、第37回からは3時間に再度拡大している。
第33回大会から第36回大会までの決勝では、準決勝の順位(放送上は「予選順位」と呼称)が10位(2013年の第34回大会は9位)だった組から順に、持ち時間4分間でネタを披露。ネタ終了直後に、5名の審査員が1人100点の持ち点(満点:500点)で審査してから、審査員の背後に設けられたモニターに3桁のスロット形式で全審査員の点数を公表する。2組目からは、それまでに最高の点数を得た組(暫定1位)と点数を比較。点数の低い組を「敗退」扱いで次々と退場させた後に、全10組(第34回大会は9組)のネタ披露が終了した時点で点数が最も高い組を「優勝=グランプリ」とする、勝ち抜き制方式でグランプリを決定する。
第37回大会では審査方法が変更され、ファーストステージとファイナルステージの2ネタ方式で審査を実施。決勝進出者12組は、最終予選の順位を元に、ブロックごとの戦力が均等になるようA-Cの3ブロックに振り分けられる。ファーストステージでは、各ブロックごとにクジ引きにより決定されたネタ順で、持ち時間4分間でネタを披露し、ネタ終了後に10名の審査員が1人100点の持ち点(満点:1000点)で審査。各ブロック全組のネタ披露後に4位から順に点数を公表し、最も点数の高かった1組がファイナルステージへ進出。第38回からは各ブロックごとに7人の審査員が1位から4位までの順位を決定。その順位によるポイントを集計し(1位・10点、2位・5点、3位・3点、4位・1点)、最もポイントの高かった1組がファイナルステージへ進出。
ファイナルステージでは、勝ち上がった3組がファーストステージの点数が高かった組からネタ順を選択し、ファーストステージとは違う4分間のネタを披露。1組ずつネタを披露した直後に、10名(第38回以降は7名)の審査員が1人100点の持ち点(満点:1000点、第38回以降は700点)で審査し、その都度合計点数を公表する。2組目からは、点数の高い組(暫定1位)が勝ち残り点数の低い組は「敗退」として退場させ、全3組のネタ披露が終了した時点で点数が最も高い組を「優勝=グランプリ」とする。なお、第36回大会までとは異なり、ファーストステージ・ファイナルステージともに、各審査員の点数は公表されない。
第38回以降のファーストステージでは、各ブロックの決勝進出者以外の各審査員が付けた順位は公表されない。第38 - 41回のファイナルステージのネタ順は、中に数字の書かれた提灯(第38 - 40回)やスイカのオブジェ(第41回)を決勝進出者が選ぶ方式で決定された。第42回以降ではCM中に行われるため、どのような形で決定されるかが明らかにされていない。
表記は舞台袖から観客席側への順。第38回以降は下段舞台袖から観客席側、上段舞台袖から観客席側への順。
2012年1月29日に、朝日放送の本社内(大阪市福島区)にあるABCホールで決勝を開催した。
2013年1月27日に朝日放送テレビAスタジオで決勝を開催するとともに、15:30 - 17:25の時間帯で生中継を実施。
2014年1月26日に朝日放送テレビAスタジオで決勝を開催するとともに、15:30 - 17:25の時間帯で生中継を実施。
2015年1月18日に朝日放送テレビAスタジオで決勝を開催するとともに、15:25 - 17:25の時間帯で生中継を実施。
ABC創立65周年記念番組として、2016年7月18日に朝日放送テレビAスタジオで決勝を開催するとともに、14:00 - 16:58の時間帯で生中継を実施(関西ローカル)。
2017年7月9日に朝日放送テレビAスタジオで決勝を開催するとともに、14:25 - 17:25の時間帯で生中継を実施(関西ローカル)。
2018年7月8日に朝日放送テレビAスタジオで決勝を開催するとともに、14:25 - 17:25の時間帯で生中継を実施(関西ローカル)。
この回以降、同年4月1日の認定放送持株会社移行に伴う商号変更並びに分社化により、朝日放送(ABC、現・朝日放送グループホールディングス)からテレビ放送事業を承継した朝日放送テレビに社名・局名が変更となった。
2019年7月21日に朝日放送テレビAスタジオで決勝を開催するとともに、14:25 - 17:25の時間帯で生中継を実施(関西ローカル)。
2020年7月12日に朝日放送テレビAスタジオで決勝を開催するとともに、14:25 - 17:25の時間帯で生中継を実施(関西ローカル)。テレビ朝日とサイバーエージェントが共同で運営している動画配信サービス『ABEMA』でも同時配信された。
2021年7月11日に朝日放送テレビAスタジオで決勝を開催するとともに、14:25 - 17:25の時間帯で生中継を実施(関西ローカル)。テレビ朝日とサイバーエージェントが共同で運営している動画配信サービス『ABEMA』でも同時配信。
2022年7月10日に朝日放送テレビAスタジオで決勝を開催するとともに、13:55 - 17:25の時間帯で生中継を実施(関西ローカル)。また『ABEMA』でも同時配信。九州朝日放送(KBC)でも同時ネットを実施。
2023年7月9日に朝日放送テレビAスタジオで決勝を開催するとともに、13:55 - 17:25の時間帯で生中継を実施(関西ローカル)。また『ABEMA』でも同時配信。
この関係でテレビ朝日系列22局で当該時間帯にて放送の『バスケットボール強化試合 日本×台湾』(13:55 - 15:50)は10日未明(9日深夜)0:25 - 2:20にスポンサードネット扱いでの、『いよいよ今週開幕! 博多華丸・大吉の世界水泳福岡ばい!SP』(15:55 - 16:15)は同じく10日未明(9日深夜)2:20 - 2:45の遅れネットとなった。
太字は決勝進出組
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