『TV・局中法度!』(テレビ きょくちゅうはっと)は、2012年10月6日から2013年3月23日まで、独立局で放送されたバラエティ番組である。
これまで、テレビ神奈川(tvk)・千葉テレビ放送(チバテレ)・テレビ埼玉(テレ玉)・サンテレビジョン(サンテレビ)では、歴史をテーマした番組として『戦国鍋TV 〜なんとなく歴史が学べる映像〜』(以下『戦国鍋』と表記、2010年4月 - 2011年9月及び2012年4月 - 9月)・『戦国★男士』(2011年10月 - 2012年3月)を制作してきた。当番組はそれらに続く歴史バラエティ番組として、4局共同制作で放送される。全23回(2クール)の放送。
『戦国鍋』『戦国★男士』では主に戦国時代を扱ってきたが、当番組では主に幕末を扱い、新撰組(局中法度)を面白く覚えられるバラエティ番組として放送している。ただし一部コーナーでは飛鳥時代・平安時代・戦国時代・幕末以外の江戸時代を扱うものがある。
総合プロデューサーは『戦国鍋』で制作総指揮であった大月俊倫が担当するが、その他殆どの『戦国鍋』スタッフは、共同制作4局のプロデューサーやtvkのweb制作担当などを除けば、当番組に全く関与していない。
出演者は近藤勇役の石塚英彦(ホンジャマカ)やD2メンバーなどのワタナベエンターテインメント所属者が中心となっている。また、土方歳三役として、上記4局等が共同制作した『幼獣マメシバ』シリーズで主演を務めた佐藤二朗が出演する。
出演者は基本的にワタナベエンターテインメント所属である。ワタナベエンターテインメント以外の所属芸能人については斜体字で記載する。なお、後述する「局中音楽館」のみ、配役が下記と異なる(「御法度BOYS」は除く)。
主要出演者同様、ワタナベエンターテインメント以外の所属芸能人については斜体字で表記する。
ドラマコーナー。新撰組の史実に基づいた時代劇になっていて、各隊士のエピソードや逸話を紹介している。基本的には、D2メンバーのみが出演するパートと、近藤・土方(石塚・佐藤二朗)のみが出演するパートに分かれている。下記は、上記主要出演者以外の出演者を示している。
毎回放送されているが、第22回放送のみ行わず、最終回(第23回)で2話分放送した。
歌謡コーナー。殆どが新撰組関連のユニットであるが、配役は「御法度BOYS」を除き、本編とは異なりシャッフルしている。登場時期は、最早放送局であるtvk・チバテレ同時ネットの放送日を基準とする。
番宣を兼ねて、番組本放送期間中、局中音楽館だけを切り出した番組を編成した局がある。
本放送のほか、一部コントはDVDにて続編となる新作が収録されている。
戦国時代に朝倉氏の家臣として活躍した真柄兄弟によるグルメリポート。「太郎太刀」を振り回して戦ったという史実から、グルメリポートでは「太郎箸」というとても長い箸を持って試食する。そのため、熱い食べ物が変なところについてしまうなど、食べるのに苦労している。いわゆる「リアクション芸」を楽しむコーナーである。本放送は2回のみであるが、DVDで続編が収録されている。
後に警視庁を束ねる存在になる徳川家康が、新人刑事として活躍していた頃の様子が描かれたショートコメディ。徳川家康は幼少期に今川氏の人質にとられていたという史実から、人質に取られた女性の身代わりとなって人質犯(今川)の人質にされてしまう。
繁盛していない寿司屋で、何とか店を繁盛させるために、戦国武将が実際に用いていた戦略を寿司に活用しようとする。しかし、どれも効果があるとは言い難いものばかりであり、店主に即却下されている。本放送でも6回と多く放送されたが、DVDでも続編が収録されている。
伊達政宗にあらゆる不祥事や疑惑が生じたため、死に装束を身にまとい都内で謝罪会見を行う。伊達の横に片倉小十郎がいて、某料亭の謝罪会見でのささやき女将の如くフォローを行う。
第1回は「伊達政宗緊急記者会見!! 語られる真実とは!?」として、小田原征伐遅刻に対する謝罪会見が行われた。第2回は「伊達政宗またもや緊急謝罪会見!! 度重なる騒動の真相は!?」として、葛西大崎一揆に対する謝罪会見が行われ、このときは死に装束に十字架を背負っての登場となった。
チャラ男キャラでコテコテの関西弁を話す藤堂高虎が、バイトの面接に臨む。藤堂は「武士たるもの七度主君を変えねば武士とは言えぬ」という考えを持つ史実から、過去に7度も職を変えている(しかもその殆どが築城関連の仕事)という経歴を持っている。また、築城の設計図を2枚持参して城主に選ばせていたという史実から、面接には2通りの履歴書を持参する。その履歴書には、藤堂の住所が東京都台東区上野恩賜公園と記されている(実際に、藤堂の墓所が上野恩賜公園にある)。
戦国武将(子供)の家にサンタクロースがやってくる。ベッドの横には置き手紙があり、欲しいプレゼントが書いてある。欲しいプレゼントの内容は、史実に基づいた欲しいものになっている。なお、子供を演じている子役については、特に誰かは示されていない。
お笑い芸人の源義経(義経師匠)と、その弟子である武蔵坊弁慶(弁慶くん)によるコメディ。弁慶は道行く武士から1本ずつ太刀を集め、1,000本集めようとしていたという逸話があり、弁慶くんもテレビ局のスタッフなどから1円ずつを集めて1,000円を集めようとしている。最終回で、「母の胎内に18ヶ月いた」というネタ(これも実際の逸話)でコントをやったが、「弁慶の立ち往生」の如く無数の矢が放たれるように非難轟々に終わってしまった。
『北斗の拳』のパロディコントで、「戦国ケンザブロウ」(ケンシロウをもじったもの)が「戦国流拳法」(戦国時代に用いられた戦術そのままではなく、史実をアレンジした独自の拳法)で、数いる道場破りの面々と戦う。また、相手が繰り出す拳法に関しては、歴史に詳しいメガネ(道場の練習生)が解説する。
西洋風の城に住む皇子である厩戸(後の聖徳太子)が、あらゆる人から同時に投げかけられた質問に答える。これは、聖徳太子が10人全ての話を聞き分けたという史実(伝説)に基づいている。質問は、時限爆弾の解除や開発途上のミサイルを躊躇なく打ち上げようとする、使う食材が極端に偏っていることへの愚痴(豆腐ばかりになって愚痴ったところ、今度はじゃがいもばかりになった)、チワワを飼いたいが言うことを聞かないことへの愚痴(トイプードルなどの別の犬を買ってきたり、挙句の果てに犬ですらないチクワを買ってくる)、メイドとの恋愛など多種多様である。DVDでも続編が収録されている。
豊臣秀吉の使番として活躍した水野久右衛門尉が、現代においてもあらゆる人の「伝令」を伝えるために走り回る。このコントに限り、本放送では1回しか放送されなかったが、DVDで続編が収録されている。
築城主にスポットを当てたドキュメンタリー(最終回のみ城主ではない)。城主は、城のあらゆることを、演じている芸人・アイドル自らの持ちギャグ(加藤の「カッチカチやぞ!!」等)やキャラクター(アンガールズ山根が田中に比べ地味なキャラであること)などに例えるのがお約束である。タイトルは『情熱大陸』(TBSテレビ)のパロディ。
放映日は制作局のうち、同時ネットを行っているtvk・チバテレ、及び同日中1時間30分遅れ(正確には翌日午前0時)で放送のサンテレビでの放映日を記載(テレ玉は2日遅れで放送)。
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