SHO(ショウ、1989年8月27日 - )は、日本の男性プロレスラー。
本名、田中 翔(たなか しょう)。新日本プロレス所属。愛媛県宇和島市出身。血液型AB型。
宇和島水産高等学校在学中、二年生までサッカーに所属していたが人数が足りないことから三年生の時、レスリング部に転部する。同時期に初めてプロレスを観戦し、その時に見た棚橋弘至に衝撃を受けプロレスにのめり込んでいく。その後、徳山大学に進学しレスリングを継続。同大学の副主将を務めながら全日本大学グレコローマンスタイル選手権大会3位、西日本学生選手権フリースタイル準優勝、国体出場などの成績を残す。また二年生の時には新日本プロレスの周南大会を観戦しに行き、サイン会で棚橋と話したことをきっかけに自身もプロレスラーになることを志した。
2012年2月、新日本プロレスにに入門。11月15日、SHIBUYA-AXで開催されたNEVERの渡辺高章 (現:EVIL) 戦でデビュー戦を行った。以降、第1試合で同期の小松洋平 (現:YOH) と幾度となくシングルマッチで激突していたが、いずれも時間切れ引き分けで全く勝敗がつかないでいた。
2013年12月21日、後楽園ホール大会で小松と対戦。逆エビ固めでギブアップを奪いプロ初勝利を収めた。
2014年3月21日、プロレスリング・ノアに初参戦、熊野準と対戦して逆片エビ固めで勝利する。
2015年7月、ノアのグローバル・ジュニア・ヘビー級リーグ戦に参戦。
2016年1月、「CMLL FANTASTICA MANIA 2016」での試合を最後に同期の小松と共に田中のCMLLへの無期限海外遠征が決定した。リングネームは雷神(Raijin)。なお、タッグパートナーの小松のリングネームは風神 (Fujin) であった。
2016年2月2日、アレナコリセオでのOKUMURA・風神とのタッグでCMLLデビューを果たし、ストゥーカ・エスフェンヘ・レイ・コメタと対戦した。
2016年9月、小松とTHE TEMPURA BOYZとして拠点をアメリカに移す。リングネームは「SHO」であった。
2016年9月30日、vsカマイタチ戦でROHデビューを果たす。同日、THE TEMPURA BOYZとしてYOHEYとのタッグでコルト・カバナ・ダルトン・キャッスルと対戦。
2017年7月1日、アメリカでの第5試合でヨシ・タツ、ビリー・ガン、小松と組んでフィンレー、棚橋、ジェイホワイト、KUSHIDA組と戦った。
2017年7月3日、アメリカでの第1試合でヨシ・タツ&小松と組んでフィンレー、KUSHIDA、ライガー組と対戦。
2017年10月9日、両国国技館での第3試合でYOHと組み『ロッポンギ3K』として凱旋帰国。リコシェ&田口隆祐組が持つIWGPジュニアタッグ王座に挑戦。合体技3Kでリコシェから勝利を収め、王座初戴冠となった。
2018年3月6日、IWGPジュニアタッグ選手権3WAYマッチにてBUSHIの毒霧からのエル・デスペラードのエル・エス・クレロでフォール負けを喫してしまい、王座から陥落した。その1ヶ月後の両国大会での3WAYマッチでもデスペラードのピンチェ・ロコを喰らい、王座奪還とはならなかった。
2018年、BEST OF THE SUPER Jr.に初出場。新日本凱旋してからは初となるショックアローでクリス・セイビン、マーティ・スカル、因縁のデスペラードからも勝利する。
2018年10月8日、8人タッグマッチにて新日本初戦の鷹木信悟からフォール負けを喫し、ここから鷹木との因縁が勃発する。
2019年3月6日、IWGPジュニアタッグ王座をYOHと共に奪還、3度目の戴冠となった。
2019年5月、BEST OF THE SUPER Jr.に出場。初戦にて因縁の鷹木との初シングルが組まれるも、試合はSHOの完敗となった。
6月、NEW JAPAN CUP2020に初出場。しかし、政府による新型コロナウイルス感染拡大防止の影響でウィル・オスプレイが来日不可能となり、SHOが鷹木の代替対戦相手となった。最後はショックアローで初勝利を収め、同時に2回戦に進出した。この結果、SHOの大阪城ホール大会にて鷹木の持つNEVER無差別級王座への挑戦が決定した。
8月、KOPW2020にエントリーし1回戦でSANADAとサブミッションマッチルールで対戦するが、1回戦で敗退した。12月2日に行われた新日本プロレス大阪大会では、同学年のヒロムからシングル初勝利を挙げている。
2月10日、広島サンプラザホール大会のメインイベントにてIWGPジュニアヘビー級王座へ初挑戦するもSHOの王座戴冠とはならなかった。
4月4日、YOHとのタッグでIWGPジュニアタッグ王座へ挑戦。試合はYOHが新技「DIRECT DRIVE」で勝利を収め、ジュニアタッグ王座5度目の戴冠を果たした。
7月1日、GLEATのTDCホールで行われた旗揚げ興行「GLEAT Ver.1」のメインイベントにてUWFルールで伊藤貴則と対戦し、勝利した。
8月16日の『SUPER Jr. TAG LEAGUE 2021』公式戦後、SHOはパートナーのYOHに対し裏切りのショックアローを放った。試合後、SHOはマイクで「オメー、もう終わりだろ?引退しろや!」と告げ、リングを後にした。これにより、ROPPONGI 3Kも完全解体状態となった。
9月4日、SHOはメットライフドームでのYOHとのシングルマッチに勝利して再びYOHに引退勧告を行い、自らマイクを持って「YOHさん、だから何度も言わせないでくださいよ…引退しろって言ってんだろ!」と宣告すると、ヒールユニット・BULLET CLUBの派生ユニットでもあるHOUSE OF TORTUREに加入した。
11月6日、大阪府立体育会館の第4試合においてNEVER無差別級6人タッグ王座にEVIL、高橋裕二郎と挑戦して初戴冠を果たした。
11月13日、後楽園ホールから始まったBEST OF THE SUPER Jr.28の出場選手としてシリーズに参戦したが、6勝5敗でシリーズを終えた。
1月4日、東京ドームでのYOHとのシングルマッチではファイブスタークラッチで敗戦。
1月5日、東京ドームで行われた「WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム」の第四試合で後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&YOH組とNEVER無差別6人タッグ王座防衛戦を戦い、EVILのYOHへの金的→トーチャーツールでの攻撃で勝利し初防衛に成功する。
2月20日、北海きたえーるで行われた「LECクリンぱっ!Presents 新春黄金シリーズ」の第7試合で後藤&YOSHI-HASHI&YOH組とNEVER無差別6人タッグ王座防衛戦を行い勝利し、二回目の防衛に成功する。
4月25日、広島サンプラザホールで行われた「ゴールデン・ファイト・シリーズ」の第六試合でタマ・トンガ&タンガ・ロア&棚橋組とNEVER無差別6人タッグ王座防衛戦を行い勝利、三回目の防衛に成功。
5月15日~6月3日まで開催された「BEST OF THE SUPER Jr.29」に出場したが、Aブロックを5勝4敗(勝点10)の成績で決勝戦に進めなかった。
6月12日、大阪城ホールで行われた「DOMINION 6.12 in OSAKA-JO HALL」の第四試合でザック・セイバーJr.&デスペラード&金丸義信組とNEVER無差別6人タッグ王座防衛戦を行い、SHOが金丸をショックアローで沈め勝利し四回目の防衛に成功する。
7月5日、後楽園ホールで開催された「NEW JAPAN ROAD」の第七試合で後藤&YOSHI-HASHI&YOH組とNEVER無差別6人タッグ王座防衛戦を戦ったが、防衛に失敗した。
9月23日、香川・高松市総合体育館で開催された「バーニング・スピリット」の第七試合で後藤&YOSHI-HASHI&YOH組が持つNEVER無差別6人タッグ王座に挑戦、王座を奪還する。
10月23日、青森・新青森県総合運動公園マエダアリーナ・メインアリーナで行われた「バトル・オータム '22」の第八試合で棚橋&ヒクレオ&田口組とのNEVER無差別級6人タッグ王座の防衛戦を行い勝利し、初防衛に成功する。
1月21日、横浜アリーナでのプロレスリング・ノアとの対抗戦で小峠篤司と対戦し勝利。
2月11日、エディオンアリーナ大阪で行われた「THE NEW BEGINNING in OSAKA」の第五試合で鈴木みのる&デスペラード&成田蓮組とのNEVER無差別級6人タッグ王座の防衛戦を行ったが、防衛に失敗した。2023年3月1日開催の『ジュニア夢の祭典 〜ALL STAR Jr. FESTIVAL 2023〜』では第2試合タッグマッチで怨霊とともに出場した。だが、試合中にSHOがレフェリーを暴行したため反則負けとなった。
かつてのタッグパートナーであるYOHとは違い、ヘビー級にも決して見劣りはしない直線的なパワーファイトに加え、バックボーンのレスリング・総合格闘技の要素を取り入れたファイトスタイルを得意としておりシングルマッチの際にはそのスタイルがより顕著に見られる。BULLET CLUB加入以降はイスや“トーチャー・ツール”と呼ばれるレンチでの凶器攻撃も多用する(と言うかほぼ毎回使用、又は使用を試みる)
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