『パーマン』は、藤子不二雄名義で執筆された日本の漫画作品、テレビアニメ、作中で主人公達が変身するヒーローの名称である。
1966年連載開始の漫画作品は藤本弘と安孫子素雄の合作(藤本メイン作。一部のキャラクターを安孫子が作画)。1983年連載開始の漫画作品は藤本が単独で執筆した。独立後は権利上の都合で藤子・F・不二雄の作品として扱われている。
冴えない小学生・須羽ミツ夫がある日、宇宙人からもらったパーマンセット(マスク、マント、バッジ)を装着すると怪力や空を飛ぶ能力などを授かり、その力を生かして正義のヒーローになるという物語である。超人であるという秘密を持つ少年の葛藤、その矛盾に立ち向かう強さ、本当の正義とは何かを、独特の藤子ギャグで描く、藤子の代表作のひとつ。
1966年から2年間(以下、「旧作」)、1983年から3年間(以下、「新作」)の2度にわたり漫画が連載され、それぞれ同時にテレビアニメも作られた。2003、2004年にも劇場アニメ映画化された。
1966年の旧作は『オバケのQ太郎』後継作品として漫画連載とアニメ放送がセットで企画され、新作漫画の連載開始から5か月後にアニメ放送も開始された。1983年の新作はアニメ『忍者ハットリくん』(安孫子単独作)の放送枠移動に伴い、後番組アニメとして白羽の矢が立ったことにより、新作漫画の連載とアニメの放送がほぼ同時(1か月の差)に開始された。どちらも漫画連載とアニメ放送が連動して開始しているため、「人気漫画がアニメ化された」等の表現は厳密な意味では誤りになる。
旧作漫画ではギャグ作品を基本としつつ、水爆、国際軍事、エベレスト遭難等を扱ったシリアスタッチなエピソードも見られる。
新作漫画では、世界的陰謀にシリアスに立ち向かうエピソードよりも、パーマンの能力を生かしつつ各キャラクターに焦点を合わせたエピソードに重点が置かれた。
悪役は単なる泥棒から、特殊な攻撃でパーマンを倒す者までバリエーションに富んでいる。
藤本いわく、普通の小学生の男の子がマスクをかぶってパワーアップするという設定は、安孫子が執筆した漫画作品『わが名はXくん』や『マスクのXくん』が下地になっているという。 また、パーマンのマスクのつばの跳ね返りは、幼児の上唇を模したものだという。このマスクの形状が子供達に幅広く受け入れられた要素だと、作者は分析している。
旧作はパーマン2号、スーパーマン、カバ夫、サブ、2号のママらの作画を安孫子が担当した合作(藤本がメインで執筆し、安孫子が一部のキャラクターのみ作画)。藤本が藤子・F・不二雄として活動した期間(独立後から死去まで)にはパーマンの漫画作品は1話も執筆されておらず、この期間に限ればアニメも制作されていない。独立後は権利上の都合で「パーマンは藤子・F・不二雄作品」として扱われているが、歴史的な実情としては「パーマンは藤本がメインで執筆した藤子不二雄作品」である。
安孫子が執筆したエッセイなどのタイトルとしても使用されている(「パーマンの指定席」や「パーマンゴルフ」、「PARマンの情熱的な日々」など)。これらの作品では「パーマン」は安孫子を表すあだ名として用いられている(ゴルフ用語「パー」、安孫子が敬愛するゴルファー「アーノルド・パーマー」、パーマンの作者であること等をもじっている)。
忍者ハットリくんとパーマンが共演した映画の原作漫画を、安孫子が執筆している(映画の項目を参照)。
藤子不二雄率いる草野球のチーム名は『パーマンズ』だった。
3度にわたるアニメ化の機会に恵まれたにもかかわらず、原作漫画最終回の「ミツ夫がスーパー星(新作ではバード星)に旅立つ」内容が完結エピソードとして描かれたことがない。厳密にはその内容を翻案した回がアニメ第2作にあるが、後述のように原作漫画とは結末が異なる。
漫画「わが友「有名人」」(1969年)は、有名人にコピーロボットの鼻を押させて子供たちの前へコピーを連れて行くという話で、野球選手の「巨神軍の玉選手」(王貞治のパロディ)「ジャイアント加馬」(ジャイアント馬場のパロディ)などが登場する。
パーマン5号の存在の有無や飛行速度の設定を始め、旧作と新作の間にはいくつもの設定の差異が存在する。また、同じ旧作・新作の間でも権利や倫理の変化が原因で、後年の単行本では設定が変更された例がある。
須羽ミツ夫にパーマンセットを渡した宇宙人は、旧作では「スーパーマン」と呼ばれていたが、スーパーマンの著作権・商標権に触れるため、新作連載時に「バードマン」と改名された。パーマンの名は「半人前で『スー』がないスーパーマン」という意味あいでの命名であるが、この変更のためつながりが消えてしまっている(第2期TVアニメ主題歌『パーマンはそこにいる』では「『スー』がスーッと消えて『パーマン』さ」と歌われているほか、キャラクターソングなどの一部では「スー」の部分を歌いこんだものがある)。
また、パーマンであることが仲間以外に知られた場合は、旧作では秘密を守るため、「脳細胞破壊銃でパー(廃人)にされる」という設定だったが、新作では社会通念に配慮し「細胞変換銃で動物に変えられてしまう」という設定に変更された。他にも、第1話でミツ夫がスーパーマン(バードマン)に対して言った「おじさんは精神病院から脱走してきたんだね」というセリフは、新版では「映画の宣伝も大変だね」または「おじさんはぼくをからかってるんだね」に変更されている。そして小学館の単行本の1995年以降の版では、それまで収録されていた人食い人種が登場する「怪獣さがし」と、毒矢を用いて人を発狂させる犯罪者が登場する「くるわせ屋」の2本が削除された。
2003年に小学館から刊行された新装版単行本では、旧設定のセリフは新設定に変更された他、「クルクルパー」などの不穏当な表現もほとんど変更されており、一部内容理解に差し支える点も発生している。一方、2009年より刊行された「藤子・F・不二雄大全集」では、旧作における「スーパーマン」の表記や「時速91キロ」などの旧設定が復活し、「怪獣さがし」と「くるわせ屋」の2本も再び収録されたものの、「脳細胞破壊銃でクルクルパーにされる」設定は復活しなかった。2016年刊行の新装版単行本は「藤子・F・不二雄大全集」でのスキャン版を用いているが、旧設定のセリフの一部を新設定に改めている(ただし2003年版とは修正がやや異なっている)。
なお、パーマンの連載が最も早く始まった『小学三年生』『小学四年生』の第1話(どちらも1966年12月号掲載)では、パーマンやバードマンのマスクは、現在とは大幅に異なるデザイン(とさかが2つ付いた球形)であった。現在のデザインになるのは第2話以降である。作者曰く、「このデザインはスーパーヒーローものに近い感じで、親しみにくかったので変えた」とのこと。また、設定も一部異なっており、装備はマスクとマントのみでバッジは無く、マスクを被った際の力も6584倍であった。さらに『小学三年生』版では、コピーロボットの名称が「ソックリロボット」、正体がばれた場合のペナルティが「死」、といった差異もあった。
ある日、須羽ミツ夫の前に超人「スーパーマン」(新作ではバードマン)が現れ、マスクとマント、バッジを渡される。このセットを身に付けることによって、半人前の「パーマン」としての力が発揮できるのである(「スー」が足されるのは一人前と認められてから)。ミツオは同様に超人からマスクやマントを受け取った者たちとパーマンチームを組み、超人的な力を発揮して悪者を懲らしめ、あるいは事故や災害に立ち向かう。出動中は自分そっくりに変身できるコピーロボットに身代わりを任せておけるが、正体は絶対に知られてはならず、知られたことが発覚した場合は秘密を守るため記憶を消され、廃人にされる(新作では人間またはチンパンジー以外の動物に変えられる)と戒められる。かくして5人(新作では4人)のパーマンによる活躍が始まった。
漫画『パーマン』に登場するキャラクターを以下に記す。アニメのみに登場するキャラクターは「#アニメ」を参照。また、アニメのみの特記事項は漫画版とは区別して記述する。
声優は、パーマン1号(ミツ夫)役の三輪勝恵と、パーマン2号(ブービー)役の大竹宏の2人がアニメ第1作から平成の劇場版シリーズまで一貫して演じ続けている。アニメ第1作でカバ夫を演じた肝付兼太は、アニメ第2作以降はパーヤンを演じている。
日本で活動しているパーマンの仲間について記す。「」内は作中でのパーマンとしての一般的な呼称を表す。
パーマンの道具としてはマスク、マント、バッジ、コピーロボットの4種(パーマンセット)が与えられている。マスク・マント・バッジの3種については、マスクの中にマントとバッジを入れて丸めることで耳の穴に入るぐらい小さくなるため、容易に収納が可能となっている。
これまでにテレビシリーズが2作、映画は5本製作された。異なるシリーズ間で共通して関わるスタッフも存在する。
1967年4月2日 - 1968年4月14日日曜19時30分 - 20時にTBS系列で放送、全54回(108話)。モノクロ作品。「不二家の時間」枠で放送された、不二家一社提供番組。
『おそ松くん』のテレビアニメ制作で力を付け始めたスタジオ・ゼロが、初めて藤子不二雄アニメに参加。東京ムービー(Aプロ)と交代で制作した。30分枠のAパートとBパートに亘り伏線が張られることもあり、またギャグ作品でありながらヒーロー然としたスリリングな展開もあった。本作の放映より一足早く、前週に放送された前番組『オバケのQ太郎』(第1作)の第83話「Qちゃんパーマン大かつやくの巻」には、パーマン1号が宣伝として客演している。当初、制作側ではカラーでの制作を望んでいたが、スポンサー側の資金面での了承を得られなかった。また、マントの裾が原作漫画や後のカラー版より若干長く描かれている。最終回のAパート「パー子という名の女の子の巻」では原作漫画に先駆けて、初めてパーマン3号(パー子)の正体が明かされた。最終回Bパートは原作漫画「パーマンはつらいよ」を元にした「パーマンよいつまでもの巻」で締め括られている。
前番組『オバケのQ太郎』の視聴層を引き継いだためか、第2回の視聴率は35.6%と高い数字を記録した。
★はDVDでは映像のみ収録。☆はDVD未収録。△はDVDに収録されているが映像や音声に問題有り。
局名・系列・放送地域は当時のもの。
本作の映像ソフトは永らく発売されることが無く、稀にテレビの懐古番組で取り上げられる映像を除いては視聴困難な状況が続いていた。
『ドラQパーマン』は、1979年に「藤子不二雄&しのだひでお」名義で発表された日本の漫画作品、及び1980年に放送されたテレビアニメ作品。
アニメ第2作は、『月刊コロコロコミック』や学習雑誌などで漫画の連載が行われたため年齢対象が若干下げられ、キー局では15分1話の帯番組ということもありコメディ風味が強くなった。タイトルコールは1号役の三輪とブービー役の大竹が担当(ブービーは1号のタイトルコールの後の鳴き声で登場し、エピソードによって鳴き声のテンションが異なる)。最高視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は1984年3月11日放送の24.9%。
このシリーズは先駆けて公開された劇場版『パーマン バードマンがやってきた』(下記参照)を実質的な第1回としており、連続した内容になっている。
この2度目のアニメ化の際に、原作漫画も同時にリニューアル連載され、互いにリンクした新設定が数々生まれた。また藤子キャラ御三家として、ドラえもん、忍者ハットリくん、パーマンの頭文字をとり『ドラ・ハッ・パー』なるキャッチフレーズが作られた。
「パーチャク!(『装着〈そうちゃく〉』および1982年に同じテレビ朝日系で放映された『宇宙刑事ギャバン』の変身コードである『蒸着〈じょうちゃく〉』の捩り)」「パワッチ!」「ヘコー!(これは本来、前放映作の『忍者ハットリくん』と同じ台詞として台本で『ズコ』と書かれていたのを、バードマン役の安原義人がアドリブで『ヘコ』と言ったのが切っ掛けで生まれたという)」などの独特な決めゼリフが登場したのもこのシリーズの特徴である。キャラクターデザインが放送後期から若干修正され、パーマンマスクの目の縁がやや四角くなり、パー子の服装がしばしば変わるようになった(平成版の映画シリーズはこの時点でのキャラクター設定を踏襲している)。そして当時のラブコメディブームの波に乗ってか、1号とパー子の関係にスポットを当てたエピソードが増えていった。1985年4月より『オバケのQ太郎』(3作目)が帯でスタートし、本作は『藤子不二雄ワイド』に枠移動。
最終回は、パー子が1号に好意を抱いているということを告白するエピソードで締め括られたが、次の回からは過去のリピート放送となった。この回は後に『人生が変わる1分間の深イイ話』(2008年11月10日放送分)でも取り上げられた。
また、アニメ第2作では、原作漫画の最終回のエピソードが初めて特番枠で放送された。原作漫画では1号本人がバード星へ旅立ったところで終了したが、アニメ版ではバードマンが新たに用意したコピーロボットの1号が途中で本物と入れ替わってバード星へ向かう、という内容に変更されている。
2003年 - 2004年の映画公開にあわせ、2002年12月31日の『もういくつ寝ると25周年!?ドラえもんスペシャル』では「パーマンの宝物はなんだ?」「パーマンセットを大切に」の再放送、2003年12月31日の『テレビ朝日開局45周年特別番組 TVも映画も25周年大晦日だよ!全員集合!!ドラえもんスペシャル』では「パーマン免許書き替え」「パー子のなんでも占い」が再放映され、両回とも1号がゲスト出演している。
このシリーズは、テレ朝チャンネルおよびGYAO!、AbemaTV家族アニメチャンネルで視聴することができる。オープニングで音楽が菊池俊輔とクレジットされているのは、たかしまあきひこの誤りである。1990年代にも、テレビ朝日系列の一部新局でも本放送扱いで放送されていた。
2011年9月2日より、初の全528話収録となるDVD-BOX全4巻が順次発売されている(1983年7月20日特番パーマンオール百科も3巻に特典映像として収録されている)。
本番組の開始により、当時土曜18時00分から18時30分まで放送されていたスーパー戦隊シリーズの『科学戦隊ダイナマン』が5分短縮することを余儀なくされた。
2024年2月18日に日曜10時00分 - 11時00分(関東地区は『スペシャルサンデー』枠)で放送された、藤子・F・不二雄生誕90周年記念特別番組『「好き」から生まれた藤子・F・不二雄の世界』内で、本作から「つながれたパーマン」が放送された。映像フォーマットは「画面両脇にサイドパネル」・「オープニングは30分用バージョンを使用するも、スタッフテロップはニュープリント、歌詞テロップは無し」・「エンディングと次回予告はカット」となった。
※放送系列は放送当時、放送日時は個別に出典が掲示されてあるものを除き、1984年11月中旬 - 12月上旬時点のものとする。なお、『藤子不二雄ワイド』内で放送された『パーマン』については藤子不二雄ワイド#放送局を参照。
『ドラえもん』では前出の2002年、2003年の大晦日特番以外にも幾度かゲスト出演している。
1989年3月3日放送「なんでも空港」においてパーマン1号、パーマン2号、パーマン3号が、1993年9月8日放送「ドラえもん ボクの感謝の90分 ! 夢の四次元バラエティー」では1号が、1998年10月11日放送「秋だ一番 ! ドラえもん TV&映画20周年 !! スーパースペシャル !」では1号、2号、3号が、2003年2月21日放送「どんなモンだい ドラえもん 春一番 ! 雪ん子突風スペシャル !!」では1号、3号が、2003年3月7日放映「ドラえもん 映画 前夜祭 2003」では1号がそれぞれ登場している。
2008年7月18日放映「ぼくよりダメなやつがきた」ではのび太やしずかと同じクラスに小学生のミツ夫とスミレが隣の席同士で一瞬モブキャラクターとして登場する場面がある。
藤子・F・不二雄生誕80周年記念として2013年9月13日放送「ドラえもん 誕生日1時間スペシャル」エピソード「真夜中の巨大ドラたぬき」でパーマン1号がゲスト出演した。ミチ子、パーマン2号、魔土災炎も劇中劇の人物として登場している。2014年8月1日放送「なんでも空港」では、1989年に放送された時と同様にパーマン1号、パーマン2号、パーマン3号が、第2作1期のアニメには登場しなかったパーマン4号、バードマンと共に出演している。
『パーマン』はこれまでに映画ドラえもんの同時上映作として5つの映画が作られている。1984年には『忍者ハットリくん』(安孫子単独作品)との映画初共演も果たした。ただし、『忍者ハットリくん+パーマン』シリーズは『忍者ハットリくん』の登場人物が物語の中心になっており、『パーマン』の登場人物の出演時間は少ない。下記の5作のうちDVDが発売されたのは「Pa-Pa-Pa ザ★ムービー」シリーズのみ。
1983年3月12日公開。
25分作品。テレビアニメの本放送に先駆けて上映された。『パーマン』を知らない観客にも分かるように、バードマンと出会ったミツ夫がパーマンになる場面や、パーマン2号との出会いが描かれている。さらにミチ子(本作ではミツ子)が身代金目的で誘拐されるという事件が起き、ミツ夫がパーマンとなってミチ子を救出し、誘拐犯を捕まえるという内容。この映画を見てから4月開始のテレビシリーズを見ると、自然な流れで楽しめる作りになっている。脚本は藤子(藤本)によって書かれた。監督・作画監督はモノクロ版テレビアニメでも監督・作画監督を担当した鈴木伸一で、アニメーション制作もモノクロ版同様スタジオ・ゼロ。新設定ながら、モノクロ時代の雰囲気が色濃く残る作品。
1966年の漫画「パーマン誕生!」が物語の土台となっている。
同時上映は『ドラえもん のび太の海底鬼岩城』『忍者ハットリくん・ニンニンふるさと大作戦の巻』。
1984年3月17日公開。同時上映は『ドラえもん のび太の魔界大冒険』。
1985年3月16日公開。同時上映は『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』。
『Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン』 (パパパ ザ・ムービー パーマン)は、2003年3月8日公開。上映時間32分。1960年代のアニメシリーズをアニメ第1作、1980年代のアニメシリーズをアニメ第2作とするならば、本作は『パーマン』のアニメシリーズ第3作。声優や主題歌はアニメ第2作のものをそのまま受け継いでいるが、町並みや設定が時代に合わせて変更された。また本作を知らない子供達に考慮し、再びバードマンとの出会いが描かれている。一瞬だけのび太がカメオ出演している。
本作は下記の漫画作品を土台として作られている。★印は藤本と安孫子の合作。無印は藤本単独作。
同時上映は『ドラえもん のび太とふしぎ風使い』。
ED主題歌「キミらしいまま」(歌:石川ひとみ)
CDは2003年3月1日発売
2011年から2012年10月2日まで、藤子・F・不二雄ミュージアム施設内にあるFシアターで上映。ドラえもんのひみつ道具でドラえもんとのび太が、テレビの番組『パーマン』の中に入るという内容。2016年12月31日放送の「大みそかだよ!ドラえもん1時間スペシャル!!」内で『ドラえもん&パーマン 危機一髪!?』のタイトルで地上波初放送した。『パーマン』側のキャストは第2作を踏襲している。
『ドラえもん』との共演が、他の藤子不二雄作品よりも数多く見受けられる。
とりわけ登場回数が多いのは星野スミレの大人の姿である。およそ20代半ばから映画『STAND BY ME ドラえもん』に至っては現在から19年後、ディナーショーを開催する様なベテラン女優の域に達するまで(本作では広告板の顔写真のみ・ミツ夫の帰還は不明)、数多くのエピソードに登場している。
漫画『ドラえもん』連載初期の話にはガン子が登場することもあったが、この頃は時系列が設定されていなかったのか、本作同様に小学校低学年程度の子供として描かれており、スミレ関連の設定と矛盾している。
2013年8月よりリクルートライフスタイルのクレジットカード『リクルートカード』のCMとして実写化。出演子役は二宮慶多(撮影当時7歳)と安藤美優(同6歳)。
アイレム(現・アピエス、ただしゲーム開発部門は事業譲渡を経てアイレムソフトウェアエンジニアリング)より「パーマン えんばんをとりかえせ !!」「パーマンPART2 秘密結社マドー団をたおせ!」の2タイトルが発売されている。機種はいずれもファミリーコンピュータ。
アニメ第2期の放送中に同じくアニメ化されていた他の藤子作品(ドラえもん、オバケのQ太郎、忍者ハットリくん、プロゴルファー猿)が、それぞれのアニメが放送中であった1985年から1987年の間にはファミコンソフト化を果たしていたのに比べると本作のファミコン化は大分遅く、その発売日は本放送も既に終了した1990年12月14日であった(Part2 にいたっては1991年12月20日の発売である)。
また、2003年に稼動したアーケードゲーム「pop'n music 10」(コナミ)、および2004年11月18日に発売された同作のPlayStation 2用移植版に、主題歌「きてよパーマン」が収録された(現在は削除)。既存の音源ではなく、新たに制作された音源を使用し、原曲と同じく三輪勝恵本人が歌っている。
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