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パスピエ (バンド)


パスピエ (バンド)


パスピエPassepied)は、日本のロックバンド。2009年結成、2012年メジャーデビュー。所属事務所はユニバーサル ミュージックアーティスツ合同会社、所属レコード会社はユニバーサル ミュージック。所属レーベルはNEHAN RECORDS。

概要

東京藝術大学でクラシック音楽を学ぶ傍ら、バンド音楽に傾倒したキーボーディストの成田ハネダが作曲、ボーカリストの大胡田なつきが作詞とアートワーク全般(ジャケットデザイン、ミュージッククリップの制作など)を担当する。

バンド名の由来は、成田が好きなクロード・ドビュッシーの『ベルガマスク組曲』の第4曲「パスピエ」から。また、そのドビュッシーの音楽や絵画の分野でも知られる「印象派」という言葉をキーワードに、音楽だけでなくカルチャー全体としての多面的なアプローチを試みている。

クラシック音楽のバックグラウンドを持つ成田が生み出す楽曲と、大胡田のセンスやアートワークが話題になり、2011年11月に発売した1stアルバム『わたし開花したわ』がほぼプロモーションなしの無名の新人としては異例のロング・セールスを記録した。

音楽性

音楽的なコンセプトは、成田のバックグラウンドとなる印象主義音楽のアプローチと、ニュー・ウェイヴやテクノポップを上手に融合させること、それらを最終的にバンドサウンドとしてポップ・ロックの形で表現すること。

楽曲制作は、前述の通り成田が作曲を行い、大胡田が作詞をし、スタジオに持ち込んで成田を中心に編曲する。成田の「いい意味で予想外になるのがバンド」という考えのもと、まず個人から出てきたアイデアを大切にしている。曲を持ち込んだ段階で成田はある程度のイメージを持って臨むが、バンドでアレンジしていく流れに基本的には任せており、行き詰まったときにアイデアを出すというスタンスをとっている。結果的に、メンバー一人ひとりのアイデアがまとまった楽曲が生まれる一方で、成田のイメージが色濃く出ている楽曲もあるという。

また、アイデアは鮮度が大事だという成田の意向で、楽曲を必要以上に煮詰まらせることがないため、レコーディング期間はほかのバンドより比較的短い。

作詞を担当する大胡田は、空想上の人物が動き回る様子を文字に起こしたり、あるいは聴く人が想像できる余白を残しながら歌詞を書くことが多い。ことわざ、故事成語、標語、常套句、などを多用する。

音楽以外への関心

ボーカルの大胡田が、CDジャケットのイラストやPV用のアニメの絵を描いたりホームページにマンガを載せたりと、バンドのアートワーク全般を手掛ける。

パスピエを「いろんな聴き方が出来るバンド」とし、音楽以外のカルチャーにも通じたいろんな人に愛されたいとしている。

成田も、メディアの発達に伴って、自分たちの音楽が唯一無二であるためには新しい発信の仕方を探る必要があると考えており、CDという枠を越えて自分たちの音楽を知ってもらいたいと考えている。

メディア露出

メジャーデビュー以来4年もの間、本人が出演するPVやアーティスト写真の多くはシルエットや俯瞰、暗転、ピントが合っていない、顔の一部が画面外に見切れている、お面をつけているなど、はっきりと顔が確認できないようになっていた。しかし顔を非公開にしている訳ではなく、短い時間ではあるが顔を確認できるカットもPVには挿入されている。オフショットでは大抵、顔の半分を手やCDジャケットなどで隠していた。しかし2016年5月13日に突如として、7枚目のシングル『永すぎた春/ハイパーリアリスト』の発売告知とともに顔を全く隠さない新しいアーティスト写真が公開された。以後アーティスト写真及びテレビ番組への出演、ミュージックビデオ、ラジオ番組・公式サイト・SNSなどで公開されるオフショットなどもいわゆる「顔出し」の状態で撮影されたものが使用されている。

交流・交友関係

  • 成田や三澤はフジファブリックをルーツとして挙げている。また、やおの師匠・刄田綴色が同バンドのサポートを担当していた他、やおの脱退後には同じく同バンドをサポートするドラマー・BOBOをレコーディングに招くなど、パスピエにとって非常に大きな存在である。自主企画『印象E』の名古屋公演で共演が実現した直後のラジオで大胡田が「(同イベントの)リハーサルの『銀河』を聴いて感動のあまり泣いてしまった」と発言している。成田が「『FAB FOX』のような1曲1曲にストーリーがあって、さらにアルバムを通してストーリーになっているアルバム作りをしたい」と語ったこともある。音源化こそされていないものの同バンドの楽曲を何度もカバーしており、過去にバンド編成で『会いに』が、成田と大胡田により『銀河』が、三澤と大胡田により『星降る夜になったら』が披露されている。
  • UNISON SQUARE GARDENのベーシスト・田淵智也とは以前成田が同じステージでサポートメンバーを務めた縁で各メンバーと交流がある。田淵がメンバーを務めるプロデュースチームQ-MHzの作品に三澤や成田が参加しているほか、彼が作曲及び楽曲プロデュースをするアイドルグループ・DIALOGUE+の楽曲に大胡田が歌詞を提供している。バンド同士の親交も深く、同バンドのトリビュートアルバムにも参加している。
  • Base Ball Bearは同じく"下北沢GARAGE出身"を名乗るバンドで、古くから親交が深い。2015年のパスピエ自主企画ライブ"印象D"で共演歴があるほか、Vo.小出のソロプロジェクト"マテリアルクラブ"に成田が参加している。
  • 蔦谷好位置は知人つながりでインディーズ時代のパスピエのステージを観に行き、ライブ後ファミレスで成田に「絶対売れるからこのままがんばれ」と伝えたという。
  • バナナマンの単独ライブのテーマソングとして『Love is Gold』を提供した縁から、その後何度か彼らの冠ラジオ番組「バナナマンのバナナムーンGOLD」にゲスト出演している。なお、成田は同番組の昔からのリスナーである。
  • 三澤はA.B.C-Zのメンバーである戸塚祥太と親交があり、戸塚のギターを三澤が指南するなどの関係にある。このことはA.B.C-Zがパーソナリティを務めるNHKラジオ「A.B.C-Z 今夜はJ's 倶楽部」で2人が共演した際に明かされた。
  • 能年玲奈はパスピエのファンであることを「SCHOOL OF LOCK!」内で明かしており、パスピエから『演出家出演』をプレゼントされた。
  • バイオリニストの伊藤亜美は成田の大学時代の後輩で、レコーディングにも参加している。

メンバー

現在のメンバー

  • 大胡田なつき(おおごだ なつき)
ボーカル担当。全楽曲の作詞およびアルバムのアートワークを手がける。ライブではヨアケマエ等一部楽曲でキーボードを担当することもある。
静岡県御殿場市出身。身長155cm。7月28日生まれ。
実家が音楽教室という環境下で、4歳からピアノを習っていた。もともと「音楽がしたい」というよりは「何か表現する人になりたい」と考えており、音楽・絵・舞踊・文学・生け花など一通りの芸術活動に手を出していた。結局その中で長く続いて、一番何かを表現しやすいと感じたのが音楽だったという。歌唱とキーボードの打ち込みを学びに上京して通っていた専門学校で知り合ったギタリスト古川夏希らとバンド「印象H」を結成、その活動中に成田と出会い、パスピエを結成する。成田とバンドを組めば「絶対に何かができる」と感じたという。また、専門学校時代には学友だった仲村宗悟のバックバンドとしての演奏も行っていた。
ライブではチャイナドレスや着物を衣装とする事もある。
聴き慣れているのは1970〜80年代の歌謡曲であり、「外国からの影響を受けた感じ、海外から見た日本という感じの曲が好き」で、荒井由実などを聴いていたという。これまでに耳にした楽曲の中で一番好きな楽曲は小川美潮の「おかしな午後」。また、スティーリー・ダンも大のお気に入りで自身のルーツに挙げている。
CDジャケットのイラストを手がけるほか、ミュージック・クリップの制作に携わるなど音楽以外の面でも存在感を放っているが、「手段が違うだけで自分を表現するという意味では同じ」とし、ボーカルという立ち位置にしても「自分の声を使って総合表現をしているような感覚に近い」という。
両親ともに趣味で画を描いているという。イラストの作風はナンバーガールの向井秀徳に影響されている。
読書も好きで、学生時代によく読んだのは村上龍。また、三島由紀夫も好きだという。
アザラシをこよなく愛しており、出演したラジオで「趣味はアザラシ」と紹介されたことがある。
  • 成田ハネダ(なりた はねだ)
キーボード担当。全楽曲で作曲を手がけ、「真昼の夜」「SYNTHESIZE」などでは作詞を担当、「素顔」「メーデー」「音の鳴る方へ」などでは大胡田と詞を共作している。またライブおよび一部音源ではコーラスを担当しているほか、「脳内戦争」の音源ではギターも担当、「(dis)communication」「まだら」「SYNTHESIZE」「Q.」などではリズムパートのプログラミングも担当するなど、パスピエの楽曲制作やライブにおいてその才能を多彩に発揮している。
神奈川県横浜市出身。横浜市立桜丘高等学校、東京藝術大学卒業。身長166cm。8月22日生まれ。
芸名は、パスピエとして活動開始した頃に出入りしていたライブハウス“下北沢GARAGE”の当時の店長が命名したもの。
大学在籍時にはクラシック音楽を学んでおり、ピアニストを志していた。しかし、大学1年目の冬にCOUNTDOWN JAPANを観に行ったことを契機にバンド音楽へ傾倒。芸術大学卒業生としては珍しい、ポップ・ミュージックの世界に飛び込むことを決意した。メジャーデビューを目指し、当初はポップスに近づこうとして挫折を繰り返していたという。のちに、自分自身のルーツである印象主義音楽にポップやロックを織り交ぜる、というコンセプトを立て、それをもとにパスピエを結成した。
「ポップスにおけるモスト・フェイバリット・アーティスト」として矢野顕子を挙げている。また、ニューオーダー、スクリッティ・ポリッティ、フェニックスといった海外のニュー・ウェイヴや、邦楽ではピチカート・ファイヴ、イエロー・マジック・オーケストラから影響を受けている。バンドを始める契機となったフジファブリックの楽曲では「虹」を繰り返し聴いていた。
推理小説を愛読する。父親の影響で、家にあった東野圭吾や西村京太郎を読んでいた。作品として好きなのは村上春樹。
キーボーディストとして、いきものがかりの「いつだって僕らは」「ハルウタ」、LiSA「ハウル」、ポルノグラフィティ「メジャー」、ヒトリエ「YUBIKIRI」などの楽曲にもレコーディングにも参加している。また、2023年にはかねてから親交のあるodd foot worksのライブにサポートメンバーとして参加。
  • 三澤勝洸(みさわ まさひろ)
ギター担当。山形県村山市出身。山形県立山形南高等学校、音楽学校メーザー・ハウス卒。身長183cm。4月26日生まれ。
メーザー・ハウスでは矢堀孝一に師事。また、専門学校在籍時に露崎と出会う。
ヘヴィメタルを好んで聴いていた時期があり、メタリカのアルバムを思い出の一枚に挙げている一方、パット・メセニーのライブを聴いて複雑なコードや音楽理論の勉強を始めたという経緯を持つ。
以前は本人のTwitterプロフィールが“パスピエのギターとうさぎとアニメ担当”となっており、自他ともに認めるうさぎ好き、アニメ好きである。
また、アニメ好きの縁もありアニメ『けものフレンズ』のキャラクターソングアルバム『Japari Café2』の収録楽曲に参加している。また、2023年よりウソツキのバンドセット出演時のサポートメンバーとしても活動。
山形県出身の縁でエフエム山形「MAGIC」内で月に1度「OTONARI ROOM」というコーナーを担当している。パスピエのメンバーが単独でレギュラーコーナーを持つのは初めてのことである。
  • 露崎義邦(つゆざき よしくに)
ベース担当。千葉県四街道市出身。千葉県立四街道高等学校、音楽学校メーザー・ハウス卒。10月27日生まれ。
ピックを用いない指弾き奏法で演奏。スラップ奏法をはじめとする様々な演奏法を使い分け、複雑な旋律を奏でる。
左利きだが、最初にベースを買った際に右手での演奏の方が機種の選択肢が広いことや、ゼロから覚えるなら文字通り「右も左も分からない」と楽器店の店員に諭されたことを理由に右利き用のベースを購入、現在に至るまで右利き用のベースを使用している。5弦ベースも併用し、ベース専門誌「ベース・マガジン」の5弦ベース特集にも名を連ねている。2019年頃からは一部のライブにおいてシンセベースを使用する姿も見られる。
音楽への入り口になったバンドはL'Arc〜en〜Ciel。高校時代にはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのコピーバンドを組んでいた。
DIYを特技とし、小物から自転車のスタンドのような大きなものまで手作りする。また、映像編集も得意としており、「グラフィティー」以降の大胡田が描きおろしたイラストを利用したミュージックビデオでは監督として編集を担当しているほか、ファンクラブサイト内で公開されている動画の編集なども手掛けている。その後2011年8月に発表した配信シングル「ミュージック」以降は配信シングル発売のたびに大胡田によるジャケットイラストを露崎が動画化したリリックビデオを同時に発表するのが恒例となっている。
本名は崎の字が「﨑(たつさき)」であるが、便宜上公式サイトやCDのクレジット、Twitterのプロフィールなどほとんどの場面で「露崎」の表記を使用している。

元メンバー

  • 岸本篤志(きしもと あつし)
ドラムス担当。2010年3月に脱退。
2017年現在、流線Kグルーヴ(ブチャラティ名義)、ミヤオヨウバンドに所属する傍ら、井乃頭蓄音団のサポートを行っている。
  • やおたくや
本名:矢尾拓也(読み同じ)。ドラムス担当。
2011年ごろ加入、2017年5月13日の『2017 森、道、市場 〜行き交う色と、ふたつの場所〜』出演をもって脱退。

サポートメンバー

  • 佐藤謙介(さとう けんすけ)
ドラムス担当。踊ってばかりの国の元メンバーで、髭、井乃頭蓄音団、paioniaなどのサポート、go!go!vanillasなどのドラムテックも担当する。
やお脱退以降の大半のライブと、『ネオンと虎』『more humor』の全楽曲および『OTONARIさん』『ニュイ』『ukabubaku』の一部楽曲のレコーディングに参加。
なお、サポートで参加している井乃頭蓄音団には過去に初代ドラムス担当の岸本もサポートで参加していたほか、岸本が同バンドのレコーディングに参加した際のドラムテックを佐藤が務める などの交流もある。
  • BOBO(ぼぼ)
ドラムス担当。54-71のメンバー。くるり、MIYAVI、フジファブリック、TKfrom凛として時雨、Vaundyなどのサポートも行う。
『OTONARIさん』一部楽曲のレコーディングに参加。
  • ゆーまお
ドラムス担当。ヒトリエのメンバー。
ライブサポートのみの参加で、不定期ではあるがサポートメンバーとしては佐藤に次いで参加頻度が高い。
ヒトリエとしてパスピエとのライブ共演が数度ある他、以前所属していた優しくして♪時代にもパスピエと共演している など交流が深い。
  • 伊藤大助(いとう だいすけ)
ドラムス担当。クラムボンのメンバー。
ワンマンツアー「OTONARIさんのONOMIMONO」の東京公演と、2017年10〜11月の一部学園祭ライブに参加。
  • 伊藤亜美(いとう あみ)
ヴァイオリン担当。
アルバム『ネオンと虎』の「Matinée」(M3)に参加。

その他、オータコージ、対馬祥太郎(NICO Touches the Walls)、伊藤彬彦(androp)がドラムス担当で一部ライブをサポートしている。

来歴

成田が「印象派×ポップ・ロック」というバンドのコンセプトを立てたあと、それに賛同してくれるメンバーを集めようと、大胡田をはじめとしてバンドを通じた知人に声をかけていった。残りのメンバーを集めるにあたって、大学の卒業を控えた成田は、「いまさらフィーリングがどうこうというよりも、あらかじめお互い噛み合った共通言語がある人とやった方がバンドのコンセプトを具現化しやすい」と思い三澤を勧誘、その三澤が露崎を連れてきて、偶然成田の小学校の同級生であったという岸本を加えて2009年にパスピエを結成。下北沢を拠点とし、『パスピエpresents食後の余韻』と題した自主企画ライブを、結成二年間で6度に渡り開催するなど、精力的にライブ活動を展開する。

2010年

3月、5曲入りの自主制作盤『ブンシンノジュツ』をライブ会場限定でリリース。28日に岸本が脱退。

8月、やおたくやが加入。自主企画の第五回目にあたる「食後の余韻 special」では、初のワンマンライブを開催。インディーズバンドの枠を超えたパフォーマンスを行い、大成功をおさめる。

2011年

Q;indivi(キュー・インディヴィ)の新レーベル「COCONOE RECORDS」の第1弾アーティストとして契約。

11月23日、初の全国流通作品となる1枚目ミニアルバム『わたし開花したわ』をCOCONOE RECORDSからリリース。同日よりYouTubeのオフィシャル・チャンネルにボーカルの大胡田なつき制作のオール・アニメーションPV「電波ジャック」が公開される。ノンプロモーションながらも話題を呼びロングセラーに。

2012年

6月、ワーナーミュージック・ジャパン内のレーベル「unBORDE」から2枚目アルバム『ONOMIMONO』をリリースし、メジャーデビューを果たす。同月1日よりYouTubeのオフィシャル・チャンネルに大胡田なつき制作のオール・アニメーションPV第2弾『トロイメライ』が公開される。その後7月に『プラスティックガール』、9月に『デモクラシークレット』、12月にはワーナーのチャンネルから大胡田制作のオール・アニメーションPV第3弾『脳内戦争』が公開された。

2013年

1月、iTunes による「今年ブレイクが期待できる新人アーティスト」の1組として『ニューアーティスト 2013』に選出され、iTunes限定配信曲『名前のない鳥』のリリースと同時に初めてアーティスト写真を公開。

2月、TOKYO FMのキャンペーン「TOWER OF LOVE」に、タイアップソング『ON THE AIR』を書き下ろしにて提供。

3月、山下智久のシングル『怪・セラ・セラ』の楽曲プロデュースを手掛ける。

3月20日、メジャー1stシングル『フィーバー』を発売。iTunesデイリー配信チャートで6位を獲得。MVは初のメンバーが出演する実写映像で、大胡田によるアニメーションもふんだんに取り入れられた。

4月2日に渋谷WWW、3日には梅田Shangri-Laにて、メジャーデビュー後初の自主企画「印象A」を開催。両公演ともチケット完売。

7月3日に恵比寿LIQUID ROOM、5日に東心斎橋JANUSにて、自主企画「印象B」を開催。両公演ともチケット完売。

10月26日に梅田CLUB QUATTRO、名古屋ell.FITS ALL、LIQUID ROOMにて、自主企画「印象・日の出」を開催。初のワンマンツアーとなった。全公演チケット完売。

また、「印象・日の出」の追加公演として、「印象・日の出 外伝」を開催。新潟、宮城、北海道、広島、香川、兵庫、福岡、東京の8ヶ所で行われた。

2014年

4月17日、名古屋CLUB QUATTRO、18日に大阪BIG CAT、21日に東京SHIBUYA-AXにて「印象C」を開催。全公演チケット完売。

夏公開の映画『アップルシード アルファ』に楽曲参加。『トーキョーシティ・アンダーグラウンド』の英語詞が挿入歌として使用される。

10月から、J-WAVEで放送されているラジオ番組『THE KINGS PLACE』の火曜パーソナリティーを担当する。

2015年

4月29日、NHK Eテレ系テレビアニメ『境界のRINNE』エンディングテーマである通算4枚目のシングル『トキノワ』を発売。

7月29日、『境界のRINNE』の後期オープニングテーマとなる通算5枚目のシングル『裏の裏』を発売。

9月9日、通算3枚目のフルアルバム『娑婆ラバ』を発売し、11月にはアルバムを引っさげたリリースツアー「娑婆めぐり」を開催した。さらに12月22日には同ツアーのファイナル公演として自身初の単独日本武道館公演となる「GOKURAKU」を開催、大成功を収めた。

2016年

4月6日、前年開催の日本武道館公演の模様を収めた初の映像作品『Live at 日本武道館 “GOKURAKU”』を発売。

4月27日、通算6枚目のシングル『ヨアケマエ』を発売。

7月27日、通算7枚目となる両A面シングル『永すぎた春 / ハイパーリアリスト』をリリース。これに合わせ、顔を完全に公開した新しいアーティスト写真が公開された。

11月23日、デビュー5周年となる日にあわせ、8枚目のシングル『メーデー』をリリース。

12月には東名阪で「パスピエ 5th Anniversary Hall Tour」と銘打って初となるホールツアーを開催した。

2017年

1月25日、メジャー4thフルアルバム『&DNA』(読み:あんどでぃーえぬえー)をリリースした。また、リリースツアーとして「DANDANANDDNA」(読み:だんだんあんどでぃーえぬえー)を開催。ツアーファイナルは初となるNHKホールで行われた。なおツアータイトルは成田考案によるもの。

3月を以って火曜日の放送を担当していた『THE KINGS PLACE』を卒業(4月より同枠はフレデリックが担当)。

5月13日に出演した「森、道、市場2017」をもってやおが脱退。以降佐藤謙介らをサポートに迎え、4人体制での活動を開始。

6月30日、新体制初となる作品として配信限定シングル『あかつき』をリリース。

8月23日、5月のNHKホール公演の模様を収めた2枚目の映像作品『パスピエTOUR 2017 “DANDANANDDNA” - Live at NHK HALL -』を発売。これがやおがパスピエに参加した最後の作品となった。

10月18日、ミニアルバムとして通算4枚目、メジャー2枚目となる『OTONARIさん』がリリースされた。またリリースツアー「OTONARIさんのONOMIMONO」を全国3都市4公演で開催。

2018年

4月4日に通算5枚目、メジャー3枚目のミニアルバム『ネオンと虎』をリリースし、5月からリリースツアー「カムフラージュ」を開催。このツアーは全国15都市で自身最大となる21公演が行われ、うち6都市12公演については2日間で「ネオン編」「虎編」という異なるテーマを設定した2DAYS公演が行われた。

10月、初となる東阪野外公演ツアー「印象H」を開催。6日に東京・日比谷野外大音楽堂で、14日には大阪・服部緑地野外音楽堂でそれぞれ公演を行った。

2019年

2月、結成10周年を迎える。

5月22日、メジャー5thフルアルバム『more humor』をリリース。発売が告知された同年3月20日から24時間限定でリード曲である『ONE』の先行視聴が実施された。また6月からアルバムリリースツアー「more You more」を全国9都市10公演で開催。

2020年

1月23日にユニバーサルミュージック内の自主レーベル「NEHAN RECORDS」設立を発表。またこれまでに所属事務所をワーナー系のCENTROからユニバーサル系のユニバーサルミュージックアーティスツへ移籍している。

2月5日、配信限定シングル『まだら』をリリース。同曲は1月から放送のMBSドラマ特区「ホームルーム」(主演:山田裕貴、原作は千代による同タイトルのコミック作品)のエンディングソングとして書き下ろされたもので、バンドにとって連続ドラマのテーマ曲を担当するのは初めてのことである。

2月16日に結成十周年記念公演「EYE」(読み:いわい)を昭和女子大学人見記念講堂で開催。チケットはSOLD OUT。本公演はメンバー4名と佐藤謙介(Dr)のバンドメンバー5名に加え、室屋光一郎(1stVn)、柳原有弥(2ndVn)、島岡智子(Va)、水野由紀(Vc)の4名からなる弦楽カルテットや斎藤祥子(Perc)を迎えた編成での演奏が行われたほか、ゲストとしてHIFANAを招いての演奏も披露された。

5月5日、楽曲の歌詞およびすべての楽器の旋律がいわゆる「回文」となった楽曲『202 OTO 505』(読み:おと)をYouTubeで公開。これはこの日の日付8桁をデジタル標記(7セグメントディスプレイ方式)で表示すると線対称になっており、アルバムタイトルや歌詞などに回文を取り入れてきた同バンドとしてこの日に向けてなにかできないかというところから生まれたアイデアだという。また、同日にライブイベント「TUI」(読み:つい)を開催する予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮し、予定していたセットリストをそのままに、リモート収録された音源を重ね合わせた「シミュレーションライブオーディオ」として配信した。

6月10日、ロート製薬「ロートジー デジタルMVフェス」という企画のコラボレーションソングとして配信限定シングル『真昼の夜』をリリース。この企画の第一弾アーティストとして起用された。

8月26日、配信シングル『SYNTHESIZE』をリリース。

9月9日にはUNIVERSAL MUSICによるオンラインライブプラットフォーム「LIVE-X」より自身初となるオンラインライブを開催。

10月16日、自主企画ライブ「AJIMI」を開催。これは2020年2月以降の新型コロナウイルス感染症拡大後自身初となる有観客ライブであり、2部制かつ第2部に限り有料生配信を並行するという形式で実施された。

12月9日、6枚目のフルアルバム『synonym』をリリース。レーベル立ち上げ後初のCDリリースとなった。同作には先にリリースされた『まだら』『真昼の夜』『SYNTHESIZE』が収録されるほか、先述の『202 OTO 505』についてもタイトルを『oto』としたうえで収録されている。25日にはLINE CUBE SHIBUYAにて同作を提げたライブ「synonium」を開催した。

2021年

5月26日、配信シングル『グッド・バイ』をリリース。同作を引っさげ、7月3日から10日まで東名阪にてワンマンツアー「PSPE TOUR 2021 KAIKO」を開催。2019年の「more You more」以来約2年ぶりのツアー開催となった。

7月14日の『影たちぬ』を皮切りに、『ミュージック』『アンダスタンディング』『言わなきゃ』『見世物』『PLAYER』を配信シングルとして連続リリースする。 12月8日、本年リリースされた上記配信シングル7曲も収録される7枚目のフルアルバム『ニュイ』を発売。

2022年

2月に前年末リリースの『ニュイ』を引っさげ「PSPE TOUR 2022 ニュウ!」を開催。東京公演は成田の体調不良により4月に延期開催となった。

4月14日、配信シングル『もののけだもの』をリリース。

6月、バンド初となるBillboardツアー「PSPE Billboard Live Tour 2022 "table"」を東京・大阪で計6公演開催。また、同月8日にはMBS/TBSドラマイズム『ロマンス暴風域』のエンディングテーマとなる配信シングル『4×4』をリリースした。

8月、配信シングル『スピカ』をリリース。

10月、配信シングル『微熱』、『浮遊層』を同じ月にリリース。同時期にアルバム『ukabubaku』の発売も発表された。

11月、アルバム発売に先立って先行配信シングル『かはたれ時に』、『発色』をリリース

12月7日、8枚目のフルアルバム『ukabubaku』をリリース。通常盤、初回限定盤、PSPE盤の3種により発売された。

2023年

1月から2月にかけ、前年末発売の『ukabubaku』を引っさげ、『PSPE TOUR 2023 ugokubaku』が開催された。

4月19日、配信シングル『GOKKO』をリリース。

6月7日、配信シングル『バジリコ』をリリース。

10月11日、配信シングル『化石のうた』をリリース。

10月28日より、全国ツアー『PSPE 2023 TOUR ア・直・色』を開催。

12月6日、9枚目のフルアルバム『印象万象有象無象』をリリース。通常盤、初回限定盤の他にPSPE盤も登場。初回限定盤並びにPSPE盤には、『大胡田なつき』によるアートブックが付随。

2024年

2月16日、25日に、前年度末リリースアルバムを引っさげ、『印象万象有象無象現象』を開催。

3月14日、「SAYONARA HEAVEN」がABCテレビ制作ドラマ「あなたの恋人、強奪します」に起用されることが発表された。

5月11日、公式YouTubeチャンネルにて、『FREEdom』という無料生配信ライブを開催。その中で、15周年記念ライブ「15年鑑」の開催と新曲「避雷針」という楽曲を配信リリースすると発表された。

5月22日、15周年イヤー初となる配信シングル「避雷針」をリリース

ディスコグラフィ

シングル

配信限定シングル

ミニアルバム

フルアルバム

映像作品

参加作品

  • Esto es unBORDE』 (2012年12月5日 - 2013年1月8日・iTunes限定)
    • 「トロイメライ」が収録。
  • Esto es unBORDE DOS』 (2013年12月4日 - 2013年12月31日・レコチョク限定)
    • 「フィーバー」が収録。
  • PARTY』/ DJやついいちろう(エレキコミック) (2014年6月4日発売)
    • 「フィーバー」が収録。
  • APPLESEED ALPHA ORIGINAL SOUND TRACK』(2015年1月7日発売)
    • 映画『Appleseed Alpha』のオリジナルサウンドトラックの日本盤。「Tokyo City Underground (English ver.)」が収録。
  • Feel + unBORDE GREATEST HITS』/ unBORDE all stars(2016年3月9日発売)
    • 「Feel」にユニットメンバーとして参加。
    • 「トキノワ」が収録。 
  • Thank you, ROCK BANDS! 〜UNISON SQUARE GARDEN 15th Anniversary Tribute Album〜』(2019年7月24日発売)
    • UNISON SQUARE GARDENのトリビュートアルバム。「場違いハミングバード」をカバー。
  • 麦本三歩の好きな音』(2021年3月10日発売)
    • 住野よるによる小説『麦本三歩の好きなもの』主人公・麦本三歩が好きな曲を集めというコンセプトのアルバム。「正しいままではいられない」が収録。

楽曲提供・演奏参加

  • 怪・セラ・セラ/山下智久
    • 成田が作曲、大胡田が作詞、成田・三澤・露崎・やおが演奏でそれぞれ参加。
  • ガムシャラ/みゆな
    • 成田が作曲・演奏で参加。
  • 23時の春雷少女/鬼頭明里
    • 成田が共編曲・演奏で参加。
  • 夢うらら/甲田まひる
    • 成田が編曲で参加。
  • 『さようなら、素晴らしい世界』(アルバム)/Indigo la End
    • 露崎がサポートベーシストとして全曲に参加。
  • ハルウタ/いきものがかり
    • 成田が演奏で参加。
  • いつだって僕らは/いきものがかり
    • 成田が演奏で参加。
  • メジャー/ポルノグラフィティ
    • 成田が演奏で参加。
  • ハウル/LiSA
    • 成田が演奏で参加。
  • Nicogoly/マテリアルクラブ
    • 成田が演奏で参加。なお、歌詞中に成田が「ナリハネ from パスピエ」として登場する。
  • 告白の夜/マテリアルクラブ
    • 成田が演奏で参加。
  • New Blues/マテリアルクラブ
    • 成田が演奏で参加。
  • 白と嘘/Rain Drops
    • 成田が演奏で参加。
  • YUBIKIRI/ヒトリエ
    • 成田が演奏で参加。
  • 卒業証書/ODD Foot Works
    • 成田が演奏で参加。
  • short hair EGOIST(featuring 小松未可子)/Q-MHz
    • 三澤が演奏で参加。
  • Catch me if you JAZZ/小松未可子
    • 三澤が演奏で参加。
  • my dress code/小松未可子
    • 成田・三澤が演奏で参加。
  • THE WANTED CRIMINAL/マーゲイ with PPP
    • 三澤が演奏で参加。
  • Drive your dreams/mahina
    • 三澤が演奏で参加。
  • トーク!トーク!トーク!/DIALOGUE+
    • 大胡田が作詞で参加。
  • プライベイト/DIALOGUE+
    • 大胡田が作詞で参加。
  • I my me mind/DIALOGUE+
    • 大胡田が作詞で参加。
  • パンケーキいいな/DIALOGUE+
    • 大胡田が作詞で参加。
  • D+ has come/DIALOGUE+
    • 大胡田が田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)と共作詞で参加。
  • うしみつあっパレイド/DIALOGUE+
    • 大胡田が作詞で参加。
  • 誰かじゃないから / DIALOGUE+
    • 大胡田が作詞、成田が作曲と編曲で参加。

タイアップ一覧

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ヘビーローテーション/パワープレイ

テレビ

ラジオ

その他

ミュージックビデオ

出演ライブ

自主企画

その他

脚注

注釈

出典

外部リンク


Text submitted to CC-BY-SA license. Source: パスピエ (バンド) by Wikipedia (Historical)



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