はいだ しょうこ(1979年〈昭和54年〉3月25日 - )は、日本の歌手、女優、タレント、声優。本名:拝田 祥子(はいだ しょうこ)。宝塚歌劇団所属時の芸名は、千琴 ひめか(ちこと ひめか)。歌劇団在団時の愛称は、ショーコ。
東京都国立市出身。宝塚歌劇団84期生。NHK『おかあさんといっしょ』第19代目うたのおねえさん。東宝芸能を経てホリプロ所属。
父は前国立音楽大学准教授で、現ミュージカルアカデミー ドリーム学院長、国際ピアノデュオ協会会員、立川市地域文化振興財団評議委員の拝田正機。母は声楽家で、ミュージカルアカデミー ドリーム声楽コース講師。姉は薬剤師。はいだ曰く「歌う薬剤師」で、はいだのソロCDにコーラスで参加したり、コンサートにゲスト参加したこともあり、はいだのブログにもたびたび登場している。
小学校在籍時には「全国童謡コンクール」でグランプリ賞受賞。9歳から中田喜直に師事し、童謡・ポップスを学び、この頃から童謡歌手としてコンサート活動を行っていた。国立音楽大学附属高等学校声楽科に進学。
モデルクラブにも所属していたことがあり、1985年には『家醸本みりん』のCMに出演していたことがある。
中学2年生の時より本格的に宝塚歌劇団を目指し、高校2年生の時に2度目の受験で宝塚音楽学校に合格し、国立音楽大学附属高等学校声楽科を中退し入学。宝塚音楽学校卒業時には「オペラ部門首席/ポピュラー部門最優秀歌唱受賞」を受賞。
1998年に音楽学校を卒業後、『千琴ひめか』の芸名で宝塚歌劇団に入団(84期)。同期には遠野あすか、白羽ゆり、音月桂、桐生園加らがいる。宙組公演『シトラスの風』で初舞台を踏み、組み回り出演を経て星組に配属。主に娘役として活躍したが、いわゆる『トップ』(主役)の経験はない。
2001年には星組公演『ベルサイユのばら2001』で、通常最低でも6年目以上でないと務められないとされるエトワールを異例の入団3年目で務めた。2002年秋、宝塚歌劇団を退団。
その後、2003年4月7日から2008年3月28日までの5年間、NHKの未就園児向け番組『おかあさんといっしょ』の第19代目うたのおねえさんとして活躍した。宝塚歌劇団出身のうたのおねえさんは、第8代目の森晴美以来となる歴代2人目。就任時に「たくさんの子供達に自分の名前を覚えてもらいたい」という本人の意向から、芸名を本名のひらがな表記の『はいだしょうこ』に改名。
番組で共演したうたのおにいさんは第10代目の今井ゆうぞう。共演したたいそうのおにいさん、おねえさんは、最初の2年間は佐藤弘道ときよこ(当時:タリキヨコ)、その後の3年間は小林よしひさといとうまゆ。
うたのおねえさん卒業後はソロ歌手、女優、タレントとして活動。
個人的にコンサートを開催したり、『おかあさんといっしょ』の派生イベントである『○○がやってきた!』にも不定期に出演。
2008年、BS-i(現在のBS-TBS)で、北京五輪スポーツキャスターに抜擢される。
2009年10月よりフジテレビ系『笑っていいとも!』の毎週火曜日にレギュラーとして出演。また8月にはソロ歌手として初の大人向けのライブを行う。
2010年10月よりスタートする子ども・アニメ専門チャンネル「キッズステーション」で放送される子供向け音楽番組の『うたばこ』で初めてのMCを務める。また、秋の火災予防運動ポスターモデルに協力したことから、東京消防庁より消防総監感謝状が贈られた。
「おかあさんといっしょ」を卒業した当初は個人事務所を作って芸能活動をしていたが、2011年3月1日に所属事務所を東宝芸能へ移籍。3月7日には、初フォトエッセイの「しょうこの虹色メロディー」を出版。同年3月29日をもって、『いいとも』のレギュラーを降板。
2013年8月に所属事務所をホリプロへ移籍。
2016年にはNHK大河ドラマ『真田丸』に浅井三姉妹の次女・初役で出演し、大河ドラマ初出演を果たす。
2歳年上の一般人男性と2012年3月25日に結婚。結婚式はハワイで行った。
2024年1月4日、インスタグラムで離婚したことを発表。
特技はバレエ、ジャズダンス。
趣味はミュージカル観劇、ドライブ(助手席専門)、温泉巡り。
「うたのおねえさん」のオーディションは、宝塚歌劇団を退団した直後に童謡歌手時代に共演した女性歌手から、「うたのおねえさんのオーディションが今行われている」という話を聞いて受験した。最終選考ではいだを含めて6人残った受験者が控室で次の選考に向けて準備をしている際、ある受験者が課題の歌の歌い方を他の受験者に聞いて回っていた(この時のことに関して『おかあさんといっしょ』卒業後にはいだはラジオ番組で「審査員の人が最終選考の控室の中にいたらしい」という発言をしている)。当然ながら他の受験者は自分の練習を優先させていたが、はいだだけが自分の練習を止めてその受験者の練習を手伝った。そのことがうたのおねえさんとして採用される決め手になった。
うたのおねえさんを務めていた当時、佐藤弘道からは「子供を黙らせる絵を描かせたら日本一」と評された。さらに両親からも「人前で絵を見せることだけはするな」と釘を刺されていたが、結局仕事上で描かざるを得なくなった。
2006年4月28日放送の『おかあさんといっしょ』の番組内のコーナー「やぎさんゆうびんリクエスト」において、当時同番組のマスコットキャラクターであった「スプー」の絵を絵描き歌で描くことになり歌いながらスプーの絵を描いたが、はいだが描いたスプーは本来のスプーのデザインとは大きくかけ離れていたことで話題になった。はいだの旧公式ブログのバナーには、この時に描かれた「スプー」のシルエットが用いられていた。
これをきっかけにはいだの絵に注目が集まり、イラスト関連の仕事もこなすようになった。2008年には、オンラインゲーム会社のジークレストが、自社のキャラクター「ココロ」をはいだに模写させ、そのイラストをゲーム内のアイテムとして配布するキャンペーンを行った。ジークレスト側は「はいださんは主婦層の人気が高く、新しいユーザーの獲得にも寄与できるのでは」としており、はいだのイラストをデザインしたTシャツのプレゼントなども実施した。また、はいだは、ゲーム内のアバターの衣装デザインなども手がけている。
2017年にはNTT西日本の電報スペシャルムービーでも、18キャラクターの作画を担当するほか、歌と声も担当している。
アルバム
シングル
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