『チェインクロニクル』(Chain Chronicle)は、2013年7月26日よりセガ(旧セガネットワークス)から配信されているスマートフォン向けオンラインカードバトルRPG。公式でもよく用いられる略称は「チェンクロ」。「CC」という略称もある。開発はセガ(旧セガ・インタラクティブ)第一研究開発本部。
2014年7月17日公開の第2部からは『チェインクロニクル〜絆の新大陸〜』、2016年11月24日公開の第3部は『チェインクロニクル3』、2020年11月26日公開の第4部は『チェインクロニクル 第4部-新世界の呼び声-』と改題している。
本作は、作品の柱となる「メインストーリー」と、『チェインクロニクル3』の時点で800人以上の人物が登場するキャラクター達のストーリー群で構成されている。登場人物一人ひとりに「キャラクタークエスト」が設定されている。また、第1部、第2部に関しては、特定のキャラクターに関しては進行型クエストの「チェインストーリー」が存在する。2017年末段階では以下の3シリーズ構成となっており、「第1部、第2部」と「第3部」の作品を選択し、それぞれの世界観をプレイできる仕様となっている。なお、第2部は第1部をクリアしていないとプレイできないが、第3部は第1部、第2部をクリアしていなくてもプレイできる。
プロデューサーの松永純によると、本作は松永が過去にメインプランナーとして関わった『三国志大戦』を原型とし、同作のバトルシステムの根幹やストーリーなどのシステム面をスマホナイズして活用している。また、キャラクターストーリーの出現方法などは同作のストーリーモードを原型としている。本作のゲームシステムはTYPE-MOONの『Fate/Grand Order』などに影響を与えた。
同じ職業でも違う職階にある場合がある。
通常のクエストとは別に用意されており(クエスト内のマップ上では聖王国内「はじまりの村」に存在)、下記の特定イベントの他「義勇軍強化クエスト」等といった大小様々なイベントが用意されている。 特に下記の「魔神襲来」のみ共通した特徴がある。
以下はゲーム外でのコラボ
シリーズを通して、大多数のキャラクターが存在するため、メインストーリーに深くかかわり、かつ、キーとなるキャラクターのみ記述する。
本作のキャラクターは、シナリオ担当者が提出したイメージや設定資料等をもとにデザインチームが設定を記述した発注書を作り、その発注書をイラストレーターへ渡すという形で作成され、イラストレーターからの提出物をもとに専用武器等を3D化するという形で作成されている。
本作の第1部、第2部のメインストーリーおよび、キャラストーリーの多くのシナリオは松永純が担当した。また、作家集団・クオリアのメンバーのうち、下村健がメインストーリーとチェインストーリーの多くを手掛けたほか、原山燐太郞が第3部の「絆の軌跡」のシナリオを執筆した。
第3部のメインストーリーはセガ・インタラクティブの開発チームが担当しており、各主人公に担当者を設けて執筆している。ヘリオス編のみ担当者が変えられている
本作は、スマートフォン向けアプリのシナリオ構造を決定づけ、『Fate/Grand Order』など本作に影響を受けた作品も登場した。
特に、ガチャで入手できるキャラクターに付属するシナリオ(キャラクタークエスト)は、ユーザーがガチャを回す動機付けに成功した。
『チェンクロラジオ』は、文化放送、ラジオ大阪、超!A&G+で放送されたラジオ番組。正式タイトルは『セガネットワークス Presents(パーソナリティ名)のチェンクロラジオ』としている。文化放送は日曜21:30 - 22:00、ラジオ大阪は日曜24:00 - 24:30に放送され、超!A&G+は地上波放送から一週遅れの日曜20:00 - 20:30にて配信されていた。2015年4月より文化放送日曜21時台が『セガネットワークスアワー』としてセガネットワークスが1時間提供することに伴い、番組がその第2部として組み込まれる事になり、タイトルが『セガネットワークスアワー (パーソナリティ名)のチェンクロラジオ』に変更となる。本番組の放送時間、内容に変更点は無いが、ラジオ大阪へのネット放送は2015年3月で終了、超!A&G+は地上波放送から5時間遅れの日曜26:30 - 27:00にて配信される事になった。2016年4月から2017年4月まで文化放送日曜21時台が『セガネットワークスアワー』が『せがあぷラジオ』としてリニューアルされた事に伴い、2016年3月27日で放送終了。当番組のパーソナリティが引き続き『せがあぷラジオ』のパーソナリティを担当した。
放送開始から第8回までの約2ヶ月間は、「井口裕香・(いつか出会う)のチェンクロラジオ」とし、井口裕香が一人で番組のパーソナリティをしていたが、第9回より「いつか出会うパートナー」として花澤香菜が正式メンバーとなり、タイトルも「井口裕香・花澤香菜のチェンクロラジオ」になった。花澤は第8回にゲストとして出演した。
井口・花澤による放送は第26回(2014年9月末)で終了。翌週(2014年10月)より緑川光、今井麻美、内田彩が新パーソナリティとなり、「緑川光・今井麻美・内田彩のチェンクロラジオ」にタイトルが改められた。緑川は第15回(井口・花澤時代)にゲストとして出演した。
本番組のスピンオフ動画番組がYouTube上で公開(隔週水曜日更新)。
井口・花澤時代は、2014年4月9日から「井口裕香・(いつか出会う)のチェンクロできるかな?」として開始し、6月2日の第5回より「井口裕香・花澤香菜のチェンクロできるかな?」に改題した。9月30日の第13回で終了となった。
井口と花澤が開発スタッフにレクチャーを受けながら実際にゲームを行い、本作の魅力などを語った。余談だが井口はプライベートでもプレイしており、ユーザー名は「サスケ」であることを公言している。
パーソナリティが緑川・今井・内田に交代した後は、「緑川光・今井麻美・内田彩のもっと!チェンクロできるかな?」にタイトルが改められ、2014年10月15日の第1回から2016年4月1日の第39回まで配信された。
『チェンクロラジオ』・『せがあぷラジオ』の流れを汲む形で、『チェインクロニクル公式WEBラジオ「ちぇんらじ」』が音泉、チェインクロニクルYouTube公式チャンネルにて2017年6月5日より毎週月曜日 19:00 に配信されている。
2014年7月21日、ショートアニメ化が発表。『チェインクロニクル 〜ショートアニメ〜』のタイトルで、同年12月18日にDVDがサークルKサンクス限定で発売された。
2015年12月6日に開催された「セガネットワークスファン感謝祭2015」にて、TVアニメ版の正式タイトルが『チェインクロニクル 〜ヘクセイタスの閃(ひかり)〜』になることが発表された。 タイトルの「ヘクセイタス」(Haecceitas)とは、あるものを他のものと区別する要素を意味しており、サブタイトルには黒の王がこの世界を終わらせて新世界を創ろうとする中で、主人公達が、今この瞬間ここに存在する「他ならぬ自分」が「自らの手」で運命を切り拓く物語であるという意味が込められている。
2016年7月31日に開催された「「絆の大感謝祭」ファンミーティング2016」において、主要担当声優の発表が行われた。
2017年1月より3月まで全12話が放送されたほか、放送に先駆けて2016年12月3日から第1章(第1話 - 第4話)、2017年1月14日から第2章(第5話 - 第8話)、2017年2月11日から第3章(第9話 - 第12話)が2週間限定で映画館にてイベント上映されており、それに並行して約2週間後にデジタルセル版が配信されている。入場者プレゼントとして黒騎士、ユリアナ、ファティマのいずれかのSSRアルカナが入手できるURLが記載されたスクラッチカードが配布される。興行収入は第1章が1600万円、第2章・第3章がともに1100万円。
本作はゲーム第1部第10章に該当する箇所で「義勇軍と連合軍が黒の軍勢に敗れていたら」という世界が描かれる。 また、本作にはゲームの主人公に相当するキャラクターとしてユーリが登場したほか、もう一人の主人公としてアラムが登場した。
監督・演出・脚本は芦名みのる、ぷちキャラクターデザイン・作画監督はたけはらみのる、アニメーション制作はスタジオぷYUKAI。
チェインクロニクルの世界をイメージしたチェンクロ酒場が期間限定でオープンした。2013年11月28日~12月22日まで「欧風ギルドレストラン ザ・グランヴァニア」でin東京が、2014年3月4日~3月18日まで「ビアーズテーブル KELLER KELLER」でin大阪が、2014年3月20日~4月3日まで「チキチキバンビーノ」でin名古屋がオープンしていた。
2014年8月9日、10日、16日、17日にとしまえんにて開催。
『チェインクロニクル』の公開から1周年を迎えたことを記念して開催されたイベント。参加者が義勇軍の一員となって、黒の軍勢を戦うリアル・クエストなどの体感型リアルRPGや出張チェンクロカフェが行われた。
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