『BORDER』(ボーダー)は、日本の小説家・金城一紀原案により2013年から開始された漫画、小説、テレビドラマのメディアミックスプロジェクト。作品はテーマと主要人物の基礎設定を共有し、メディア毎に別の作家による異なったストーリーを展開する。
主人公はある事件によって頭に銃撃を受け、脳に弾丸を残したまま奇跡的に一命を取り留めると共に、死者と交信する能力を手にした刑事・石川安吾(いしかわ あんご)。テレビドラマ版は金城自身が脚本を手掛ける。タイトルの「BORDER」とは、この能力により主人公が直面し葛藤する、生と死、正義と法、死者からもたらされる真実と事実とのギャップなど、様々な境界線を表している。構想当初から主人公・石川のキャラクターはドラマ版に主演する小栗旬のイメージで作られた。
プロジェクト全体としてのキャッチコピーは「人は死んだら、どこに行くんだろう。」。
『BORDER』のタイトルで、2013年12月号(2013年11月2日発売号)から2015年5月号(2015年4月4日発売号)まで『ヤングエース』にて連載された。作画は小手川ゆあ。
金城を原案とし、古川春秋によるオリジナルプロットで小説化。漫画版に次いで2014年に書き下ろしの文庫版が発売された。
『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(ボーダー けいしちょうそうさいっかさつじんはんそうさだいよんがかり)は、2014年4月10日から6月5日まで毎週木曜日21:00 - 21:54に、テレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で放送された。金城一紀によるオリジナル脚本で、連続ドラマでは珍しく当初から結末までプロットを制作して撮影されていた。
本項での「SP」はスペシャルを表す。
衝撃的かつ挑戦的な結末などが評価され、ザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品賞などを受賞している。
2017年10月29日21:00 - 22:54にドラマスペシャル『BORDER 贖罪』が放送された。当初10月22日の放送を予定していたが、同日に行われる第48回衆議院議員総選挙の特別番組のため放送日が変更された。
ドラマスペシャルに先立って、同月6・13日23:15 - 翌0:15に2週連続のスピンオフドラマ『BORDER 衝動〜検視官・比嘉ミカ〜』も別途放送された。
◆(石川と接触した死者)
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